いのちの水・霞ヶ浦を放射能汚染から守ろう
いのちの水・霞ヶ浦にかつて経験したことの無い危機が迫っています。
福島第一原発の爆発事故によって霞ヶ浦流域に降下した放射性物質が56本ある流入河川に集まり、徐々に霞ヶ浦に移動しているのです。
霞ケ浦の環境保全をめざすアサザ基金では全河川を独自に検査し、市民団体や行政への協力を政策提言しています。
流入河川では 極めて高い汚染が見られる箇所も出ています(備前川で9550bq/kg)。
この状況を放置すると、霞ヶ浦水域に放射性物質が移動し、長期間湖を汚染する恐れがあります。
環境省の調査でも昨年10月から今年2月までに、霞ヶ浦湖心の放射性セシウムは4倍に増えてきており早急に対策が必要です。
霞ヶ浦を放射能汚染から守るために、社会の縦割りを越えた市民と行政の恊働(新しい公共)による取り組みと、流入河川に蓄積している放射性物質の霞ヶ浦
への流入を阻止する取り組みの速やかな実施を求める取組みが進められ、アサザ基金と霞ヶ浦の再生を考える会(代表、助川弘之前土浦市長)が共同して、水道
水や農業用水、水産物の放射能汚染を防止するための措置を早急に県に求める署名集めを実施する母体となる「いのちの水・霞ヶ浦を守る市民ネットワーク」を
3日に立ち上げた。
署名内容は放射能汚染防止の他、以下の項目となっています。(詳細に変更がある場合もあります)
1.
流入河川に蓄積している放射性物質が霞ヶ浦に移動しないように、必要な対策を早急に実施するよう国や茨城県に求めること。
2.
流入河川に蓄積した放射性物質を除去する技術の開発と実施について国や県、大学、研究機関に要望すること。
3.
市民と行政との恊働(新しい公共)によるモニタリングや放射能対策を実施すること。
6月定例市議会は13日に開会
つくば市議会の定例会は5日に告示され6月13日に開会されます。
5月6日に市内を襲った竜巻災害後の定例議会でありますが、竜巻災害対策費も専決処分された費用内での対策で十分なのか等々を含め予算審議が行なわれます。
今回、金子かずお議員が予定している一般質問の内容は、
◎福祉行政
自立支援法の継続と新法について。児童福祉法の改正について。
◎公共交通
つくタクの利用方法について。
◎交通事故対策
通学路の安全対策について。
◎脱原発
今夏の電力節電対策とPPSの取組みについて。
◎除染の仮保管対策と記録保管について。
◎議会会派研修
報告の参照について。
◎飲料水について。 などを予定しています。
脱原発の活動から
たんぽぽ舎の山崎久隆さんを講師に学習会
4月28日、参加者約50人で市内の大学を会場に開催され、質疑応答も充実した内容となった。
7月7日19時からも、牛久市中央生涯学習センターでも講演会「牛久に放射能が降った日」がある。
茨城県原子力安全対策委員会について
県原子力安全対策課へ申入れ
5月8日、申入れの7項目の質問への返答を伺うが、官僚的な感じの対応であった。
国の防災指針に示されてから半年かけて県の方針を立てるという悠長さに驚きを感じる。
東海村交流会
5月9日、脱原発にむけて人と人とがつながる場を県央地域と県南地域の女性が約70名参加して、今後連携して取組む方針を決めた。
県南からも約40名が参加して人と人とがつながる場を持つことができた。
廃炉署名団体と茨城県橋本昌知事との面談
再稼動中止と廃炉を求め約17万人分の署名を提出した市民団体と5月17日に橋本知事と面談した。
翌日の新聞記事は、新聞社によって取り上げ方に差があるが、知事は、脱原発ではなく減原発。安全な原発は動かせばという考えで、健康問題など、御用学者寄りの考えなので、こちらの意見をどのように知事に伝えて考え直させていくか作戦が必要。
今後も面談の機会を増やして、粘り強く交渉を行うことに。
「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会
鎌仲ひとみ監督×村上村長トーク/東海村
5月19日、東海村で「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌中監督と村上達也東海村長とのトークに約560人が参加した。鎌中監督の「自分にとって大事な3人に脱原発をわかってもらうことから始めてください」という言葉が印象的でした。
武田邦彦教授講演会/坂東市
5月20日に予定されていた武田邦彦教授講演会は講師の緊急入院で講演会は中止となりました。
「どうなるどうする東海原発」
相沢一正さんを講師に勉強会
5月20日、約150人の参加で相沢一正東海村議から東海原発ができた経緯とこれからの廃炉への取組みと高濃度廃液の問題について学ぶ。
◎今年も開催される夏休み
障がい児ふれあいサロン◎
社会福祉協議会の主催で行なわれている障がい児夏休みふれあいサロンも今年で9年目を迎えます。
昨年は20日間開催し、ボランティアや保護者を含め、延べ971名の方が参加する事業となっています。
このサロンは、長い夏休みに障がいのある子どもたちが楽しく集い、活動できる場として開催され、参加者のニーズに合わせて年々開催日数や活動メニューを
工夫し、4年前からは保護者向けのメニューも追加され、これまで小中学生を対象にしていましたが、昨年から新たに高校生を対象としたサロンも開始された。
事業への参加者は年々増え、今後も参加を希望する親子の増加が予想されます。
今年の障がい児夏休みふれあいサロンは、7月26日から8月31日の14日間の実施で、対象は市内在住で特別支援学校、小中学校在学の障がい児とその保護者。
(申込みは社協まで)
金子かずお議員の話・・・
9年目を迎える障がい児夏休みふれあいサロンは年毎に充実し利用者が増えてきています。
利用者が増えるということはニーズに対応した内容と利用者の付託に応える努力が見えるからだと思います。
私は、このような大切な事業を社会福祉協議会主催の事業だからと言うのではなく「つくば市」が、障がい児・者の福祉向上のための政策をどのように育てていくのか、真剣に取組む姿勢が重要であろうと思います。