つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年7月30日 第852号 発行:新社会党つくば支部

第23回参議院通常選挙


投票率52・61% 自民党65議席 公明党11議席で与党大勝

 実施された参議院議員選挙は、自由民主党が65議席を獲得し、連立を組む公明党が11議席を得て、非改選議席を含め参議院で過半数の122議席を超えた。

 一方、民主党は17議席となり非改選議席と合わせても59議席と大幅な減となった。

 今回の参議院選挙の全国投票率は52・61%で前回の57・92%から5・31ポイント下回った。

 また、県内の投票率は全国平均を下回る49・66%で、前回よりも5・45ポイント下回る結果となった。

つくば市の投票率は49・88%

 このような状況の中つくば市の投票率は県の投票率を少し上回る49・88%でした。

 選挙の結果は、民主党の惨敗ですが、護憲政党の社民党の衰退が顕著となり、与党

 及び第三極の政党と合わせ、改憲の声や来年からの消費税率値上げ、原発稼働が国会内外で聞こえる政治状況を懸念する声も届きます。


投票率50%を切っても民意なのか

 40%台の投票率で当選の選挙制度を考える

 今回の参議院選挙の全国での投票率は52・61%ですが、県の投票率は49・66%で50%を切る結果となりました。

 50%を切った県は茨城県を含め11の県に上り、最低投票率は青森県で、最高は山形県でした。

 県内の状況を見ると、50%を切った自治体は44市町村中半数の23の自治体を数えた。県内で投票率が一番高かったのは町長選挙が同時に行われた利根町の68・59%でした。

 また今回の選挙で、投票時間の繰り上げを行った市町村のうち15市町村は県平均の投票率を下回った。

 これらを受けて県選挙管理委員会では、県知事選挙の投票時間の繰り上げについては自粛を要請し、午後8時まで投票時間を延長するよう市町村の選挙管理委員会に依頼するとしています。


弁護士のグループで選挙無効を提訴する

 1票の格差が是正されないまま都道府県単位の区割りで行われた参議院選挙は無効であると二つの弁護士グループが選挙無効を求めて、全国14の高裁・高裁支部に訴えを起こした。

 これは先に行われた参議院議員選挙を無効とする訴えでありますが、これまでの自治体の首長を選出する選挙でも、過半数割れや2位と3位候補者の合計得票が1位の当選者より多い結果の選挙は本当に市民の民意に応えたものなのか、考えさせられます。


福祉団体の主催で障がいを持つ子どもへの


就学についての学習会が開催される

 つくば市福祉団体等連絡協議会の主催で就学学習会がこの程開催された。

 今年で17回目を迎えた就学学習会は市内の特別支援学級や特別支援学校の教育内容などの現状を学び障がいを持つ子ども達の就学の参考にしようと始まった もので、今回も特別支援学級の担当先生や特別支援学校の担当先生を招き報告を受けた後、特別支援学級と特別支援学校の保護者からの体験談が語られるなどし た。

 つくば市福祉団体等連絡協議会の設立に努力した皆さんと初代の会長を経験した金子さん達の発案で実施されてきた就学学習会が今日も続いているということ は、意義ある重要なことでありますが、裏返せば、今日まだまだ障がいを持つ子ども達に無条件での入学の道が遠いということにもつながるものと、当日の受付 をしながら思ったことでした。


発達障害支援について

 発達に障がいが見られる場合には、早期にその障害に気が付く事が重要であり、適切な療育につなげ少しでも社会生活に適応する能力を伸ばしていくことが大切です。 

 そのためにも幼児期での保育が重要であり、学校で特別支援学級の支援が大切として、数年前から普通学校に特別支援学級が創設されてきています。

 それらの施策を支援していくためにも、幼稚園や保育所、学校に教育補助員の配置の充実や加配が重要であります。


議会でも一般質問で取り上げられる

 6月の定例市議会では、二名の議員から発達障害についての質問が出されました。

 主な内容は、早期発見への対応策について。幼稚園への就園について。就学相談について。特別支援教育について。支援体制について。など執行部の考え方が質された。


桜ニュータウンと下広岡で移動販売車での販売が始まる 


 つくば市では、これまで茎崎地区で地域の買い物困難者問題の解決のため,国の緊急雇用創出事業を活用した『つくば市買い物弱者対策事業』を実施してきました。

 この事業は,市内において,車両による移動販売を定期的に実施するもので、これまで業務委託先の㈱カスミストアーさんが実施してきていました。

 茎崎地区では、主に団地を中心に移動販売車が巡回をしていますが、市とカスミストアーさんとの協議で、今回は旧筑波地区の5ヵ所と桜ニュータウン、下広岡の合計7ヵ所での移動販売となりました。

 桜ニュータウンと下広岡のコースは7月23日から始まり、毎週火曜日と木曜日の週二回に移動スーパーとして広岡交流センターと下広岡公民の駐車場で好評に利用されてスタートしています。




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