[金子かずお議会報告・一般質問から]
公民館の建て替えについて
質問・金子かずお議員
市内の公民館が、このほどの条例改正で「地域交流センター」としてスタートされることが示されております。
小野川公民館が、2000年(平成10年)に建設されて以来、新築や大改築もなく今日を迎えておりますが、これまで議会においても、申し込み等の課題について一般質問でも指摘されてきております。
一部の公民館では、利用部屋の需要と供給のバランスが崩れ、申し込み順番を取るために朝早くから順番待ちをするようであります。利用者が多ければ、部屋
の利用についても抽選などが行われるようになりますが、先ほども述べたように、新築や大改築もなく今日を迎えておりますが、小野川公民館はつくば市の合併
以前の建物で、今日の利用状況を見越した建物になっていません。しかも、建物は狭隘であります。
公民館が生涯学習の場として活用されることは大変重要で、意義あることだと思います。
地域交流センターとして、新たな利用方法としてスタートするに当たり提言をしたいと思いますが、合併特例債などを活用する試みなどをしながら、長期展望の中で建てかえ計画や増築計画も必要ではないかというふうに考えておりますけれども、いかがか伺いたい。
答弁・市民部長
公民館につきましては、現在のところ、建物の狭隘さに対する建てかえや増築の検討まではしておりません。しかし、旧耐震基準の公民館については、
つくば市耐震診断促進計画に基づき、計画的に耐震診断を実施し、その結果を踏まえて必要な対策を講じてまいりたいと考えております。
質問・金子かずお議員
先ほども話が出ておりますけれども、耐震計画の話がありましたけれども、公民館も一部の建物を除いて耐震の検査が必要だということはご指摘のとおりだと思います。
昭和56年度以前の建物は、耐震検査を受けることになると聞いております。財政的にも負担があるかと思いますけれども、現状や将来の両面から見て、さらに安全・安心の立場からも、検討しなければいけないと思っております。
そのようなことから、整備計画を示すことも重要だと思いますので、提起をしたいと思いますので、お答えいただきたいと思います。
答弁・市民部長
公民館の整備計画につきましてですが、まず、TX沿線開発に伴う人口増や施設ごとの利用頻度、さらには旧耐震施設などを考慮しながら、施設の適正規
模、適正配置を調査する必要がございます。したがいまして、計画の策定につきましては、今後の検討課題であると考えております。
[金子かずお議会報告・一般質問から]
つくバス及びつくば市地域公共交通について
(デマンドタクシーのイメージ)
質問・金子かずお議員
平成23年度から、つくば市地域公共交通総合連携計画での運行を市として行うとなるわけでありますが、昨年の9月議会でも何点かについて要望を提
起してありますが、これまで多くの日数をかけて学校区単位で地域説明会を開催してきたことは、大きく利用方法を変更していくことを提案する立場として、丁
重な手法であったと思っております。
そのように丁重に行ってきた説明会で、市からの説明に対して、市民の声や利用者の声など、提示案に対する意見、提案も多く出されたように思っておりますが、それらについての対応についてお伺いをしたいと思っております。
答弁・市長公室長
つくバスの説明会、ご意見といったことでございますが、平成23年4月から新たに運行する市内公共交通再編に関する説明会は、10月から11月に
かけて、土日も含め、延べ100名以上の職員によりまして、各小学校区単位などで合計48回開催し、684人の方にご参加をいただきました。
参加された方々の大半のご意見は、詳しい利用方法に関するものなどが中心で、利便性が向上することへの期待が感じられました。
一方、ご意見といたしまして、利用者の立場から、バス待ち環境の整備、それからデマンド型交通の運行時間帯の改善などを求めるものもございました。
地区説明会で出されましたご意見の多くは、連携計画の策定段階で十分に検討、整理した内容であり、想定された範囲内でのご意見であったと考えております。
しかしながら、ご意見については真摯に受けとめ、来年度当初からの確実な運行開始に向けて邁進していくとともに、必要があれば運行計画を見直していく際の参考としてまいります。
質問・金子かずお議員
先ほどもお話をしましたけれども、学校単位で地域の説明会を行った、その行ったことについては、非常に丁寧に丁重にやったと思っておりますので、
そのことは、今までもさまざまな行政が行った説明会の中でもトップクラスの説明会を行ってきたのではないかというぐらいに丁寧だったと思います。
そういう点で、市として、相当な経費もかけてやっていくという意気込みが、その中に出ているなと思っております。
いずれにしても、さまざまな課題については想定の範囲、それから実施段階で対応していくという話もありましたけれども、一番私は、デマンド交通と
して、今バスで試験運転をしておりますけれども、またデマンドタクシーとして新しく4月から導入されるものについては若干の相違があるのかなと思っており
ますけれども、これをうまく組み合わせれば、利用としては非常にいい方法ではないかなと思っております。
こういうことで、今すぐ何かをやれという形も、スタートしていませんので、改善改革を常に繰り返して、つくば市の新しい公共交通の幕開けとなるように期待していきたいなと思っております。
これは見守っていきたいなと思っておりますが、それと同時に、あわせて民間バス業者の路線拡充にも向けて、大きな取り組みをお願いしたいなと思っております。