つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年7月27日 第710号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から

茎崎地区の整備はどうするのか 新市建設計画・・合併協定書


質問・金子かずお議員

新市建設計画は「つくば市・茎崎町合併まちづくり計画」と言われているわけでありますが、平成20年9月の定例議会でこの新市建設計画について質問をしてきた経緯があります。

この計画では、まちづくりの目標、新生つくば市の将来像、茎崎地区の役割、新生つくば市の土地利用構想の四つの基本構想を定め、期間は合併特例債の運用から10年とすることが明記をされております。

前回の質問では、基本方針の具現化について事業名を挙げて質問をしましたが、最終的な答弁では、新市建設の基本方針を踏まえつつ、第三次総合計画の後期基本計画に反映していくとの答弁があります。

このことについて、第三次総合計画の後期基本計画において具体的にどのような経緯を経てきているのか、お尋ねをしたいと思います。


答弁・市長公室長

つくば市・茎崎町合併まちづくり計画、いわゆる新市建設計画でございますが、第三次つくば市総合計画後期基本計画の策定過程におきまして、関係各課との調整を図り、新市建設計画の趣旨を踏まえ、後期基本計画原案を策定しているところでございます。

後期基本計画原案につきましては、総合計画審議会において審議され、昨年11月26日市長に答申をいただいているところでございます。


質問・金子かずお議員

前回の質問の時に地区名、地域名、あるいは事業名、仮設も含めて、具体的に聞きました。

そういうことでありますので、この際でありますので、改めてここでお聞かせを願いたいと思っております。

それはなぜかといいますと、平成20年9月の議会のときには、事業件数ベースで約78%が着手率だと言われましたので、そういうことからいくと、次 の段階として到達現状についてはどういう状況なのかということが非常に関心のあるところになりますので、特に茎崎地区を指定した事業について、何点か具体 的にお尋ねしたいと思います。

まず、一つは茎崎運動公園建設事業、次に、仮称でありますけれども、大池公園整備事業、それからつくば市・茎崎町連絡道路整備事業、これは大きな路線三つというふうに位置づけられていると思っています。

それから、(仮称)高見原天宝喜線改良舗装工事、それから都市計画道路小山大井線建設事業、それから国道6号線牛久市土浦バイパス建設、(仮称)く きざき農業ミュージアム整備事業、ひまわりまつり事業など、このときに名称を挙げて質問いたしておりますので、それら各事業の到達現状についてお尋ねした いと思っております。


答弁・市長公室長

各事業の到達状況といったことだと思います。

平成13年に新市建設計画が策定されてから8年が経過し、市を取り巻く社会経済状況は大きく変化しております。 

市の財政状況も一層厳しさを増しております。

このような状況のもと、各種事市民のニーズ、事業の熟度、重要性、費用対効果などを総合的に勘案し、事業に取り組んでいるところでございます。

ご質問の各事業の進捗状況でございますが、ご説明いたします。

まず、茎崎運動公園建設事業ですが、同公園内のテニスコートの夜間照明や野球場の防球ネットを設置いたしました。(仮称)大池公園整備授業につきましては、市の250の公園緑地の配置状況やライフサイクルコストなどの見地から、必要性を含め、検討を続けてまいります。

つくば市・茎崎町連絡道路整備事業につきましては、三路線のうち二路線の整備が済んでおります。

また、市道一‐一七一号線につきましては、補助事業を活用し、整備を進めたいと考えております。

(仮称)高見原天宝喜線改良舗装工事につきましては、来年度より工事に着手いたします。

また、都市計画道路小山大井線建設事業につきましては、計画されている国道6号バイパスと接する道路となりますので、国道バイパスの事業化について、国、県への要望をしているところでございます。

(仮称)くきざき農業ミュージアム整備事業につきましては、市民農園、体験農園、農産物オーナー制、グリーンツーリズム、つくば・いなか体験応援隊事業など、都市農村交流事業として全市的な取り組みを行っております。

ひまわりまつりにつきましては、つくば市民文化祭と合わせ、同時に開催をしているところです。


質問・金子かずお議員

最終的には、新市計画の基本方針を踏まえながら、第三次総合計画の中に、そして後期の基本計画の中に反映していくというわけでありますが、基本計画 の中には細かく指摘できないかもしれませんが、それは今ご報告をいただいた状況で一定程度わかるわけでありますけれども、ただ、先ほどの話の中に出てあり ますけれども、時代の変化とかそういうものがあって、それが継続指定されるということの優先順位が変わっていくとか、そういうのがいろいろあるかと思いま す。仮にそういう状況があって、未着手のものとして、先ほど述べた以外でもあるかと思っておりますけど、そういうものの考え方と対応についてだけお尋ねし たいなと思っております。


答弁・市長公室長

未着手事業の考え方といったことだと思いますが、後期基本計画、議員ご指摘のとおり、施策の基本方針、目標、それから施策の概要といったことを定め るものでございまして、その性質上、個別の事業については記述をしておりません。未着手事業につきましては、後期基本計画における施策の基本方針を踏まえ て、新市の一体性の確立や均衡ある発展に向けて、市民のニーズ、社会状況、費用対効果などを総合的に考慮し、引き続いて検討してまいりたいと考えておりま す。




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