つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2011年8月28日 第810号 発行:新社会党つくば支部

[つくば市議会]

9 月定例会は31 日から



23 日、9 月定例つくば市議会の告示が行われ、8 月31 日から9 月21 日までの日程で開催されることが決りました。

議会に提案される議案は、平成23 年度つくば市一般会計継続費で第5 期高齢者福祉計画策定委託料、つくば市都市交通体系調査委託料、

春日小学校・中学校建設事業の報告6 件と平成23 年度つくば市一般会計歳入歳出決算認定、同国民健康特別会計歳入歳出決算認定、同下水道事業特別会計歳入歳出決算認定、同後期高齢者医療特別会計歳入歳出 決算認定、同介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定、同水道事業会計決算認定です。

決算認定の審査は、決算特別委員会が設置されますが、通常ですと閉会中の審査となりますが、議員改選期と重なり日程の関係から今回は9 月議会中の委員会開催となる予定です。

また、議案は13 件が提案されていますが、一般会計補正予算では、谷田部窓口センター改修工事、多目的広場整備工事、生活介護給付費、施設入所支援給付費、放課後等デイ サービス給付費、児童発達支援給付費、太陽光発電設備等設置事業補助金、食品放射能測定器購入費、筑波山門前地区公衆トイレ新築工事、道路維持管理費、市 営北条日向団地屋上防水工事、諸積立基金などへの支出が計上されています。

尚、特別会計の国民健康特別会計、下水道事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計などの補正予算が計上されています。

一般質問は、9 月7 日、10 日、11 日に予定されています。

金子かずお議員は、①教育行政・原子力とエネルギー副読本について
②福祉行政について
③節電対策について・・・等々を予定しています。


[市民と自治体議員のシンポジウム]

東海第2原子炉を廃炉に


つくば市議会をはじめ茨城県内17 市町村議会で、東海第2原発の廃炉を求める意見書が採択されていることについて、市民と自治体議員による8/25 シンポジウムが25 日東海村で実行委員会と反原発自治体議員・市民連盟の主催で開催された。

議員2 名と地域で活動している市民8 名がパネラーとして参加し、議会での意見書が採択される経緯や地域における取組みなどが報告された。


議会改革に関する調査特別委員会
議会改革に向けた決議案を提出へ


つくば市議会では、平成22 年12 月定例市議会で「議会改革に関する調査特別委員会」を設置し、これまで市議会の改革について論議を深めてきました。

インターネットによる議会中継を導入し、今議会から議員の質問と答弁が解りやすい一問一答方式に変更するなどして、市民に開かれた議会に勤めてきました。

つくば市議会では、不断の更なる議会改革の意思を示すと共に、これまでの努力が新しい議会においても継承され、より一層の議会改革の進展が実現するように 以下の4 項目を開会される市議会で決議をするよう、議会改革に関する調査特別委員会では全会一致で提案をすることになりました。

① 次期の議員任期中に「議会改革基本条例」の制定を行なうこと。
② 条例の策定にあたっては、議会に中だけの議論にとどまらず、市民との意見交換を行ないながら、議会全体での改革の考え方を共有しながら策定していくこと。
③ 委員会での自由討議の実施等、審査の更なる活性化や委員会活動の活性化を目指すなど、これまでの特別委員会での論議をもとに、改革を進めていくこと。
④ 今後も不断の議会改革を行ない、市民に開かれた信頼される議会を目指すこと。



◎豊崎博光写真展◎◎◎


9 月11 日につくば市内で講演会を予定している写真家の豊崎博光さんの写真展を開催する事が決りました。

「核の被害は先住民で始まり、先住民で終わる」と、世界中の核の風下、放射能の影響を長年見つめ続け、知らせ続けてきた豊崎博光さんは指摘します。

ウランの採掘、そして世界で2 千回以上行われた核実験は、すべて先住民族の土地で実施されてきました。核廃棄物の最終処分場としても狙われ、押し付けられてきました。私たちの近代生活はこれらの人々の犠牲の上になりたってきたといえます。

豊崎さんは1978 年にアメリカが核実験を行った太平洋中西部、マーシャル諸島のビキニ島住民や水爆実験の死の灰をあびせられたロンゲラップ島住民などの取材を始めたことを きっかけに、以降、世界の核実験場、ウラン鉱石採掘場、事故を起こしたスリーマイルやチェルノブイリ原発とそれらが生み出した放射能に汚染された風下地域 に住む被曝者、環境と地域社会への影響などを取材してこられました。

この度9 月11 日の講演会とホピセッション「千羽鶴の祈り」催事に合わせて、核の歴史をほとんど網羅している貴重な作品の数々を展示させて頂きます。どうぞお誘い合わせの上、ご高覧下さい。


―― プロフィール――

豊﨑博光(トヨサキヒロミツ)(フォトジャーナリスト)
神奈川県横浜市生まれ。

復帰前後の沖縄、在日韓国人・朝鮮人、アメリカ・インディアンなどを取材後、核による人間や環境への被害、反核・非核運動や被害者大会の取材のために世界各地を訪れ、膨大な写真を撮り続ける。
数多くの写真展を開催、写真集を多数刊行する活動により、世界の核被害を知らしめてきた功績は多大である。拓殖大学「核の時代史」、中央大学「核におおわれた世界」などの講座で教鞭を執る。
核問題を撮影する世界の写真家グループ「アトミック・フォトグラファーズ・ギルド」会員。

日時 9 月1 日(土)から4 日(火)午前9時から午後5 時
場所 洞峰公園筑波新都市記念館
主催 脱原発ネットワーク茨城「千羽鶴の祈り」実行委員会
共催 常総生協
http://nonukes-ibaraki.seesaa.net/
代表メールnonukes.ibaraki(アット)gmail.com


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9・11 千羽鶴の祈り


豊崎博光講演会&ホピセッション

9 月11 日ノバホール7 時より




(c) Kaneko Kazuo 2009