つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年6月8日 第703号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・議案質疑から]

この程、つくば市内の路外駐車場の指定管理者制度を導入する提案が都市建設委員会でありました。

金子かずお議員は指定管理者制度のあり方や今後について質しましたので紹介をします。

つくば市路外駐車場の指定管理者の指定について


質疑・金子かずお委員

指定管理者の提案でありますが、この事業は行政で仕事をしてもいいような気がします。なぜかというと、利益も積み込まれるような気がします。

ですから、指定管理者に出す前に、直営にという議論などについて、市としての考え方を持っていたのか、あるいは、検討委員会に諮られたとすれば、審議内容はどういう話になっていたのか、伺いたい。


答弁・大橋都市施設課長

貴重な意見を有難うございます。

確かに検討委員会の中では、特段そういった議論はなされておりませんでした。今、手元にあります実績報告を見ましても、平成17年度開業当時から 20年度まで四年間、私どもの方でも細かく実績報告等をいただいておりまして、万博記念公園前あるいは研究学園駅前駐車場、みどりの駅前駐車場、それぞれ 今三カ所運営されています。

利用率で、一時駐車が51・6%、定期利用に至っては91%というふうな、かなり実績もあります。

収支の方ですが、平成17年度から20年度までの四年間で、指定管理者の方の黒字ということから見ますと、約2,000万円、年間にしますと500万円程度の利益が上がっているという報告を受けております。

その中で、協定書にもありますように、駐車場運営の向上に向けたところで恩返しをしていってもらいたいというふうなことでうたっていますので、平成19年ですか、現場の方、約1,000万円の舗装を施工していただいております。

こういった中で、ことしまでで五年間、ことしは60万円前後の利益見通しをもくろんでいる状況ですが、こういった中で五年間やってきまして、さらに あと五年、庁舎も近くにできますので、副市長、あるいは市長の方に報告しまして、あと五年間は何とか今のままで運営していったらどうかなというご返答もい ただいておりますので、そういった中で、指定管理者としてあと五年間は運用していきたいと考えています。


質疑・金子かずお委員

指定管理者というのは一つの手段だと思っていますので、それをゼロという回答は私もしないつもりですけれども、今大変世の中厳しい状況で、みずからが雇用をつくっていくということも一つの方針があっていいと思います。

ですから、行政がどうかかわっていくかということによって、またそこに道が開けるということであるとするならば、それもまた一策ではないかなと思いますので、五年間の推移を見た上で、改めて検討していただきたいなと思います。




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