つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年1月26日 第686号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

土砂災害の警戒地域について


質問・金子かずお議員

台風の影響による家屋の被害や田畑の被害、道路の被害、作物の被害、河川の被害などが全国で多く発生してきております。

また、近年の集中豪雨やゲリラ豪雨などの被害が日本列島を襲い、これまでに想定もしていない急傾斜地域での崩壊や河川排水路での多くの被害や被害者が出ている状況は周知のとおりであります。

このようなことから、土砂災害のおそれのある地区を明確にし、危険箇所の周知、警戒、避難など、体制整備の対策が求められてきております。

2001年4月に施行されました土砂災害防止法に基づき、土石流やがけ崩れなど、土砂災害のおそれのある箇所についての調査が県などによって行われておりますが、つくば市内の状況についてお尋ねをしたいと思います。

一定の基準に基づいて、土砂災害のおそれのある土砂災害警戒区域と、その土砂災害警戒区域で特に建物等に崩壊が生じ、市民に著しい危険が生じるおそ れのある土砂災害特別警戒地域などの指定の範囲が確認されてきている状況が全国各地で検証されておりますが、つくば市内でのその実態について、その対策に ついて伺いたいと思います。


答弁・川村晴一市民生活部長

ご質問の土砂災害警戒区域及び特別警戒区域の指定につきましては、茨城県知事が行うこととなっておりますが、現在、つくば市内はまだ区域指定がされておりません。

つくば市内の区域指定の現状について、茨城県に確認しましたところ、平成21年度に現地調査に着手し、区域指定、周知、警戒、避難など、体制整備を順次進めていく予定であるというふうに聞いております。

当然つくば市においても、土砂災害から市民を守るため、茨城県と調整を図りながら、早期の警戒区域指定に協力をしてまいりたいと思っております。


質問・金子かずお議員

土砂災害防止法は、1998年に広島県で起きた土砂災害で24名の尊い命が犠牲になったことを教訓に制定されるものだというふうに聞いております。

このことについては、石岡市などでは、土砂災害等特別警戒区域が指定されるというような見込みの中で、指定に伴う行政の対応の一つとして、地元の説明会なども開かれているということであります。

発表すればそれでいいという話でもないと思うのですね。不安をあおってもしようがありませんので、その辺どうするかということも大変重要だというふ うに思っておりますけれども、市が仮に指定されるようなことがあった場合、市の対応としてどのようなことをしていくのか、お尋ねしたいと思っております。

それから、先ほども話をしましたけれども、指定すればいいということではなくて、その指定した場所がその地域に不安を与えないために、どのような対策をとるのかということもあわせてお尋ねしたいと思っております。


答弁・川村晴一市民生活部長

土砂災害防止法に基づく警戒区域が指定された場合でございますが、市としましては、土砂災害ハザードマップを策定する予定でございます。

また、指定地域の住民に対し、地元説明会などを実施する予定でございます。

災害予防の啓蒙を行っていきたいと思っております。

また、過日発生しました山口県地方での土砂災害を教訓に、建築及び開発行為申請時の指導にも役立てていきたいと思っております。


つくば市議会


三月定例議会は2月25日開催

つくば市議会、三月定例議会は2月25日に開催される予定であります。

三月議会は、一般質問の他に新年度予算が計上されることから市長に対して三名以上の所属議員で構成している会派からの代表質問があります。

金子かずお議員の所属会は一名でありますので、会派からの代表質問は出来ません。

安全・安心調査特別委員会


危険箇所現地調査の実施する

金子かずお議員も所属している、通学路など公道で児童生徒の登下校の安全対策や危険箇所点検等を協議している市議会「安全・安心調査特別委員会(市川三郎 委員長)」では21日に委員会を開催して、前回実施した調査の報告を受けた後、前回に引き続き市内の学校区内を視察した。

今回は、二の宮小学校区、並木小学校区、竹園西小学校区、手代木南小学校区、手代木中学校区など校区内の安全対策について道路課職員を同行して調査をしました。


農林水産省主催・・・ため池百選 


宍塚大池も候補に上る

農林水産省は、農地に利用されているため池の保全・活用のために、全国21のため池の中からため池百選を選定する作業を進めています。

第一次選定作業において全国287ヵ所のため池が候補地として挙げられ、宍塚大池はこの候補の中に入り、さらにこの中から百選を選ぶために、一般の投票が今実施されています。

この投票結果を参考に「ため池百選選定委員会」が百選を決定します。

宍塚大池が、ため池百選に選定されることは、日本の代表的なため池として認知され、宍塚およびその周辺の里山の保全に大きな弾みをつける力になると「宍塚の自然と歴史の会」からお便りが届きました。


ため池百選:宍塚大池に投票を

誰でも、どなたでも投票はできます。




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