つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年5月7日 第841号 発行:新社会党つくば支部

憲法アピール&メーデーアピールを発表する 

新社会党中央本部   


 金子かずお議員が所属する新社会党では、5月1日の第84回メーデーの開催と5月3日の憲法記念日に際し、以下のアピール文を発表しました。



憲法アピール


 施行66周年を迎えた日本国憲法がかつてない危機にさらされています。

 昨年の総選挙で自民党や日本維新の会など改憲勢力が衆議院で3分の2以上を占め、安倍政権は96条改定を公然と唱え始めました。

 なかでも自民党は、天皇を元首に、自衛隊を国防軍に変え、国家利益の前に基本的人権を統制することを厭わない「憲法改正草案」を発表し、国会に持ち込んで改定論議を進めています。

 今ほど、憲法三原則の主権在民、基本的人権、平和主義がないがしろにされているときはありません。

 憲法を尊重する義務を負った首相や国会議員らが改憲の先頭に立っているのですからまさに異常です。基地を押し付けられる沖縄、障がい者ら弱者へのとめどない差別が続いています。

 そして新たに、原発被災者は原発再稼働という国益を盾に切り捨てられようとしています。

 企業利益の前に健康と人権を奪われている労働者にとっても、ことは他人事でありません。

 国民の多くが望む「平和」が脅かされています。

 安倍政権は、日米同盟の完全な復活を背景に「強い日本」を表明しました。

 そうして、中国や朝鮮半島の緊張関係を煽り、集団的自衛権の行使、武器輸出三原則の緩和、米軍普天間基地など沖縄への基地の固定化、海外邦人の自衛隊による救出、秘密保全法案の国会提出などに踏み込みました。

 憲法9条の「戦争の放棄」を蹂躙する暴挙が国民の目の前で行われているのです。こうした平和と人権の危機に際し、新社会党は憲法改悪に反対する全ての政党や団体、個人に一致結束して立ち向かうことを呼びかけます。

 貧困と格差、原発と核開発、TPPや消費税増税に反対する人びとも一緒に「憲法改悪阻止」の声をあげましょう。

 安倍政権は7月の参議院選挙で大勝し、参議院でも3分の2以上の改憲議席の獲得を狙っています。

 平和と人権尊重を願う国民にとって、参院選は「日本国憲法」の生死を決します。情勢は、改憲阻止へ国民的な大運動とともに共同の選挙闘争を求めています。

 新社会党はそのために全力で闘います。


2013年5月3日

つくば市議会議員  金子 かずお
土浦市議会議員   井坂  正典
牛久市議会議員   杉森  弘之
筑西市議会議員   内田  哲男




第84回メーデーアピール


 「政治を後戻りさせない」はずの政権交代だったが、昨年の総選挙で自民党政権の復活を許してしまった。

 この夏の参議院選挙でも自民党を勝たせればどうなるか!労働者の生活は困窮するばかりだ。

 原発を推進してきた国・電力会社・金融機関・学者・マスコミは、未だに誰も責任を取らない。

 被災者の帰還と賠償の目途も立たないでいる。安倍内閣は前政権以上に政府・財界一体で原発推進の足並みを揃えている。

 13春闘は、アベノミクス劇場にすり替えられた。先出しじゃんけんで、労働組合のないコンビニ御三家などが賃上げを発表した。その結果、労働組合は陰となって見えなくなり、一時金が調整弁となって賃上げまでに手が届かなかった。

 一時金の満額回答は、労働組合が要求額を下げた結果だ。

 「アベノミクスの追い風効果」は嘘だ。

 労働者の賃金は、97年をピークに下降を続けている。

 その反面、企業の懐は潤い続けている。

 リーマン・ショック直後の09年3月期決算では、内部保留は195兆円だったが、12年9月期決算には217兆円に増加した。

 デフレをいいことに、労働分配を犠牲にした結果だ。

 労働者1人当たりの企業利益も、09年から10年までの景気局面で2.4倍と急増したのに対し、現金給与総額は横ばいのままだ。

 安倍政権は、年5%以上の人件費を増やした企業には増加分の10%を13年度から3年間、法人税から減税すると約束した。

 成長戦略を練る産業競争力会議では、民間議員が「解雇を原則自由にする法改正で、お金を払って解雇できるルールづくり」を提言した。

 こんな労働者無視の企業第一政治を許してはならない。

 総務省が発表した2月の完全失業率は4.3%に悪化、完全失業者数は277万人の高水準だ。

 さらに、日本の子ども(18歳未満)の貧困率は14.9%(ユニセフの報告書)、先進35カ国のうちの27位。

 それだけ労働者の生活実態は困窮している。

 労働者にとって団結こそ命だ。団結がなければ「雇用も賃上げ」も勝ち取れない。

 その労働者こそが社会の主人公なのだ。

 労働者が働かなければ、社会は成り立たない。

 だから、労働者を使い捨てにする政治に未来はない。

 万国の労働者、団結せよ!


2013年5月1日

新社会党茨城県本部 自治体議員団
つくば市議会議員  金子 かずお
土浦市議会議員   井坂  正典
牛久市議会議員   杉森  弘之
筑西市議会議員   内田  哲男



憲法を生かす会・茨城の主催で憲法集会開催


 5月4日に憲法を生かす会・茨城の主催で早稲田大学教授の水島朝穂さんを招き、「憲法は何かを改めて問う」の憲法集会が水戸市内で開催され、金子議員も参加した。


メーデーに参加☆★ 


◎茨城反貧困メーデー2013inつくば

 4月28日に、~「絆」なんてどこにある、わたしたちはだれと手をつなげばいいんですか~をスローガンに、今年も茨城反貧困メーデー2013実行委員会の主催による茨城反貧困メーデー2013inつくばが市内で開催され、金子かずお議員も参加した。

 学習会では、4名の方が働く立場から現状の報告を受け意見交換後に、つくば駅周辺をデモ行進した。


◎筑波研究学園都市圏統一メーデー

 筑波研究学園都市圏統一メーデー実行委員会主催の筑波研究学園都市圏統一メーデーが市内の中央公園で開催されました。

 来賓で参加した金子かずお議員、特に公務員宿舎の廃止について、学研労協の皆さんが取り組んできている課題についての支援を表明し、連帯の挨拶を行った。

 その後、メーデー参加者730名は市内中心部へのデモ行進を行った。




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