つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年8月2日 第759号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

特別支援教育について   ①


質問・金子かずお議員

 近年増加傾向にある発達障がいに対応すべく、全国的に特別支援学校や特別支援教育の充実に向けての取り組みが進められています。

 特別支援教育とは、障がいのある幼児、児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取り組みを支援するという視点に立ち、幼児児童生徒一人一人の教育的 ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものであります。

 平成19年4月から特別支援教育が学校教育法に位置づけられ、すべての学校において障がいのある幼児児童生徒の支援をさらに充実していくことにな りました。これらの国の方針を自治体で、学校で、地域の中で対応していくことは、財政的にもスタッフ的にも相当の決意と努力が必要であります。それらを踏 まえて幾つかの質問を行いたいと思います。

 養護学校には定員というのがなく、希望者は入学できると聞いておりますが、市内の養護学校の児童生徒がふえて、学校の教室不足があるように伝え聞かれます。そのような状況の中で市は児童生徒の就学期や進路指導時期でどのような対応をなされているのか、伺いたい。


答弁・教育委員会事務局長  児童生徒が増加傾向にありますつくば養護学校につきましては、平成20年度に受け入れ枠拡大の要望を行いました。その要望に対しまして、すべての児童生徒を受け入れるとの回答をいただいております。

 したがいまして、障害のある児童生徒の就学につきましては、障害児就学指導委員会の判定結果に基づいて適正に就学指導を行っております。


質問・金子かずお議員

 養護学校が満杯状況になってきているということについて、先ほどご答弁で、市の方も要望書を提出してきたという形で報告がありました。

 これは議会でも同じような要望書を提出してきているということでありますので、行政と議会が一緒になって、この地域の特別支援学校の方向をしっかり見守っていっているという感じがするのではないかと思っております。

 そういう点で要望をしますが、先ほども述べさせていただきましたけれども、文部科学省による特別支援教育の理念に基づき適切な対応をこれからもお願いしたいと思っております。


公契約条例の必要性


 公共施設はもとより品質確保のためには行政の指導により、適切な賃金が支払わなければなりません。

 同時にダンピングの防止も行なわれなくてはなりません。

 その実現のために千葉県野田市は公契約に関する条例を制定してきています。

 今回は、金子議員の友人で野田市議会議員の長南博那さんに報告をしていただきました。


野田市議会で市長が議会に報告

 野田市における昨年度の状況を申し上げますと、条例の適用となる予定価格1 億円以上の建設工事2 件、同1 千万以上の施設の清掃等3 種の業務委託契約16 件に、賃金項目を評価するとした5 千万円以上の工事6 件及び指定管理者3 件を加えた適用労働者数は、業務委託221 人、工事11 職種208 人、指定管理者56人の合計485 人となっており、全て適正に賃金が支払われておりました。

 工事関係の職種別賃金の支払い状況については、2省単価の90%以上の賃金が支払われたものが73%、90%未満80%以上が27%の割合となっ ております。この割合を見て市の最低基準である2省単価の80%以上の基準が低すぎるのかどうかを判断するのは早計と考えておりますが、本年度も、条例適 用工事3 件、5 千万円以上の工事7件程度を予定しておりますので、その状況を検証しつつ、必要に応じて見直しを検討してまいりたいと考えております。

 また、現在、条例適用となる工事を予定価格5 千万円以上に拡充する方向で検討しており、9 月議会に関係条例案を提案したいと考えております。さらに、条例第16 条は、下請負者の安定した経営に資するため、市長に低入札価格調査制度の拡充等の措置を執ることを義務付けているため、来年度から業務委託契約にも同制度 を導入すべく、検討を進めてまいりたいと考えております。

 この条例は野田市が全国最初に先がけて制度化したものであります。
 条例では、下請負業者の安定した経営等に資するとしていますが、不況が続く中での野田市の成果が全国的に注目されています。
 中小零細企業を守り育てることから全国的に制度を広げていくことが求められています。

脱原発・広瀬隆講演会&パレード


 脱原発・広瀬隆講演会とパレードが土浦市民会館で震災半年後の9月11日(日)午後1時から開催されます。

 福島原発事故は今も現在進行中です。

 原発事故による放射能の猛威は、福島県の広範囲を居住不能・不適格にし、東日本全体を危険レベルにおいています。

 広瀬さんはすでに昨年、『原子炉時限爆弾』を執筆し、原発震災の危険性を強く指摘しました。

 広瀬さんの講演は現在、全国各地でヒッパリダコの状態で進行中の福島原発事故の実態と今後、放射能の危険性と対策のあり方、今後の電力の現実的なあり方など、プロジェクターを使った分かりやすい解説が期待されます。

 講演会とパレードを成功させるために、ご協力をお願いします。

 チラシとチケットを用意しましたので、(前売券500円)金子かずお迄ご連絡いただければ、すぐにお持ちいたします。




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