つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年9月10日 第858号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会


報告6件 承認1件 認定9件 議案18件が提案される

 9月つくば市議会定例会が本日10日に開会された。

 6日の議会運営委員会で日程は10日から30日までの21日間と決まり、一般質問(日程は別表参照)には15名の議員が市政全般にわたり質問通告があります。

報告では

 平成24年度の一般会計、下水道事業特別会計など継続費の清算とつくば文化振興財団の経営状況、交通事故等の先決処分について。

認定では

 認定9件は、平成24年度の一般会計、国民健康保険特別会計、下水道事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計、水道事業特別会計など9件であり、この9件の認定は決算特別委員会を設置して閉会中の審議となります。

議案では

 一般会計補正予算では、総合運動公園基本構想策定業務委託費、消費生活センター相談室設置工事費、市民ホールやたべ・つくばね・くきざき修繕工事費、各 地域交流センター修繕工事費、各保育所修繕保育費、民間保育所保育士等処遇改善臨時特例事業費補助金、電気自動車用充電器設置工事費、いばらきの園芸産地 改革支援事業費、いばらきの畑地再生事業負担金、つくば市強い農業つくり補助金、ふれあいの里実習館改修工事費、森林体験パークコース整備工事費、各公園 内施設修繕工事費、高機能消防指令センター設計業務委託料、小学校エアコン設置工事費、竹園東中学校舎解体工事費、幼稚園窓ガラス飛散防止フイルム貼付工 事費、総合運動公園整備基金積立金などが主な歳出予算となっています。

 下水道事業特別会補正計予算は、災害復旧工事関係の歳出となっています。


つくば市議会 9月定例会の日程


9月定例議会の日程は以下のとおりであります。
9月06日  議会運営委員会
9月10日  本会議・議案の提案
9月12日  議案等調査日・議案等通告締切日
9月12日  議案等調査日
9月17日  議案等調査日
9月18日  一般質問
9月19日  一般質問
9月19日  議会報編集委員会
9月20日  一般質問・議案質疑
9月20日  決算特別委員会
9月24日  総務委員会
9月24日  文教福祉委員会
9月25日  環境経済委員会
9月25日  都市建設委員会
9月25日  議案等討論締切日
9月30日  委員会報告・採決
9月30日  追加議案提出・採決


建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ
山崎久隆(たんぽぽ舎)


 汚染水問題で福島第一原発が、震災以来最大の危機を迎えている。

 ところが、その危機の全貌は東電からも規制庁からも明らかにされていない。

 現実には高濃度汚染水の流出問題に加えて、建屋への大規模な浸水と液状化、建屋傾斜あるいは倒壊の危機すら迫っている。

 福島第一原発の建屋周辺には「サブドレン」と呼ばれる地下水くみ上げ井戸が作られており、事故前には毎日地下水がくみ上げられて海に放出されていた。

 1号機と2号機の周辺には27本、3号機と4号機の周りには30本、しかし地震と津波の影響で使えなくなり、昨年5月までにいくつかの井戸を汚染浄化対象としてくみ上げが再開されたものの大半は動いていない。

地下水対策は大型構造物に必須

 地下水対策は、地下構造を持つ建物にとっては必須である。

 東京では高度経済成長期に大量の地下水が工業、上水目的で汲み上げられ、大規模な地盤沈下が発生し、ゼロメートル地帯が出現、大雨や高潮時の度重なる浸水被害や建物が破壊されるなどの影響が出た。

 地下水の汲み上げ規制で地盤沈下は収まったが、こんどは地下水の水位上昇により地下構造への浸水や建物の浮き上がりが問題になった。

 例えば東京駅の場合、地下水位は駅の建設時で地下35mあったのが、2000年段階では地下15mと、20mも上昇している。

 最下層には総武横須賀線が入っているが、この地点は地下27mで、建設時は地下水位よりも高かったが今では「水没」している。

 そのため毎日4000㌧から5000㌧も汲み出している。

 さらに「グラウンド・アンカー」と呼ばれる鋼鉄製の重りを大量に入れている。

 1999年段階で総数は130本に達し、1本あたり100トン相当の浮力に対応できるそうなので、13000トンもの浮力を支えている。


竜巻被害の松伏町議会が視察


 9月2日の午後2時過ぎに埼玉県越谷市や同県松伏町、千葉県野田市に大きな被害をもたらした突風は竜巻で規模を藤田スケールでF2と発表され、茨城県坂東市までの19キロで被害が記録された。

 被害にあった松伏町の議会・文教民生委員会では、昨年の5月6日に竜巻被害を経験したつくば市、とりわけ議会としての取り組みについて緊急視察に見えられ対応しました。

 主に、
役場の対応が遅いなど災害直後の人手不足に起因する要望、苦情に対してどのような対処が住民の気持ちを落ち着かせるのか。
支援物資配布などの情報の提供はどのよう媒体が有効でしたか。
生活再建に向けて、国や県からはどのような支援があり、議員が知っておくべき基礎知識は、なんでしょうか。
災害後2週間、一か月を過ぎると、住民要望は変化すると思います。つくば市では、どのような要望の変化がありましたか。
落ち着いてからの要望に対して、議員が係る事項はありましたか。
災害復旧に対して議会として、取り組んでおいた方が良いことが教えてください。例えば、国・県への意見書の提出や陳情などはいかがでしたか。
 などの質問が出され、竜巻被害当時の飯岡宏之前議長と地元議員であります大久保勝弘副議長に参加をいただき、当時の状況を伝えました。




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