つくば市議会議員 金子かずお


週刊・新社会つくば
2009年4月14日 第648号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会一般質問から

定額給付金交付の手続きが始まりましたが、昨年末の議会で定額給付金の意義等について質問をしましたので内容の一部を紹介します。

定額給付金について


質問・金子かずお

定額給付金の意義については大きな議論を呼んでいるが、全国市長会や町村会では、自治体への丸投げではないかというふうにお話もあります。

つくば市に交付された場合の所得制限についての考え方を伺いたい。

定額給付金の交付が実施されたら、つくば市における経済的波及効果についてどのように想定するのか、また、つくば市の場合には業務上や手続上に問題は発生しないのか伺いたい。

答弁・飯野哲雄総務部長

定額給付金事業につきましては、現在、全国市長会や茨城県を通じて情報収集をしているところでございますが、その中で、総務省から示された資料によりますと、今回の給付金支給事業の目的は、景気後退下での住民の不安に対処するため、住民への生活支援を行うとともに、あわせて住民に広く給付することにより地域の経済対策に資することとされております。

したがいまして、その経済効果としましては、市内においても一定の効果が予想されると考えます。

また、所得制限につきましては、住民間及び自治体間の公平性の問題、窓口における混乱や事務負担の増大などが懸念されるため、全国市長会においても、できるだけ所得制限を設けない統一的な制度設計となるように国に対して要望をしているところでございます。

事務手続上の問題につきましては、期間限定の事務処理ということになりますから、国からの給付金の受け入れ時期や給付事務費に対する国庫補助の基準、給付対象者の正確な把握、遺漏のない確実な給付の方法など、今後、国の情勢を見きわめながら対応策を考えていかなければならないと考えております。

質問・金子かずお議員

定額給付金については、私も、多くの国民の中から定額給付金について待ち望む人もいると認識します。それはそのとおりだと思っています。

それはそれで結構だなと思っておりますが、私的に見れば、2兆円という大きな規模でありますから、政策的にも使うとか、例えば今、自治体で大変な財政不足で困っている社会保障費が毎年二千二百億円程度削減されてくるというような状況の中で、そういう福祉の政策に充てていくとか、あるいは私が、常日ごろから障害者自立支援法をもう少し充実させろと発言をし、障がい者・児の福祉に充てていくとか、介護保険制度の基盤整備に充てるとか。という形で対応していくことが望ましいと思います。

しかし、国の政策として進められていますのでこの程度とします。




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