つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば | 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2014年3月11日 第881号 発行:新社会党つくば支部

ビキニ環礁での水爆実験から60年
非核の訴へ全世界に発信を


 アメリカ領マーシャル諸島のビキニ環礁で、いまから60年前の1954年3月1日に水爆実験(ブラボー)が行われ、住民や周辺海域で操業中の漁船が被爆した。

 その時の爆発で粉々になったサンゴ礁などが巻き上げられ、放射性物質「死の灰」となって風下のロゲラップ環礁に降り注いだ。

 当時、静岡県焼津市のマグロ漁船第五福竜丸が操業中であり23名の乗組員が被爆し、半年後に無線長の久保山愛吉さんが死亡した。

 水爆実験で延べ1000隻が被災し、水揚げされた魚からは放射線が検出され、以後日本では反核の世論が高まり、今日の福島の事故に連動するものとなっている。

 60年を迎えた3月1日には、第五福竜丸の乗組員で冷凍士であった大石又七郎さん(80歳)は、マーシャル諸島の首都マジュロで開催された被爆者追悼式典で東京電力福島第一原発事故の汚染被害に触れ「ビキニ事件と同じたる核兵器も原発も断固反対」と訴えた。

 また、住民の帰島が実現していないビキニ環礁やロンゲラップ環礁の自治体の首長も出席した。

 日本からも福島県大熊町出身の女性や福島大学大学院生などが参加し、地元の被爆者と交流を行った。

 大石さんは、第五福竜丸展示館や各地域で30年以上にわたり被爆の実態を伝え証言活動を行っている。

 今日、3・11は福島原発事故から3年目となるが福島では避難区域の線引きによる地域や心の分断をどう防ぐのかなど様々な課題が山積している。


(当時の第五福竜丸)
第五福竜丸(だいごふくりゅうまる)は、1954年3月1日にアメリカ軍の水素爆弾実験によって発生した多量の放射性降下物(いわゆる死の灰)を浴びた、遠洋マグロ漁船の船名である。

無線長だった久保山愛吉 (くぼやま あいきち、1914年6月21日生まれ)さんがこの半年後の9月23日に死亡した。




忘れない3・11 原発爆発


記憶に刻もう3・11

今日11日で三年目を迎える

2011年3月11日午後2時46分東日本大震災が発生し多くの人々が津波や火災で亡くなりました。

同時に福島第一原発の爆発事故で各地に放射線の被害がでました。

今自分のいる所で黙とうを捧げよう




介護保険の「要支援」外しは
  制度の後退につながらないか


介護保険からの排除・・問題①  介護保険制度の改正?改悪が進められている「介護の専門職として誇りをもって働いているのに・・・」「自分たちの仕事はそれほど期待されていないのでは?」一生懸命に頑張っているのに社会的な評価が低いのではないのか…など嘆きの声が寄せられる。

 改正の都度に制度が改悪や介護労働の報酬単価の低くさを気にする専門家の声を聞く。

 介護保険制度の改正?改悪とは何か。要支援の認定を受けた人を訪問介護やディサービスを保険給付の対象から外し、市町村(つくば市)の地域支援事業に移すというものであります。

 要支援制度は2006年に予防介護の重要と重視政策として介護度の低い要支援1、要支援2の介護区分を新設し、早い段階で保険給付使って重症化を抑え、介護利用者に自立した生活を送ってもらうためであったのだ。

 そして、それらの施策を通じて介護費全体を抑制するというものでした。

 介護保険の主たる目的の一つである予防介護重視の政策を転換し150万人と言われる要支援の高齢者を介護保険から排除するというのは地方自治体に事務的にも財政的にも多くの負担を押しつけるものとなる。

*次号に介護労働の報酬について掲載する予定です。




語る…福島の今
  暴く!東電の実態
おしどりマコ・ケントークイベント


 おしどりマコさんとケンさんは原発事故以来、東電の隠ぺい体質に憤り、誰よりも多く記者会見に出席し、疑問点を鋭く追及してきました。

 それらをマガジン9「脱ってみる」の連載等のレポートに公開してきています。

日 時 3月22日(土)午後1時
場 所 土浦市民会館
会 費 500円
主 催 脱原発ネットワーク茨城
前売り 金子かずお迄お願いします




金子さんの活動日誌から


 つくば市議会3月定例議会が開催中でありますので、本会議、会派代表質問、一般質問などを中心に活動中であります。

 3月1日 つくば秀英高校卒業式
 3月4日 つくば文化振興財団理事会
 3月5日 つくば市議会 会派代表質問
 3月6日 つくば市議会 一般質問
 3月7日 つくば市議会 一般質問
 3月8日 つくば松見高校卒業式
 3月10日 つくば市議会 議会運営委員会
      つくば市議会 一般質問&質疑




(c) Kaneko Kazuo 2009