つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年10月26日 第722号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

つくば市の福祉・教育行政について


「児童福祉施設の現状認識は・・」

質問・金子かずお議員

小学校や中学校に入学されている就学期の児童生徒に対する政策についてでありますが、市には放課後児童対策を含め、児童館等の活用が多い地域であります。

しかも、児童館を利用している児童生徒の数は多く、常に危険と隣り合わせの場合も多く、関係者はいつも緊張感いっぱいで勤務をしておりますが、児童福祉施設の現状認識についてお伺いをしたい。

答弁・保健福祉部長

児童館につきましては、県内の児童館の三分の一がつくば市にございます。

県内の他市町村よりも充実している現状ではないかと思っております。

また、障害のある子供たちへの対応につきましても、保育所、児童クラブで加配職員を配置し対応しております。

さらに、子育て支援サービスの中核的な拠点となる「子育て総合支援センター」を現在建設中であり、今まで以上に子育てしやすい環境づくりに努めてまいります。

質問・金子かずお議員

児童館の活動は子育て支援の立場からも大変重要な事業だと思います。

児童館のない地域の自治体では、学校を利用した子育て支援の事業として行われておりますが、例えば牛久市では児童クラブが教育委員会指導課児童クラブ室で実施されております。

一般来館児と児童クラブの子供たちが大勢利用する館も多くあると思いますが、人員配置や危険防止の立場からも、現場を再度見て考慮していくこともたくさんあるのではないかと思っておりますけれども、そのことについてお尋ねしたい。

答弁・保健福祉部長

児童館の安全性の確保ということでございますが、厚生労働省の放課後児童クラブガイドラインにおきまして、適正規模とされているのは概ね40人規模となっており、これを超える児童クラブも現在ございまして、過密な児童館もあるという状況でございます。

安全で安心な児童館運営を行っていくためには、児童館事業から児童クラブを分離して実施していくことも解決策の一つと考えますけれども、現状では非常に難しいと思っております。

指導員を一般来館児童の来館者数及び児童クラブ員数に応じて配置し、安全性の確保に現在努めているところでございます。

今後、より一層の安全を確保していく方策を検討してまいりたいと考えております。

質問・金子かずお議員

児童館についても、職員は相当頑張ってやっていただいていると私も認識をいたしております。

そういう状況は現場で一生懸命だと思っておりますけれども、それらの働きが報われるような形にしていただきたいと思います。




(c) Kaneko Kazuo 2009