つくば市議会議員 金子かずお
| 週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年9月14日 第716号 発行:新社会党つくば支部

障がい児ふれあいサロン 


夏休中に開催され、盛況に終了

市内には全地域ではありませんが学校区内に児童館が整備され、学童クラブをはじめとして一年中利用されており、保護者も安心していられます。

一方、社会的にハンデを持つ障がい児の放課後活動の保障は、児童館のように整備がなされているわけではありません。

数年前から、養護学校及び市内小中学校の夏休み及び春休み期間中、地域の中に障がい児が楽しく集い・活動できる場をつくり、また、家族の方々の介助や精神 的負担の軽減、参加者及び家族、ボランテア等の交流の場となることを、さらにボランテアとの相互の交流を通じて、障がい福祉への理解を促進することを目的 にして、つくば市社会福祉協議会の主催による、「障がい児夏休みふれあいサロン」が開催されてきています。

今年も、夏休みの期間中に障がいを持つ子ども達が楽しく集い活動できる場として、ゆかりの森内にある老人福祉センターとよさとを活用し「ふれあい広場」として開催されました。

今年は7月27日から始まり8月31日までの間に14日開催され、一日平均18組の親子が参加して、楽しいゲームや音楽あそび、リズムダンス、水あそび、おいしいパン作り、たのしいクッキング作りなどに取り組みました。


障がい児ふれあいサロンの事業をさらに推進させていきましょう

期間中の利用者が親子で500人を超し、兄弟・姉妹の参加や一対一のボランテアも含めたら倍ぐらいの人数に、大変な人員で取り組む「障がい児夏休みふれあいサロン」ですが、年度ごとに充実した企画で実行されることに敬意を表します。

このような大切で大きな事業になってきている企画は、つくば市の福祉事業として位置づけ、さらにより多くの利用目的が達成されるように推進させましょう。


つくば市役所・多機能トイレが改善


一部の施設で改修が進む

つくば市役所の開所に伴い、日常生活で車イスを利用している方々による使い勝手の検証が行なわれ、各階の多機能トイレが引戸になっているが、手に障 害のある方などで利用がしにくく、自動扉に改善する必要があるなど三項目の改善を申込み中でしたが、一部改善されてきていますので紹介をします。

申し入れに対し、多機能トイレのドアについては、「設計協議の中で自動ドアの設置についても検討したが、つりドアを採用し、車いすの方でも対応でき る重さとのことと、故障を多くなると思い主導としました。しかしながら、ご指摘のとおり一ヶ所も自動ドアがないことについては、バリアフリー、ユニバーサ ルデザインを考えると確かに配慮に欠けていたとも思われます。今後は、少なくとも一・二階の各フロアーに一ヶ所は必要と思いますので、改造を検討してまい ります。」として、一階は6月中に改造を終了し、二階についても9月補正予算が計上され、議決後に改修されます。




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