つくば市議会議員 金子かずお
| 週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年10月25日 第770号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

☆震災時におけるつくば市の避難所・避難場所のあり方は


質問・金子かずお議員

 災害時の避難所、避難場所のあり方でありますが、つくば市の防災マップの避難所一覧の避難場所によると、指定避難場所と予備避難場所に分かれ記載されています。 

 災害を想定しているが、災害が来ない社会が望ましいわけでありますから、指定避難場所や予備避難場所を利用しない生活を想定していますから、今回のようなときの対応で十分かが問われます。

 このような状況を踏まえ、災害時の避難所、避難場所のあり方について伺いたいと思います。


答弁・環境生活部長

 避難所、避難場所についてのご質問でございますが、これらは、安全性や避難空間の確保の要件から定められておりまして、それぞれの違いですが、災害発生 直後、市民の皆様がいち早く一時的に避難する場所として、オープンスペースである公園や学校の校庭を避難場所としております。

 また、指定避難所は、被災を受けた市民が避難生活を行う場所であります。

 次に、予備避難所は、拠点救護所などを備えた災害時要援護者専用の避難所であります。今後、市民の皆様に機会あるごとに広報してまいります。


質問・金子かずお議員

 避難場所についてであります。これまでの避難所や避難場所の想定は、一時的に避難をするという形で、その後、どういう状況が生じてくるかということによって、それぞれ利用が変わってくるのかなと思っております。

 しかし、道路の破損や塀が崩れたり、電話、ガス、電気、電車、バスなどが不通になり、日常生活の中で日ごろから便利に使っていたものが使えなくなる。と りわけ携帯電話などが使用できなくなるということになると、情報の収集や連絡がとれなくなるということが、今回、そのような事を経験したわけであります。

 そういう状況の中で、この避難場所を、どのように運営していって、どのように位置づけしていくかということが重要になると思いますけれども、その辺について改めてお尋ねしたい。


答弁・環境生活部長

 避難所運営についてのご質問でございますが、今後、このたびの震災の教訓を生かし、防災全般の活動要領マニュアルを各部門ごとに整備してまいります。

(質問&答弁はお互いの主張を記録に残すため長文になりますが、なるべく原文のままにしています)


おひさまサンサン生き生きまつり
雨のため途中で中止に★★


 15日に開催された、おひさまサンサン生き生きまつりは、今年で6回目を迎えましたが、昨日からの雨の影響で豊里多目的広場の会場から豊里勤労者体育センターに会場を移して開会式を行なったが、参加者も多く会場が狭いので、間もなく中止となった。

 この企画は、障がい者や障がい児、高齢者と市民が協力して、スポーツ・レクリエーションなどを通じて、生きがいや健康作り、社会参加の意欲と相互理解を 深めることを目的に開催されるもので、スポーツイベントでは、チャレンジゲームや団体競技、個人競技が、わくわくイベントでは、アトラクション、バザー、 福祉団体の活動紹介などが企画されていました。金子かずお議員も雨の中を参加しましたが、天候には逆らえませんでした。


生命の大切さと平和の尊さを語り継ぐ


テレジン収容所の小さな画家たち展が成功裏に終了する

 テレジン収容所は、1941年ナチス・ドイツが、占領下においた当時のチェコスロバキアの首都・プラハから北へ約60㌔ほど離れた小さな街・テレジンに作った収容所のことです。

 テレジン収容所は、悪名高いアウシュヴィッツ収容所への中継地という役割を果していた施設で、「地獄の控え室」と呼ばれていたとも聞きます。

 144,000人のユダヤ人が収容され、33,000人がこの町で飢えと病気と悲惨な生活のため死亡し、88,000人がアウシュヴィッツ収容所をはじめとする各収容所に送られた。

 テレジン収容所には15,000人の子ども達が収容され、空腹ときびしい労働でつかれはてた子ども達にたった一つの楽しみはひそかに絵を描くことでした。

 遊園地やサーカスの思い出、花や蝶など何でも小さな画家達は絵にしてしまいしが、子ども達の多くはアウシュヴィッツ収容所に送られ、ガス室で殺されてしまい、生き残ったのはわずかに100人を数えるほどでした。

 1945年、戦争が終結し、テレジン収容所が解放され時に生き残った世話人が子ども達の絵をすべてとランクにつめ持ち出してプラハのユダヤ人協会に届けた。

 届けられた4,000枚の絵と、少しの詩の原稿であり、一枚の絵だけを残して、幼い命を奪われた子ども達は、この絵に戦争のおろかさ、大切な命を虫けらのようにつぶした者への怒り、生きて絵をかけることの幸せ、生命の大切さを、今、生きている人々に語りかけています。

 テレジン収容所の小さな画家たち展は、18日から23日までの間、つくば美術館で開催されたもので、この絵を日本の子ども達に見てもらいたいと、作家の 野村路子さんがチェコから譲り受けて1991年から日本各地で展覧会を開催し、テレジンの子ども達のことを伝えています。


労働組合の大会に参加する


 この季節は労働組合の大会が多く計画されて、金子かずお議員も各組合から大会への参加要請を受け、9月18日には茨城ユニオン大会、10月14日は茨城 ユニオンつくば自校分会大会、10月15日は全建労筑波地本地理支部大会、10月19日はフード連合プリマハム労組茨城支部大会に参加し、連帯の挨拶を 行ってきています。




(c) Kaneko Kazuo 2009