つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年11月5日 第865号 発行:新社会党つくば支部

第29回・水郷水都全国会議霞ケ浦大会が開催される


 水郷水都全国会議は1984年に滋賀県琵琶湖で開催された世界湖沼会議を契機に結成され、一回目の会議は翌年の1985年に島根県松江市宍道湖畔で開催されました。

 翌年の1986年に茨城県土浦市の霞ケ浦湖畔で第二回の大会が開催され、今回29回目の大会が27年ぶりに10月12日から14日までの三日間霞ケ浦湖畔で開催されました。

 27年を経て水質の悪化傾向は止まりましたが改善は見られず、多様な生態系は回復せず漁業の衰退、沿岸市町村の活力低下など、自然環境だけでなく社会環境を含めて持続可能な流域社会の再生が問題となっています。

 また、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、霞ケ浦流域では堤防の崩壊や液状化現象に加えて東京電力福島第1原子力発電所の事故により流域も湖も放射能で汚染されてきています。

 当日は第29回水郷水都全国会議霞ケ浦大会事務局長の浜田篤信さん(霞ケ浦生態系研究所所長・霞ヶ浦導水事業を考える県民会議共同代表)から「霞ケ浦からの報告」が行われました。

 浜田篤信さんは、開発による生態系破壊の経緯やアオコ問題、霞ケ浦導水事業問題など、3・11を超えての問題点を指摘した。

 最終日には、2015年まで事業延長をしているが、同年には事業完成の見込みのない「霞ケ浦導水事業の中止を求める決議」が採択され、水郷水都全国会議 の原点である「市民・行政・科学者の連携」による、環境と共生する水郷水都のモデルづくりの実践を盛り込んだ「第29回水郷水都全国会議霞ケ浦大会宣言」 を採択して終了した。


常陸国風土記1300年
つくば物語 筑波山秋祭り


 10月26日天候不順で会場が市民ホールつくば市ねに変更されつくば物語のイベントは開催されました。

 また2日、3日は筑波山麓で様々な催しが執り行われていました。

平和憲法の集いが開かれる

 例年、11月3日に憲法を生かす会・茨城による「平和憲法の集い」が今年も11月3日の憲法公布記念日に水戸市内で開催されました。

 今回は、前日弁連会長の宇都宮健児さんを講師に開催されました。

 タカ派政権が登場する中、明文改憲を目指す動きと集団的自衛権を認めようとする解釈改憲の動きなど、憲法がかつてない危機を迎えている危機の状況と危惧している。

 などのお話があり、改悪を許さない為、私たちは微力でも無力ではない。とも提言した。


つくば市議会・9月議会で採択された請願です



教育予算の拡充を求める意見書


 子どもたちに豊かな教育を保障することは,社会の基盤作りにとってきわめて重要なことである。

 特に学級規模の少人数化は保護者などの意見募集でも小学1・2年生のみならず,各学年に拡充すべきとの意見が大多数である。

 地方は独自の工夫で学級規模の少人数化をすすめてきているが,地方交付税削減の影響や厳しい地方財政の状況などから,自治体が独自財源で学級の少人数化を拡充することは困難な状況になっている。

 また,東日本大震災等において,学校施設の被害や子どもたちの心のケアなど教育の早期復興のための予算措置,早期の学校施設の復旧など政府として人的・物的な援助や財政的な支援に継続的に取り組むべきである。

 したがって,教育予算を国全体として,しっかりと確保・充実させるため,次の事項を実現されるよう,強く要望する。


1 きめ細かな教育の実現のために少人数学級を推進すること。
2 教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため,その根幹となる義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
3 東日本大震災における教育復興のための予算措置を行うこと。


以上,地方自治法第99条の規定により提出する。

平成25年9月30日

つくば市議会

提出先))
内閣総理大臣
内閣官房長官
文部科学大臣
財務大臣
総務大臣



橋下 徹大阪市長の「慰安婦に関する発言」の撤回と謝罪を求める決議が採択される


 9月のつくば市議会で橋下 徹大阪市長の「慰安婦に関する発言」の撤回と謝罪を求める決議が議員提案され賛成多数で採択されました。

 採択された内容は以下のとおりです。


橋下 徹大阪市長の「慰安婦に関する発言」の撤回と謝罪を求める決議


 去る5月13日に橋下徹大阪市長は「第二次世界大戦当時は慰安婦制度が必要だった」とし沖縄在日米軍に対しても「風俗業の活用を」あたかも慰安婦制度に準ずる行為を含む対応を進める発言がありました。

 このような発言は女性の人格と人権を踏みにじるものであり、到底許されません。

 橋下 徹氏の発言は、大阪市長及び日本維新の会共同代表としての資格が問われるものであります。

 女性を性の対象としてしか見ていない考えが透けて見える一連の発言に厳しく抗議するとともに、早い撤回と謝罪を求めるものです。

 以上、決議する。

平成25年9月30日
つくば市議会


福島被害者から訴えを聞く会


 原発事故被害者相双の会会長の國分富夫さんを迎えての講演会を開催します。

日時 :12月14日(土)午後5時から
場所 :つくばサイエンス・インフォメーションセンター
資料代:500円
主催 :脱原発ネットワーク茨城
連絡先:いいとも舎




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