つくば市議会議員 金子かずお


週刊・新社会つくば
2009年2月24日 第642号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

特別支援教育について①


質問・金子かずお議員

特別支援教育についてであります。

二〇〇七年年四月から特殊学級教育から特別支援教育と法が変わりました。

これにより、小学校と中学校の普通学級に在籍する教育上特別な支援を必要とする児童生徒に対して、適切な教育が行われることになりました。

近年、小中学校において特別支援学級数の増加、認定就学制度の開始、通級による指導の対象にLD、ADHDを加え、児童生徒の受け入れの機会が増加をしてきております。

文科省の調査でも、通常の学級にLDやADHDの、また高機能自閉症など特別な支援を必要とする児童生徒が約6%いることを明らかにしました。

こうした状況を踏まえ、小中学校において発達障害を含む障害のある児童生徒に対し、食事や排せつ、教室移動の補助といった学校における日常生活上の介助や、LDの児童生徒に対する学習支援、ADHDの児童生徒に対する安全確保などの学習活動上のサポートを行う人を特別支援教育支援員という広い概念で整理し、活用することの重要さを認識し、二〇〇八年度には3万人程度の人が配置をされていると聞いております。

つくば市では、教育補助員として国による制度が以前からの取り組みで今日まで行われ、一定の成果が上がっているものと思っております。

そこで伺いますが、特別支援教育と特別教育支援員の役割と支援についてお尋ねしたいと思います。


答弁・柿沼宜夫教育長

特別支援教育についてお答えいたします。

平成十九年度から市内小中学校において、発達障害、すなわちLD、ADHD、アスペルガー等を含むさまざまな障害のある児童生徒に対する学校生活上の介助や学習活動上の支援などを行うため、学校に配置する特別支援教育支援員の配置事業が全国的に推進されていますが、つくば市は、平成十二年度から教育補助員配置事業として実施し、広い意味での障害のある児童生徒の生活支援や安全確保のために配置してまいりました。


質問・金子かずお議員

特別支援教育支援員の配置に必要な経費についてお尋ねしたいと思います。


答弁・柿沼宜夫教育長

特別支援教育事業としましては、教育補助員配置事業のほかに巡回相談や就学相談の充実に力を入れてまいりました。




(c) Kaneko Kazuo 2009-