つくば市議会議員 金子かずお
| 週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年10月5日 第719号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

つくば市の福祉・教育政策について、
就学指導の現状は


質問・金子かずお議員

つくば市のあらゆる計画策定の基本は、「つくば市総合計画」に位置づけられており、基本計画から実施計画へと進み、その計画を政策として実現させ市民生活の向上に反映させていく、あるいは結びつけていく努力がなされてきております。

今回質問する福祉の政策や教育の政策も同様なことでありますが、さらに市民からの政策や必要な立場からの提案、提言を具現化していくことも大変重要なことだと思っております。

そのような立場から、就学前の児童に対する政策について伺います。

各障害者センターで児童デイサービスの利用者や保育所、幼稚園で障害を持ちながら保育を受けている利用者など、就学を控えたとき、障害を持つことにより入学や進路について不安を持つ家族が多いと聞きますが、これまでも真摯な対応をされてきていると聞きます。

親としての進路の心配と指導員のアドバイスなどはかみ合う場合だけではないと思われますが、就学指導の現状について伺いたいと思います。


答弁・教育委員会事務局長

就学前児童の就学指導の現状についてお答えします。

現在、市内の保育所、幼稚園、小中学校においては、LD、ADHD、広汎性発達障害を初めとする行動面や学習面に困難を抱え、特別な支援を要すると思われる幼児の数が年々増加の傾向にあると実感しているところでございます。

つくば市では、こうした幼児の就学につきまして、幼児の状況に応じた適切な就学指導を目的として、障害児就学指導委員会を開催したり、就学相談員による相談支援・巡回相談などを実施しているところでございます。

しかしながら、それぞれのケースは多様であり、解決が難しいケースや、子供の成長に多くの影響を与えるものであるため、就学先を決定するまでに多くの時間を要するなど困難な現状が少なからずあると思っております。

今後は、こうした子供たちに対しまして、より適切な支援・指導を通して、保護者の方々の協力と理解を得て、適切な就学に結びつけることができるよう、関係機関などとも連携していくことが大切であると考えております。




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