[金子かずお議会報告・一般質問から]
つくば市の福祉・教育政策について
「特別支援教育での役割が重要」
質問・金子かずお議員
特別支援教育での役割が重要になってきておりますが、文部科学省では平成20年1月17日の中央教育審議会答申、幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特
別支援学校の学習指導要領等の改善についてを受け、特別支援校幼稚園部教育要領、小学校部・中学校部学習指導要領及び高等部学習指導要領の検討を進め、平
成21年3月9日に高等学校学習指導要領とともに改訂を行いました。
つくば市では、小学校と中学校に特別支援学級を設置し、在籍児童に対しての取り組み対応が行われ、特別支援教育支援員の配置も小学校と中学校とありますが、学習指導要領等の改善の指導もありますので、市の特別支援教育の現状について改めてお伺いしたいと思います。
答弁・教育委員会事務局長
平成22年度の特別支援学級は、小学校に52学級あり210人の児童が在籍しております。
中学校には23学級あり、73人の生徒が在籍しております。
昨年に比べ計22名の増加となっております。
市では、特別教育支援員を配置して、担当の教師の指導のもと特別な支援を要する児童生徒の自立を目指して、学校生活の支援や安全確保、学習支援などを行っております。
平成22年度は23校に50人の特別支援教育支援員を配置しております。
特別支援教育に関する教職員の理解は深まってきておりますが、特別な支援を要する児童生徒については、個別の理解と対応が必要ですので、市内各幼稚園、小中学校に対しては特別支援教育巡回相談も行っております。
今年度から特別支援教育巡回相談員を2名増員し、障害についての個別の理解と対応について助言を行い、特別支援教育の充実を図っております。
質問・金子かずお議員
利用する児童生徒も多くなっていると答弁もありましたが、制度としての申請は学校から申し込むという形態ですが、保護者からは、普通学校での支援教育の必要性から、特別支援教育支援員の配置を求める声が多くあると聞きます。
増員を含めた配置をしていかないと対応が間に合わないという感じを受けましたので、そのことについてお尋ねしたいと思います。
答弁・教育委員会事務局長
現在の配置人数、状況、時間で効果が上がってきております。
発達障害児などにより学校における教育活動に支障が出た場合など、状況に応じて対応していきたいと考えております。