つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年11月26日 第868号 発行:新社会党つくば支部

民主主義を侵す特定秘密保護法


 特定秘密の保護に関する法律が開会中の臨時国会で多くの人々の反対にもかかわらず自民党や公明党の政府与党の力と同法案修正を合意した日本維新の会、みんなの党で今日26日にも衆議院で強行採決が行われます。

 何が特定秘密なのか、漏洩すると国の安全保障に著しく支障を与える恐れがある、防衛、外交、外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止、テロ活 動防止に関する情報を「特定秘密」と指定するとし、「特定秘密」を取り扱う公務員・警察職員・契約業者らにについて、警察本部長が、公私の団体に紹介する などして、「適正評価」を行う。

 それら「特定秘密」を扱う公務員・警察職員・契約業者らが故意または過失で漏洩すると最高で10年の懲役刑が処される。

 さらに人を欺いたり脅迫・窃取・不正アクセスなどにより「特定秘密」を取得したものも最高で10年の懲役刑に処される。

 また、未遂や共謀、扇動も処罰の対象となる。などが骨子となっている法案です。

 これらの考えには多くの疑問点や運用についての不安がいっぱいあります。

 何が「特定秘密」にあたるのか、連日の国会論議でもあるように、特定されているようで特定されていないので、解釈次第で範囲が非常に広くなる。

 また、著しく支障を与えるとあるが、何が著しく与えるのか、何を特定に秘密にするかの評価が分かれる。

 さらに「適正評価」でも大きな不安が出ています。人権活動団体や、脱原発団体や国等に対する訴訟団、生協団体などへの調査対象に広がらないか、一般国民も懲罰の対象になるのか。

 強引な成立をめざす姿勢に各界各層に不安が広がり、日弁連、日本ペンクラブなどの組織も反対を表明してきていますが、この程はテレビでおなじみのキャスターやジャーナリストが記者会見で反対声明をだすなどしています。

 また、新社会党では、18日から22日の5日間連日同法案に反対し国会周辺や議員会館前で他団体と連携し、金子さんも参加して反対行動を取り組みました。


日比谷の集会に参加した方からの声

 21日は、特定秘密保護法案に反対する集会が日比谷野外音楽堂で開催され、国会議員も参加する中1万人以上の人々が集まりました。

 午後から衆院の国家安全保障に関する特別委員会のプレッシャー傍聴に参加し、終わってすぐコンビニで夕飯を調達しながら会場入りしたので、席を確保することができました。

 6時過ぎには満員になってしまったようですので、入りきれなかった人たちが日比谷公園にあふれたようです。

 主催者が5,000人を目標にしていたのに、1万人を超えるとは、本当に良かったです


つくば子育てフェスティバル2013


 金田にある「つくば市子育て支援センター」で11月9日、つくば市子育てフェスティバル2013が開催され多くの就学前の親子や家族連れで大賑わいでした。

 金子かずお議員も毎年このイベントには欠かさず参加し、子育て中の親子が何を求めて子育て支援のフェスティバルに参加をしてきているか、楽しく参加できる環境整備を求める声に耳を傾けるひとときでした。


脱原発つくば行動日・金曜行動に参加


 11月22日(金)午後6時からセンタ付近で脱原発ネットワーク茨城の主催による原発いらないアピール行動が行われました。

 当日は寒さも深まる中、金子さんも参加し通行人に12月14日に行われる「國分富夫さんの講演会」の案内をしました。


つくば市議会 12月議会は11月29日から


 つくば市議会の12月定例議会の開催は11月21日に開催の告示がなされ、議案等については21日の告示後に会派代表者会議が開催され、議案内容の説明が執行部より全会派に行われました。

 12月議会の日程は27日の議会運営委員会で協議されますが、今のところ11月29日から12月17日の会期で開催される予定であります。

 ・・以下予定日程・・
11月27日 議会運営委員会
11月29日 本会議
11月29日 議会活性化推進特別委員会
12月6日 一般質問
12月9日 一般質問
12月10日 一般質問・総括質疑
12月11日 総務委員会
12月11日 文教福祉委員会
12月12日 環境経済委員会
12月12日 都市建設委員会
12月17日 議会運営委員会
12月17日 本会議


講演会のお知らせ☆☆☆★


 原発事故から2年半を超える月日が経ちました。

 今なお15万人を超える人々が、住み慣れたふるさとを追われ、仮設住宅や遠く離れた地で避難・移住生活を送り、茨城県内にも多くの方が避難して来られています。

 東京電力は強制避難区域以外の人は賠償対象とせず国の支援もほとんどありません。

 被害者の救済なくして原発事故の解決はありません。

 この程、原発事故被害者相双の会会長の国分富夫さんを招いてお話を聞く会を計画しました。

 国分さんは住んでいた南相馬を中心に福島の現状や避難している会津若松での生活と苦労、相双の会の結成の経過と損害賠償請求訴訟の意義と現状などのお話を聞かせていただきます。


福島被害者からの訴えを聞く会&交流会
日時 12月14日(土)午後4時から
場所 つくばサイエンス・インフォメーションセンター
     講師 国分富夫さん(原発事故被害者相双の会会長)
主催 脱原発ネットワーク茨城
資料代 500円




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