つくば市議会議員 金子かずお


週刊・新社会つくば
2009年3月3日 第643号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

特別支援教育について②


質問・金子かずお議員

特別支援教育支援員の配置内容についてお尋ねしたいと思います。


答弁・柿沼宜夫教育長

つくば市は特別支援教育支援員配置に対しまして、地方交付税措置が行われておりませんので、他の市町村との差異については比較はできませんが、しかしながら児童生徒の増加に伴って発達障害の児童生徒がふえている現状であります。

このことを踏まえ、今後は発達障害の児童生徒への支援体制については、検討していく必要があると考えます。


質問・金子かずお議員

それから、特別支援教育であります。

特別支援教育については、先ほど(前号)教育長から答弁がありましたけれども、文科省も幾つか具体的に事例を挙げて特別支援教育と特別支援教育支援員の役割について出しているわけですね。

それによりますと、一つとしては基本的生活習慣確立のための日常生活上の介助、二つ目として、発達障害の児童生徒に対する学習支援、三つ目として、学習活動及び教育機関移動等における介助、四つとしては、児童生徒の健康及び安全確保関係、五つ目として、運動会、これは体育大会も含めてでしょうけれども、学習発表会、修学旅行等の学校行事における介助、周囲の児童生徒の障害理解促進など、事例として挙げて指示文書を出しているわけですね。これは、私は非常に重要なことだと思っております。

これらについて、つくば市の現状についてどのようになっているのかお尋ねしたいなと思います。


答弁・柿沼宜夫教育長

国の特別支援教育支援員の役割と、それから、つくば市の教育補助員についてのちょっと違いを申し上げたいと思います。

文部科学省の通達では、特別支援教育は学校全体で推進することが望ましいとされておりました。

しかし、これについては、全く予算措置はされておりませんでした。つくば市は、平成十二年度から教育補助員制度を導入して対応してまいりました。

特に動きの激しい児童生徒の安全確保や危険な行動の防止、車いすの介助、学習環境の配慮など、広い意味での障害のある児童生徒に対して支援を行ってきたわけであります。

平成十九年度より国は、学校に1名の支援員をつける事業を推進しておるわけでありますけれども、しかし発達障害の児童生徒に対しては、今後一層数がふえてまいりますので、つくば市でも配慮していかなければならないと思っております。




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