つくば市議会議員 金子かずお


週刊・新社会つくば
2009年3月10日 第644号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

特別支援教育について③


質問・金子かずお議員

特別支援教育についてでありますが、つくば養護学校が開校して二年目(今年で三年目)を迎えているわけであります。

つくば養護学校に入学する児童生徒数が増加をしてきている状況であります。

つくば養護学校の開校に向けては、市長が県議会議員のときから携わっていただいておりますので、その辺の経緯は十分ご承知をいただいていると思っております。

しかし最近の特別支援教育について状況をお伝えしたいなと思っております。

茨城県の創設時の想定数は百八十人ということでスタートをしたわけでありますけれども、昨年は二百十一名、二十年は二百四十名の入学在校生を持っているわけです。

開校時の想定数から比べますと六十名もふえているということであります。

養護学校によりますと、知的障害2に対して、肢体不自由児1の割合で定員を定めているということですけれども、定員数というのは当初から定めていないということを聞いております。

ですから養護学校は、どんどん児童生徒を受け入れるという姿勢なのでしょうけれども、どんどん受け入れるっていったって、教室がなければ受け入れられなくなるということですから、いずれどこかの時点でいっぱいになってくるということになると、増築・新築をするしかないのですけれども、増築や新築がそう簡単にいくかどうかということを考えると、特別教室がなくなった時点でどういう状況になっていくだろうというと、養護学校に障害を持つ児童生徒の入学が困難になってくるということであります。

養護学校における入学が困難になってくるということが想定され、 そうなると、どこにしわ寄せが来るかというと、今度は特別支援学級としてあるつくば市立のそれぞれの学校に子供さんたちが入学をしてくる可能性のある話なわけですね。

入学をすること、そのことは別に悪いとか、良いとかという議論ではなくて、お聞き願いたいとおもいます。

そのような状況を考えたときに、文科省が特別支援教育というものについて二〇〇七年に方針を出したということは、この地区に携わる関係者としては、きちっとしていかないとなかなか大変な状況になるのではないかと思っております。

そういうことでありますので、これを機会にぜひ十分な調査と、そしてつくば養護学校と連携をとっていただいて、きちっとしたメッセージを関係者にお伝えしていただきたいということを申し上げておきます。答弁はいりません。




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