つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年2月1日 第735号 発行:新社会党つくば支部



[金子かずお議会報告・一般質問から]

つくバス及びつくば市地域公共交通総合連携計画について ①


質問・金子かずお議員

つくバスは平成18年から22年度までを事業計画として進められてきており、来年度からつくば市地域公共交通総合連携計画に基づく政策として運行が考えられていますが、それらに関連し、懇談会や説明会を開催し、パブリックコメントも実施されてきております。

公共交通再編ネットワークでは、路線バス、コミュニティバス、デマンド型交通を導入して、その地域で乗り合わせを活用することによって約3,000万円からの市の負担を軽減し、そしてコミュニティバスやデマンドバスについてはつくば市が運行するという形になると聞きます。

基本的な方針として、目標に対応した個別政策の実施という形で表現をされておりますけれども、これらについて少し議論をしたいと思っておりますので、質問が出されておりますけれども、私も質問をさせていただきたいと思います。

そういうことですので、具体的な方針、施策について伺いたいと思います。


答弁・市長公室長

つくバス個別施策といったことかと思いますが、現在のつくバス事業終了します平成23年度からのコミュニティバスのあり方、また市内二次交通の主たる役割を担う路線バス含めまして、つくば市地域公共交通総合計画を策定いたしました。

策定に向けての方針ということで、さらなる利便性の向上、環境負荷の軽減、財政負担の軽減などといったことについて、今までもご説明申し上げております。

計画の実現に向けましては、さまざまな交通手段の活用と役割分担による市民、来訪者のモビリティーを支える公共交通の実現、また、つくば市、それから事業者、市民、地域が一体となりはぐくむことによって、将来にわたって安定的な公共交通を実現すると。

また、バスの利用市民だけではなく、その他利用市民や来訪者にもわかりやすく、使いやすく、必要だと感じる公共交通の実現といったことを、実現に向けての基本方針としております。

これらの方針を達成するために、必要となる個別施策としまして、幹線・支線システムの確立、高齢者など交通弱者の対策、それから地域参加型の運営システム の構築、積極的なモビリティーマネジメントなどの展開、それからわかりやすい情報の提供などを位置づけているところでございます。

これら個別施策の事業展開につきましては、現在、つくば市公共交通活性化協議会において検討をしているところでございます。

(次号に続く)




市議会改革シリーズ ①


今、地方議会で議会基本条例などの作成など議会改革に取組みを推進してきている議会も見受けられるようになりましたが、まだまだ模索状況の地方議会も多く見られます。

つくば市議会でも、昨年の12月議会に「議会改革に関する調査特別委員会」の設置を求め20名の議員の提案で調査特別委員会の設置が全会一致で決りました。

主権者はあくまで住民との憲法規定に立って、住民に開かれた議会、住民と議会、議員間など相互議論を踏まえる、二元代表制の一方の機関としてふさわしい議会を構築することが必要であります。

二元代表制を否定するかのような鹿児島県の阿久根元市長や名古屋市長による議会リコールの取組み、大阪府知事問題を教訓にしながら多様化した政治を求める多くの有権者は今日の二大政党政治の姿が望ましく思うのか。

自治体は民主主義の学校とも言われていますが,身近な自治体から民主主義政治の復権を、そして議会は住民主権・議決権の重みを受けとめ、住民参加と説明責任を果たすことが当然であります。

これからの議会の方向性を示せる議会基本条例の制定と実践、議会への住民の直接参加、二元代表制の機能を発揮し、相互議論(議員間・対執行部)をする議会となるような取組みが求められていると考えます。

つくば市議会の「議会改革に関する調査特別委員会」動向など、今後の議会改革を推進していくために、さらに成果を上げていくためにも随時に他の自治体の事例等や情報をシリーズ化して掲載をしていきます。


ユニオン東京行動



派遣切りに反対し本社抗議

茨城ユニオンでは、団体交渉の早期開催を求め、東京墨田区にあるロンシール工業本社への抗議行動を展開し、金子かずおつくば市議、杉森弘之牛久市議、井坂正典土浦市議の顧問議員団も参加しました。

抗議行動には、茨城ユニオンの他、東京や千葉からも労働組合の仲間が連帯して参加し、総勢約40名が団交申し入れや抗議行動に取り組みました。

派遣切りされたNさんはマイクを握り、「3年半も雇っておいて理由もなく解雇した。労働基準法を守れ。労働組合法を守れ。派遣法を守れ。私と家族を路頭に迷わすな。生活を保障しろ」などと訴えた。

参加した各労組の代表も、力強く連帯の挨拶と会社に対する抗議の声を上げました。

茨城ユニオン副委員長と書記長がロンシール工業本社に面会を求め、対応に出た会社に申し入れ書を手渡しました。

行動終了後には東京の仲間との交流会が現地で企画され、ちゃんこ鍋を囲みながら活発な意見交換がおこなわれました。

交流会の席でもNさんは、「ロンシールに勤めていて感じたことだが、派遣と従業員の間は何か違うものがあった。派遣を“人”と扱っていない。派遣も“人”なんだと言いたい」と話していました。




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