つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2013年12月24日 第872号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会
12月定例市議会が終了する


 つくば市議会は11月29日に開会し、12月17日に終了しました。

 一般会計補正予算では、歳入歳出予算に5億3,371万3千円を追加し、総額を686億2,661万2千円とするもので、予算措置がされた内容は以下の事業であります。

避難者支援事業や市内既存商店街空き店舗実態調査事業、
ゆかりの森里山環境保護・保全事業、
つくば紫峰学園建設工事等委託(小学校、中学校)の継続費追加と旧庁舎解体工事設計業務委託、
市民ホールくきざき空調設備熱源機更新事業、
子ども・子育て支援システム構築業務委託料、
つくば環境スタイル行動計画改定常務委託、
クリーンエネルギー機器導入設置事業補助、
道路維持管理事業、
道路新設改良事業、
街路維持管理事業、
防災倉庫整備及び備蓄品等購入事業、
消防車両用車庫兼詰所設計委託、
などの繰越明許費が盛り込まれている補正予算案が採択されました。

 また障害福祉では、重度訪問介護給付費、生活介護給付費、施設入所支援給付費、放課後等デイサービス給付費、保育所費では、民間保育所運営委託費、商工業振興費では、中小企業事業資金信用保証料補助などが盛り込まれている補正予算案が採択されました。


請願書は2件採択、2件趣旨採択、2件不採択、1件は継続審査に

◎介護保険料段階の細分化についての請願書は趣旨採択となりました。

◎ウィルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する請願書は採択され国に意見書が提出されます。

◎「保険で良い歯科医療の実現を求める意見書の提出を求める」請願書も採択されましたので国に意見書が提出されます。

◎障がい者のためのケアーホーム・ショートスティ設置を求める請願は閉会中の継続審査となり、引き続き審議が行われます。

◎要支援者を介護予防給付から外すことに反対の請願書は委員会審議のとおり不採択となりました。

◎つくば市「総合運動公園」誘致請願は総務委員会で不採択となり本会議でも不採択となりました。

◎「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する請願書の趣旨採択では本会議で反対意見が出されましたが、趣旨採択となりました。


今年もありがとうございました。


今号が今年度最終号となりましたが、迎える2014年が良い年でありますように、お祈りいたします。

金子かずお     


小田城跡保存整備委員会が
復元の進む現地を視察する


 1997年から国指定史跡小田城跡の復元作業が進められてきていますが、この程の小田城跡発掘調査では、敷地南側の城跡端側の堀で「障子堀」などが新しく発見されるなどしたものを12月7日に一般公開してきています。

 また12月18日には、小田城跡保存整備委員会が開催され現地視察も実施され、委員会の委員であります金子かずお議員も現地視察に参加をしました。

 これまでに発掘が進められた堀跡では障子堀が発見されてきていましたが、この場所も敵の侵入を困難にするために防御で勢力を誇った豪族小田氏の拠点であり、複雑な構造にして敵を足止めにしたとみられる障子堀の堀跡など見学した。


高齢社会を生き抜くために


 「健康と福祉」をキーワードに土浦のモール505の施設内で発足した生きがい広場「いきいき館たいこ橋」はNPO法人の資格を取得した「NPOいきいきネットワーク」が運営しています。

 1人でも多くの利用者の皆さんが「同じ趣味を持つ仲間づくりや、生きがいのある元気な高齢者」が増えることにより結果的に介護保険や医療に頼らず自治体の医療費減に期待がもたれています。

 趣旨を同じくする「NPO遠隔医療推進ネットワーク」理事長の萱橋さんからの講演会のお誘いを受け、今話題の「遠隔・在宅医療を推進普及」の講演会に参加をしてきました。

 講師陣に、岡山大学心臓血管外科准教授の笠原真悟先生、JAとりで総合医療センター循環器内科医師の久保山修先生の講演と同時に遠隔医療を受けている方の話と、「いきき館たいこ橋」の利用者さんの話しの内容から両先生の解析を受けした。

 久保山先生からは①脳卒中とは②脳梗塞とは③心原性脳梗塞とは④心原性脳梗塞の予防について具体的に心臓と脳の関係、笠原先生からは、在宅・遠隔医療に おけるリアルモニタリングの活用と題してその背景には岡山大学病院(890床・ヘリポート・集中治療室45床・患者の60%以上が県外・全国)の特殊事情 があることも報告されました。

 私たちが行っている自主的で楽しい健康予防の生きがい対応型の仕組みは健康歌謡・健康麻雀・合唱クラブ・民謡踊り・いきいき体操・ハーモニカ・腹話術等は、健康活動には有効だと思います。

 しかし地井散歩の地井さんやサッカーの松田選手など、健康に留意していても、突然心筋梗塞などで亡くなっています。健康を追及することには限りがありません。

 今回の試みは第1歩ですが、今後NPO遠隔医療推進ネットワークとの協力で24時間のポルター心電図の遠隔診療を特別無料で行ており心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病のどの予防に大いに役立っています。

 「いきいき館たいこ橋」の高齢者のメンバーを中心に20名近い人が取り組んでいます。

 この取り組みが地域の空き家や廃店舗などを活用してできたら高齢社会での活動として光を発します。

「NPOいきいきネットワーク」金子かずお




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