つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年11月16日 第725号 発行:新社会党つくば支部

普通学級で学ぶ聴覚障害児への支援の学習会が開催される


聴覚障害者は、聞こえない、聞こえにくいことで、周囲の人達とコミュニケーションがとりにくく、情報が入りにくいために、生活のいろいろな場面での不便なことがあります。

そのためには、聞こえない、聞こえにくいことの理解をもとに、音声情報の変わりに手話、文字等による情報・コミュニケーションが必要です。

例えば、駅で、電車が不通になったアナウンスが分からずに電車を待ち続けたケースや東海村で発生した放射能漏れ事故で広報車が町内を走り回っていても事故の情報が入らず、誰もいないコンビニで買い物をしていたケースがあり、国会の審議でも取り上げられています。

このような事を顧みると手話通訳や要約筆記、盲ろう者向け通訳・介助などコミュニケーション支援が必要だということは一目瞭然であります。

こんな事を無くすために関係者は日々努力をしていますが、十一月三日に筑波技術大学構内で「普通学級で学ぶ聴覚障害児への支援」と題して、筑波大学OBで精神保健福祉士の高山亮太さんの講演がありました。

ことばは社会生活に無くてはならないもので、ことばによるコミュニケーションは、そのほとんどは音声語により行なわれています。

音声語を聞き取りにくい聴覚障害者は社会生活のあらゆる場面で情報から閉ざされているだけでなく、社会生活をおくるうえでも大きな困難を抱えています。

講師の高山亮太さんも自ら聴覚障害を持つ立場で、聞こえない子どものニーズ、普通学校に通う聴覚障害児が抱える聞こえの困難、聴覚障害児が学ぶ環境、教 育・学校環境の特性コミュニケーションの選択、コミュニケーションの本質、情報保障の環境と意義、情報が伝わらないことなどについて事例を交えたお話をな さいました。


平和憲法の集いが開催される


憲法を生かす会・茨城の主催による11・3平和憲法の集いが三日水戸市内で開催されました。

今年は日米安保条約改定から五十年にあたり、この半世紀、米軍基地施設が集中する沖縄は、日米安保条約の要石として大きな犠牲を強いられてきています。

憲法が公布されて65年、改めて日米安保と沖縄の50年を考えてみるため、憲法を生かす会・茨城では沖縄大学名誉教授の新崎盛暉元学長を迎え、「日米安保と沖縄」と題しての講演会を開催しました。


つくば市議会で議員の辞職願いや会派変更の届けがありました


つくば市議会議員の星田弘司議員(ネクストつくば)は十二月に行なわれる県議会議員選挙に出馬を表明していましたが、この程、つくば市議会議員の辞職願を議長に提出し、受理された。

これより以前に、今井孝議員(活力ある日本を創る市民会議)は会派を解消して、つくばクラブに加入しました。

このことにより、会派・「ネクストつくば」と「活力ある日本を創る市民会議」はなくなり、つくば市議会の会派数は十一会派から九会派となりました。




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