つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年9月17日 第859号 発行:新社会党つくば支部

明日から一般質問が始まる
15名の議員が登壇


 つくば市議会は18日、19日、20日の三日間にわたり一般質問が行われます。

 今回は、大久保勝弘議員、塩田尚議員、古山和一議員、橋本桂子議員、田中サトエ議員、滝口隆一議員、小野康宏議員、木村清隆議員、山本美和議員、浜中勝 美議員、須藤光明議員、神谷大蔵議員、皆川幸枝議員、北口ひとみ議員、宇野信子議員の15名が市政全般について質問を行います。

   

9月議会での請願提出は5件です

 開催されている9月議会に提出された請願書は5件でありました。

 請願書の内容は下記のとおりであります。

①教育予算の拡充を求める請願(文教福祉委員会に付託)

 請願の趣旨・・・きめ細やかな教育の実現と義務教育費国庫負担制度の堅持。東日本大震災に鑑み教育復興の予算措置の継続。


②介護保険料段階の細分化についての請願書(文教福祉委員会に付託)

 請願趣旨・・・10段階に分かれている介護保険制度の中で7段階と8段階を第三段階と第四段階の蓄冷区分のように区分を。


③「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する意見書(環境経済委員会に付託)

 請願趣旨・・・国に緊急事態基本法の制定を求める。


④家族従業者の人権保障のため「所得税法第56条の廃止を求める意見書」提出を求める請願(総務委員会に付託)

 請願趣旨・・・国に所得税法56条の廃止を求める。


⑤つくば市立小・中学校の全教室にエアコン設置を求める請願書(文教福祉委員会に付託)

 請願趣旨…市内の小・中学校の全教室にエアコン設置を求める。

 以上の5件が各常任委員会に付託され24日の総務委員会、文教福祉委員会と25日の環境経済委員会で審議が行われます。


県知事選挙が終わる


 9月8日の投開票で行われた茨城県知事選挙は、投票率が31,74%という低投票率の知事選挙でしたが、選挙結果は橋本まさる氏が再選を果たしました。

投票結果・敬称略
橋本 まさる 489,832票(65,53%)
田中しげひろ 257,625票(34,47%)

 橋本知事が6選を果たしました。

 県民の暮らしや福祉、教育の充実への取り組みをさらに進め、選挙中の公約実現を求めます。


敬老福祉大会が開かれる


 台風の通過で天候が心配された敬老福祉大会は16日雨模様の天候でありましたが、予定どおりに実施されました。

 会場のつくばカピオホールに午前の開催地区の豊里地区、茎崎地区、筑波地区の皆さんが、午後には谷田部地区、大穂地区、桜地区の皆さんが集い。

 参加者の敬老を祝った。


再稼働に資源を投入する余裕ない!
福島原発の危機的状態


 今の福島第一原発周辺地盤は、高い地下水位にある。

 震度6の地震が襲えば、建屋周辺は液状化する。

震度6の地震で液状化

 液状化では地上に地下水が土砂と共に噴出する。

 この水が福島の場合は汚染水なのだから、とんでもない危険地帯に変貌する。

 汚染水の表面線量は、高いところで160ミリシーベルト/時、低いところでも数十ミリシーベルトに達する。

 この汚染水が地上に噴出したら、その場にいた作業員はたちまち高線量の沼地に取り残されることになる。


建屋が崩壊する恐れも

 そのうえ、液状化により建屋が傾斜する。

 最悪の場合は、横転するかもしれない。

 新潟地震の時に倒れたアパートを思い出される人もいるだろう。

 真横に倒れなくとも、大きく傾斜するだけで十分重要機材を破壊する。

 特に使用済燃料プールと冷却水を送る配管類が破壊された場合、深刻な事態になるだろう。


地下水位の高さが異常に

 そこまで心配しなければならないのは、福島第一原発の地下水位が過去に例がないほどの高さに挙がっていることと、タービン建屋と原子炉建屋では地下の高 さが異なり、タービン建屋は岩盤に固定されておらず、浮き上がる危険が高いことと、原子炉建屋も上部構造物が撤去されている4号機は全体が軽くなっている ことなどが理由だ。

 液状化するような地震が「起きない」という楽観論を採用するものはいないだろう。

 むしろ、今後何十年も燃料取り出しや廃炉処理をする間に何度も大きな地震に遭遇する可能性のほうが遙かに高い。


福島原発の安全対策を

 依然として、本質的な安全対策を真っ先にするべきなのは、福島第一原発であることに変わりはない。

 再稼働などに資源を投入する余裕など、この国にはない。

(山崎久隆 たんぽぽ舎)  




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