つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年2月9日 第688号 発行:新社会党つくば支部

小田城跡確認調査が進む


小田城跡は発掘事業では、後世に文化財を伝えるとともに、地元の地域づくりの柱として整備するため、保存整備事業を継続してきています。

平成16年度調査区域と17年度調査区域では池跡、虎口跡、石敷部、暗きょう等が発掘されてきている。18年度調査区域は虎口跡、19年度調査区域は土塁跡などが、20年度調査区域でも土塁跡や堀跡が発掘されている。

本丸跡についても、歴史広場として重点的に復元整備をするため、大規模な発掘調査を行なってきていますが、これら五年間の調査成果をもとに復元整備を進めてきています。

新たな発掘では城の構造を考える上で重要な曲輪や当初一つの区画と思われていた曲輪が実は二つの区画に分かれていたこと。堀跡では本丸の堀と直接つ ながらず間に土塁状の張り出し部が存在したこと。防御のための土塁跡の確認が新たにされる。城の大手道に関係すると思われる堀跡の発見など重要な成果と発 見がありました。

これらのことは小田城跡の構造を考える上でも重要な成果とされています。


第二回「小田城跡」シンポジウム


小田城跡は鎌倉から戦国時代まで茨城県南部で大きな勢力を持っていた小田氏の居城跡であります。

南北朝時代に北畠親房氏が滞在して「神皇正統記」を書いたことで全国的にも知られています。

9年から発掘調査を継続してきていますが、ここ五年間では本丸跡と周辺曲輪跡の一部で面的な本格発掘調査を実施してきています。

こうした発掘調査の成果や復元整備を広く知ってもらうため、教育委員会では左記の日程で第二回「小田城跡」シンポジウムを開催します。

シンポジウム「復元!小田城跡~発掘調査の成果から~」
日時 2月20日(土)午後一時
場所 つくばカピオホール
講演 中世小田の構造と変遷
講師 齊藤慎一(江戸東京博物館)
   小野正敏(国立歴史民族博物館)
   内山俊身(県立境西高等学校)
   中島義晴(文化庁)
   井坂敦實(市文化財保護指導員)
入場 無料


茨城ユニオンで抗議行動


長引く不況が続く中、派遣や非正規雇用で働く労働者から賃金の未払いや会社の一方的な都合による雇用止めなどがマスコミを通じて報道されていますが、県内でも雇用を守ってほしいと相談が各労働組合に寄せられています。

一人でも加入できる労働組合として活動している「茨城ユニオン」にも多くの相談が寄せられ、団体交渉などを通じて解決に取り組んできているが、茨城ユニオンでは労働者派遣法違反や賃金を未払いにするなどして誠意の無い企業に対し、会社前で抗議行動を行なった。


つくば市議会・予算の内示会


15日、つくば市議会は全員協議会を開催して新年度の予算案の内示を受ける予定となっています。




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