つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年8月14日 第808号 発行:新社会党つくば支部

復興盆踊り&北条市


 竜巻被害を受けた、つくば市北条地区で12日、つくば市商工会青年部、北条商店会、北条街づくり振興会の主催で、北条名物の盆おどりと北条市が盛大に開催された。


[福島応援プロジェクト茨城の活動]

茨城の夏満喫ツアー


 夏休みを利用した「福島応援プロジェクト茨城」主催による:茨城の夏満喫ツアー:が福島の子ども達を迎え、8月24日から29日までつくば市内及び近隣で実施された。

 福島応援プロジェクト茨城では、昨年8月16日から19日までの3泊4日の日程で19名の福島の子ども達をつくば市に招き、福島では戸外での遊びを自粛している子ども達の外遊びや様々なイベントを企画実施。 

 今年も3月27日から30日までの日程で県立青年の家・ふれあいの里を使用して楽しい一時を過ごす企画を実施。

 福島の子ども達を迎えたイベントは今回の茨城の夏満喫ツアーで三回目の企画となりましたが、昨年12月にはつくば市に避難されている方々にも支援をと45名の皆さんの参加でクリスマス会を、4月8日には県立青年の家主催の桜を楽しむ会に招待し、8月5日には、竹園公園で東日本大震災被災地の宮城・福島・茨城の三県住民の交流を目指した、和太鼓演奏者の矢澤啓史さんの演奏会を開催した。

 また前日4日、矢澤啓史さんは桜ニュータウン自治会納涼祭にゲスト参加し、和太鼓の演奏を披露した。


(福島応援プロジェクト活動ブログより)

67回目の原爆の日 広島・長崎


 1945年8月6日の広島、8月9日の長崎と米軍による原爆投下から67回目の原爆の日を迎えた。

 当日、両市で平和記念式典が開かれ、松井一実・広島市長は平和宣言で、東京電力福島第1原発事故を受け、「市民の暮らしと安全を守るためのエネルギー政策の一刻も早い確立」を政府に求めた。

 原爆投下直後に降った放射性物質を含む「黒い雨」の援護対象区域の拡大への政治判断も訴えた。

 田上富久・長崎市長は平和宣言で、核兵器の非人道性を強調し、核兵器廃絶に向け具体的な行動を取るよう国際社会に呼びかけた。

 また福島第1原発事故を踏まえ、「放射能に脅かされることのない社会の再構築」を政府に訴え、そのための新しいエネルギー政策を示すよう求めた。
(YAHOO二ュースより)


東海第2原発差止提訴へ


 7月31日、東海第2原発の廃炉を求める県内外の多くが参加して東海第2原発差止訴訟団の7・31訴訟集会が水戸市内で開催されました。

 集会は、訴訟を午後3時に控え、
①1972年12月の東海第2原発の設置許可処分が無効と確認する、
②原電に東海第2の使用停止を命じる、
③原電は東海第2を運転してはならない、
などを確認し、原告は原電と国を相手取り、水戸地裁に提訴しました。

 金子かずお議員を先頭に、脱原発ネットワーク茨城のメンバーも大挙、バスで提訴集会に参加しました。


758人の訴訟団

 原告団は茨城県を中心に、東京都、千葉県、栃木県、神奈川県、埼玉県など10都県の266人。賛同人も492人。訴訟を呼びかけてきた常総生協の大石光伸副理事長と、東海村の相沢一正村議を原告共同代表に選びました。

 原告代理人は復代理人も含め71人となり、弁護団の共同代表には茨城県の矢田部理弁護士、第二東京弁護士会の河合弘之氏、第二東京弁護士会の海渡雄一の3氏が就任しました。


首都圏唯一の原発

 訴状によると、東海第2原発は運転開始から34年を経過して老朽化している。火災や発煙など多くの事故が発生し、東日本大震災でも危機的状況に陥った。

 周辺の複数の活断層が連動する可能性が否定できず、大きな地震、津波に被災する可能性があると指摘。

さらに、東海村には原発に隣接する核燃料再処理施設を含め、18もの原子力関連施設があり、事故が起きれば、首都圏から110㎞という立地から、首都圏は壊滅すると強調しています。



規制委員会人事に反対

 また集会では、新しく発足する原子力規制委員会の委員候補が、いわゆる「原子力ムラ」から選ばれるとして、断固反対することを特別決議しました。


水戸市内をデモ行進

 その後デモ行進が行われました。参加した約200人は「東海第2原発の再稼動反対」などとシュプレヒコールを上げ、「原発イラナイ」「生命ガ大事」などと書かれたのぼりを手に、水戸の目抜き通りを約1㎞行進しました。

 提訴後の記者会見で、弁護団代表の一人である矢田部理弁護士は「福島の事故で人類は原発と共生できないと分ったはず。

 東海第2は茨城だけの問題ではない。訴えの輪を関東一円に広げていきたい。」などと話しました。




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