つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年6月7日 第751号 発行:新社会党つくば支部

6月定例議会が始まる


 つくば市議会の定例議会が1日から20日までの日程で開催されています。

 今回の議会は、3月11日の東日本大震災後の定例議会になりますので、多くの議員から市内での震災被害やその対応策など東日本大震災に関連した質問が多岐にあります。

 一般質問には18名の議員が登壇し、9日、10日、13日の三日間に市政全般にわたる質問が予定されています。

 金子かずお議員の一般質問の内容は以下のとおりであります。


◎東日本大震災に関連して

質問主旨・・・・未曾有の大震災に見舞われる中、つくば市内も大きな被害があり、未だ施設の一部が十分に使用できない状況であります。 被害状況の確認や対策、情報の周知が課題になりますので何点か質します。

1、つくば市内の被害状況の確認
2、市が行なう被害対策の全容と方針
3、市が行う支援策の全容
4、放射線量の測定と公表
5、避難所・避難場所のあり方
6、災害弱者への対応
7、非常時における学校の判断


◎つくバス・つくタクについて

質問主旨・・・・つくバスはバリアフリー化されて運行されているが、つくタクはバリアフリー化されていません。

 このことはバリアフリー新法に違反をしていませんか。改善を求めます。


◎(独)農業生物資源研究所での天窓開放事件のその後について

質問主旨・・・・このことについて、昨年12月議会で、軽視することはできない、再発防止対策、早期連絡体制など申し入れるとして答弁がありましたが、その後、事件の全容の報告と市の対応について。


◎障がい者自立支援法の改正およびつなぎ法案と利用者について

質問主旨・・・・利用者負担が重くなったなどの声を受け、政府は障害者自立支援法を廃止するとしています。

 障害者が自立支援法は違憲であると訴えた集団訴訟で、国が2013年8月までに新法を制定することで基本合意しましたが、それまでの利用者への影響はあるのか。


バスに乗ってみよう・ワークショップ


みんなに優しい交通アクセスを考える

 みんなに優しい交通アクセスを考えるワークショップは「バスに乗ってみよう」とつくバスの4路線、民間バスの5路線、計9の路線で主に電動車イス利用での交通アクセス調査を5月29日に実施した。

 当日は、市内の路線の他、バスを乗り継ぎ市外の路線での交通アクセス調査も計画され、1路線に電動車イス利用者と介助員が一グループになり約5時間位の調査となりました。 

 金子議員も参加し、つくバス利用のショッピングセンタ・イアース方面の調査に参画した。


反原発議員連盟を結成


 全国の自治体から反原発の声を挙げようと、「反原発自治体議員・市民連盟」が22 日、都内で結成総会を開催しました。

 1月下旬に準備会を立ち上げ、関東・静岡を中心に活動実績を積み上げ、全国化しようとしていたが、3月11日に福島第一原発が地震と津波で破壊され、一気に全国的な活動を担うこととなりました。

 200名の会場では入りきらず、原発被害を受けた福島県はもちろん、北海道、新潟、静岡、愛媛、大分、そして福井原発事故によって水源である琵琶湖の汚 染を心配する関西の府県などから多彩なメンバーが集まり。茨城からも相沢一正東海村議、杉森弘之牛久市議、井坂正典土浦市議、金子かずおつくば市議が参加 し、その一翼を担うことになった。


つくば市も放射能被害で測定値を発表

 地震による破壊を最も心配した静岡県浜岡原発ではなく、福島原発が破壊されたが、そのまき散らす放射能被害は190km 離れたつくば市にも及んでいます。

 市民からも不安を取り除くためにも調査数値の発表を要請されてきていましたが、つくば市では5月27日から市内の施設における放射線量測定結果を公表しています。

 つくば市の5月27日の測定では、小学校では0.085から0.322マイクロシーベルト(毎時)間の差はありますが、健康に影響がある程度ではないとされていても、境町の新茶から基準値を超える多量のセシウムが検出されており、不安がつきまといます。

 金子議員は、9日から始まる一般質問で、原発事故も想定して地域防災計画を見直すことや、市内の大気や水、野菜等の放射線量を日常的に測定し公表するための体制の確立を求めるなど。つくば市の取組みを促す予定であります。


ことしも実現・障がい者ふれあいサロン


 例年、社会福祉協議会の主催で実施されている「障がい児のふれあいサロン」が今年の夏休み期間中も行なわれます。

 この企画は、夏休みを家庭で迎える障がいを持つ子ども達を学校での生活と同じような緊張感を持って生活できるようにするもので、大変貴重な企画と思います。

 障がいを持つ子ども達は常日頃から一定のリズムや緊張感を持続することが困難でありますので、夏休みなどでは家庭での対応に苦慮する場合があります。

 今年は、小学生や中学生を対象にして14回、高校生は6回実施されます。
【問合わせ、社会福祉協議会879-5500】




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