金子さん町を歩く　―週刊・新社会つくば　2012年6月12日第800号

つくば市議会
６月定例議会は１３日から

　つくば市議会６月定例議会は５日に告示され１３日から開催されます。

　一般会計補正予算では、1,205,031千円を追加し、主な歳出は老人福祉施設整備費、竜巻災害救助費、公共施設再生可能エネルギー導入費、放射線対策費、小学校耐震設計委託料、中学校耐震設計委託料などに充当されます。

[議会改革]
つくば市議会の一般質問を一問一答方式に改める

　つくば市議会では、議会改革に関する調査特別委員会を設置し、議会改革について協議を進め、インターネット中継など実現をしてきているが、５日の特別委員会において従来の回数方式から見直しを行い、一回目は登壇して一括質問・一括答弁とし、二回目以降の質問については、質問席で執行部と一問一答方式で行ない、質問の回数には、制限を設けないこととした。但し、度重なる重複質問の際には、議長が議事整理を行うこととし、質問時間は従来どおりの一人30分とした。

　また、反問権については、付与することとし、反問権を付与する対象者は、本会議と委員会の答弁者全員とし，行使する際は、議長・委員長の許可を得るものとし、反問の内容については、制限を設けないとした。

　これらの条例や規則などは開催される６月議会で行い、９月の定例議会から実施される。

金子議員の一般質問の内容

　１３日から開会される６月定例市議会では、５月６日に発生した竜巻被害の対応などの質問をする議員も多く、２０名の議員が市政全般にわたり一般質問に登壇する予定です。

　金子かずお議員も、竜巻被害や夏の電力対策＆ＰＰＳへの取り組み、児童館の開館時間延長についてなどについて質問をします。

　尚、質問内容は以下のとおりです。

①竜巻被害と防災について

質問主旨・・
市内で発生した竜巻は未曾有の被害であり、つくば市ではこれまでにない大惨事となりましたが、多くの関係者やボランティアの人々による支援の輪も広がり、被災者への対応・支援や被災地域の対応・支援など、課題の解決はこれからと言うところではないかと思います。

今回の竜巻被害の全容はもとより、被災者説明会でも多くの要望が出されているが、被災者が行政に直接要望していることも多いと思いますので、市が実施する全ての支援策について伺いたい。

２.竜巻の発生における情報の提供状況と竜巻被害の情報の収集状況についてはどのような現状であったか伺いたい。

３.竜巻被害は防災対策に大きな影響を与えたと思いますが、今後の防災計画にはどのように反映されていくのか。

②福祉行政について

質問主旨・・
障がい者への政策として、障がい者自立支援法がありますが、制度の廃止論から様々に議論がありますけど、つくば市はこの状況をどのようにとらえているか伺いたい。

２．児童の健全育成に係わる重要な児童福祉法が改正されると聞きますが、つくば市はこの状況をどのようにとらえているか。

３．児童館での子育て支援で開館時間の延長を求める声が多いと聞きますが、それらの声に市としての考え方は。また、現在の支援スタッフについて十分な体制になっているのか。

４．人口減少社会と高齢者人口の増加に伴う、元気を保つ高齢者政策をこれまで質問をしてきているが、その展望について。

③つくタクの利用について

質問主旨・・
つくタクは希望の時間帯に予約することで，自宅近くから目的地まで利用できるもので利用できる範囲は同一地区内と中心地区にあらかじめ設定した乗降場所のみであり、利用の際は予約が必要とされています。

利用時間は平日9時台～16時台で予約受付時間は利用希望日の7日前から当日利用希望時間帯30分前までとなっています。

登録が必要ですが自宅前から利用することもできることになっています。

利用できる範囲は同一地区内および中心地区のみですとなっていますが、このつくタクの利用範囲が旧態依然の同一地区内と中心地区のみです。旧町村単位の発想は理解できませんし、これでは利用者のニーズに応えきれていません。

市内全域に対応するように改めるべきだと思いますが、市の見解を。

④通学路の安全対策について

質問主旨・・
新学期早々、集団登校中の児童の列に自動車が突っ込む事故が相次ぎ、幼い命が次々に奪われる痛ましい事故にやりきれない気持ちです。

事故発生の報を聞くたびに、またかという思いを強くしますが、学校や教育委員会、警察、市町村などは直ちに通学路を点検し安全確保に本腰を入れている状況と聞きます。

京都府亀岡市の通学路で起きた事故は、小学生ら１０人の列に無免許運転の１８歳少年の軽乗用車が後ろから突っ込み、小学２年の女児と付き添いの母親が死亡し、８人が重軽傷を負った。

母親のおなかにいた７カ月の胎児も亡くなるという痛ましさでありました。

事故を起こした少年の無免許運転は言語道断だが、友人らと徹夜で走り回った末の居眠り運転だったというから悪質極まりなく、しかも定員４人の軽乗用車に６人で乗り、定員オーバーだった。

無謀な暴走行為が一瞬にして人命を奪う凶器と化すことを、あらためて思い知らされたものでありました。

そこで伺いますが、この事件後につくば市では、通学路を点検し安全確保について、どのような対応を取られたのかをお知らせ下さい。

⑤今年の夏の電力使用における市の節電対策とその後のＰＰＳの取り組みについて

質問主旨・・
昨年に続き夏の電力使用での節電対策が叫ばれていますが、迎える夏場の電力消費対策いわゆる節電対策について伺いたい。

私はこれまで、つくば市の電力使用についてＰＰＳ会社に切り替えて対応することを提言し、執行部は県内最初につくば市役所と大穂庁舎でＰＰＳ会社と電力使用の契約を結びました。

さらにクリーンセンタの売電についてもＰＰＳ会社と売電契約を成立させました。

使用電力は以前の購入先の東電より安く、売電は東電より高く売ることにより大きな節約ができてきていますが、今後のＰＰＳ会社との契約についての動向をは。

⑥除染実施計画について

質問主旨・・
パブリックコメントによる意見を求めてきたが、実施に向けた作業工程と仮保管対策、記録保存について。

⑦春日小中学校と葛城小について

質問主旨・・
開校された春日小中学校の学校概要と葛城小学校の学校概要、来年度入学児童の動向や両校の学区概要などについて。

つくば市議会で会派の変更

　この程、民主党の五十嵐立青議員が会派を離脱し、「新しい政治を始める会」を結成したことにより、市議会会派の変更届が提出された。