つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

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JR土浦駅にエレベーター設置の運動

JR土浦駅ビルは今夏のリニューアルオープンを目指し現在、改装工事中で、エレベーターはその西口に設置されることが決っています。

7千万円の設置費はJR東日本と土浦市が折半し、土浦市は今年度予算に補助金3500万円を計上しています。

このエレベーターについては、障害者団体などでつくる「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(村山一人世話人代表ら)が「始発から終電まで、1~3階まで利用できるように」と土浦市に要望しているものです。

この要望は、これまで土浦駅ビルとして西口から直接JR土浦駅改札口まで行けない状況があったことを解消しようとするものであります。

団体の要望を受けて、土浦市では4月17日、JR東日本水戸支社に要望してきています。

2.364名の署名で請願書を提出する

「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(村山一人世話人代表)は3日、「土浦駅西口のユニバーサル・デザイン化に関する請願」を土浦市議会に2.364人の署名を添えて提出しました。

会では土浦市に要望しているものを更に具現化していくために市民の代表の市議会に対しても要請することとして請願が行なわれたものであります。

各紙がこの事を紙面に取り上げていますので以下紹介をします

各紙の報道から▽

朝日新聞 (2009年6月4日)
駅ビルエレベーター仕様変更求め
請願書土浦市議会に障害者団体

JR土浦駅西口に設置されるエレベーターについて、障害者団体などでつくる「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(村山一人世話人代表ら)は3日、2364人の署名を添え、改装中の駅ビル内の仕様変更などを求める請願書を土浦市議会に提出した。

同会はエレベーターについて、駅ビルの営業時間外も始発から終電まで1~3階を使えるよう要望。1階に専用通路設置を求めている。

これに対し、JR側は仕様変更を拒否した上で、「時間外利用は警備員で対応」「費用は市で負担を」と回答。市は8カ月分500万円の全額負担を決めている。

村山世話人代表は「専用通路が確保されないのなら、警備員でもやむを得ないが、市の全額負担には反対だ。本来ならJRが全額負担するべきだが、両者の折半が妥当な線だと思う」と話した。


茨城新聞(2009年6月4日)
土浦駅ビル移動安全エレベーター問題
市民らが請願提出

土浦駅ビル「ウイング」(土浦市有明町)の新設エレベーター(1~3階)が、駅ビル営業時間外に1階が利用できず、駅ビル通路を含め身体障害者らに 使いづらい仕様・構造になっている問題で、市民団体「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(村山一人世話人代表)は3日、「土浦駅西口の ユニバーサル・デザイン化に関する請願」を、2364人の署名を添えて市議会に提出した。

請願では、土浦駅西口広場とJR改札階とを結ぶ経路を最も重要な生活関連道路と位置付け、駅ビル中央入り口―エレベーター間を安全円滑に往来できるようにすること、エレベーターの仕様や通路の構造を再検討することなどを求めている。


常陽新聞(2009年6月4日)
市民団体が議会に請願書
土浦駅西口のバリアフリー化で

JR上浦駅の駅ビルリニューアルに伴う、駅西□のバリアフリー化を求める市民団体「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(世話人代表・村山一人さんら)が3日、土浦市大和町のウララ2で、市議会に2364人の署名を添えた請願書を提出した。

請願内容は、1階入り口からエレベーターまでの通路の確保や円滑性、安全性への配慮などを求める3項目。村山さんは提出にあたって「目が不自由なので図面だけでは分からない。市議の方と一緒に実際に駅ビルヘ行って点検させてほしい」と強調した。

また、JRが検討も可能として市に費用負担を求めていた、駅ビル営業時間外の警備長の配置について市は1日、費用の全額負担を決め、6月議会に費用500万円を上乗せした補正予算案を提出するという。

これに関して村山さんは「わたしたちは要望書に対するJRの返答に納得していないし、警備員配置の要求をしているわけでもないので市の全額負担とい う方針に戸惑っている。警備員は選択肢の一つではあると思うが、全額を市が負担するのは反対。市が出すにしても折半でいいのではないか」と話した。


東京新聞(2009年6月4日)
市民団体が配慮求め請願書提出
JR土浦駅エレベーター問題

土浦市の市民団体「バリアフリー新法にもとづく基本構想を実現させる会」(世話人代表・村山一人さんら)は三日、JR土浦駅ビルに新設されるエレ ベーターを障害者らの利便性に十分配慮したものとするよう求める請願書を折本明市議会議長に提出した。請願者数は二千三百六十四人。

請願書はこのほか、駅西口広場から改札口までの経路を市のバリアフリー基本構想に沿った生活関連経路として位置付けることなどを要望している。

エレベーター問題で、市は駅ビルの営業時間外も利用できるよう警備員を配置し、その費用を全額負担する方針を示している。だが、二日の市議会建設委 員会では委員から全額負担に強い反発の声が上がった。村山さんも「駅ビルはJRの施設で、JR側も応分の負担をすべきだ」、と話している。

請願書は議会で全会一致にて採択される

土浦市議会の6月議会最終日に請願書が全会一致で採択されました。




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