つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2014年2月18日 第878号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会
3月定例市議会は21日から


 つくば市との合併論議や総合運動公園構想などが取りざたされ、新聞紙面を賑わせているつくば市ですが、12日に開催された議会全員協議会で、2014年度の当初予算が示された。

 また、3月議会は会派代表質問が3名以上の会派から市長の所信表明や市政について質問が行われます。今のところ3月5日に会派代表質問、6日、7日、10日に一般質問が行われる予定であります。

新年度の一般会計予算は682億7,000万円

 一般会計予算は過去最大級の682億7,000万円となり、前年度対比で29億1,200万円の増(4,5%増)となります。

 この中には総合運動公園基本計画策定・基本設計事業等1億7,245万5千円、筑波地区の小中一環校の紫峰学園建設事業3億927万4千円&建設工事設 計委託料1億9,038万4千円、特殊消防ポンプ自動車購入事業1億円、中根・金田台地区公園用地購入費5億7,000万円、児童福祉施設整備費補助金3 億9,228万1千円、島名小学校校舎増築工事2億8,174万円などの新規事業が入っています。


福祉、医療関係の特別会計は以下のとおり

 国民健康保険特別会計は3,8%増の191億2,352万5千円となり、前年度対比6億9443万3千円となります。

 後期高齢者医療特別会計では、13億6,953万2千円で昨年度対比3,746万9千円の増です。

 二年に一回の見直しをしている後期高齢者保険料は給付費準備基金を取り崩しで2014年の保険料金は値上げをしないことになりました。

 介護保険事業特別会計は、104億4,877万6千円で前年度対比5億2,613万円の増です。


小田城跡の復元整備も進む

 27年度までの予定で進められている小田城跡の復元事業は案内所の整備などのほか、史跡公園内の整備やトイレの整備などの最終段階を迎えようとしています。

 今回の整備には2億2,313万円が計上されました。


ともに支え合う地域づくりとは・・②


「孤独死ゼロ作戦」から学ぶ「これからの地域福祉」

 前号でもお知らせのとおり全国的に少子化、高齢化が進み特に孤独死の情報も伝わる中、松戸市内の常盤平団地自治会で取り組みが進められている「地域支え合い体制づくり事業」について実践している常盤平団地の自治会長の中沢卓実さんを講師に迎えた講演会が開催されました。

 特に、自らが理事長を務めるNPO法人孤独死ゼロ研究会の活動の内容を中心にして団地で取り組んできていることについて紹介します。

常盤平の孤独死ゼロ作戦・四つの課題を重視

 孤独死を発生させる社会的背景について
 孤独死の実態把握について
 対策の強化について(8つの対策を提起)
 いきいき人生への啓蒙・啓発についいて・・であります。

 これらのテーマ―を中心に活動が行われていますが、特に常盤平団地地区社会福祉協議会、いわゆる団地社協を創設して市、社協、団地社協の協力で取り組みを推進している。

 主に④いきいき人生への啓蒙・啓発に力を入れた取り組みを実施しています。その中の一つに、「いきいきサロン」は評判もよく365日地元の公民館でオープンしています。

 また、同事業は、地域福祉の活動への住民参加を即し、とじこもりを無くし、仲間づくり、その人に見合う運動やスポーツの紹介などに取り組む事としています。

 それらの取り組みが評価され、同自治会は平成22年に地域づくり総務大臣表彰を受けています。


原発の町を追われて・上映会
避難民・双葉町の記録 1&2


 福島第一原発の立地する双葉町(一部は大熊町)。

 3・11原発事故直後、井戸川克隆町長(当時)は町民の安全を求めて、遠い地での避難を選び町は役場機能を避難先の一つである埼玉県加須市に移した。

 避難先の生活拠点は廃校となっていた旧騎西西高校に移し多い時には1400人が避難生活を送り、昨年の12月に避難所を閉鎖した。

 この記録映画は、堀切さとみさんが原発避難民の置かれた現状を記録したものであり、場所は加須市の騎西西高校での生活と町民の声を集めたドキュメンタ リーで避難生活3年目となる人々の暮らし、町長交代劇、町役場移転など広域避難での町の進む道の選択や変化に翻弄する双葉町の現状が描かれています。 

 特にパート2では町長不信任案から町の声が分かれる中で井戸川克隆町長の苦悩と住民との乖離など身につまされる一面を見る。 

 また、交流会で被災者の方から、原発の近くで生活し、仕事し、そして、事故で被曝や避難をせざる負えなくなった複雑な感情と、どう前に進むかという想いを生の声で聞くよい機会となりました。

 メディアや様々な通信は便利だけども、やはり限界があって、「話を聞く」ことが大切だと改めて思いました。



語る…福島の今
    暴く!東電の実態


おしどりマコ・ケントークイベント

 おしどりマコさんとケンさんは原発事故以来、東電の隠ぺい体質に憤り、誰よりも多く記者会見に出席し、疑問点を鋭く追及してきました。

 それらをマガジン9「脱ってみる」の連載等のレポートに公開してきています。

 以下の日程でトークイベントを開催します。

日 時 3月22日(土)午後1時
場 所 土浦市民会館
会 費 500円
主 催 脱原発ネットワーク茨城





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