つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2014年8月5日 第900号 発行:新社会党つくば支部

福祉都市宣言を生かした施策を


 つくば市誕生5周年を記念し市は1992年10月に「福祉都市宣言」を行いました。

 その宣言の主な考えは、高齢者や障がい者など市民が基本的人権を尊重してお互いに支え合い、誰もが安心して生活できる差別のない明るい地域社会づくりが求められるとしています。

 宣言から22年が過ぎ、これまでに介護保険制度の導入や後期高齢者医療など高齢者福祉にも多きな変化がでてきており、現在国では要介護段階の支援策を自治体での対応にと考えている。

 また、障害者自立支援法としてスタートした障害者対応の施策も総合福祉法に変わるなど支援策を提供する側や支援を求める側の環境に変化がでてきています。

 それらの新しいサービス事業が当事者の利用支援に合致するように、また、福祉都市宣言に相応しい諸制度の充実への取り組みを進めて行く事が重要であり、以下に少し意見を記載してみました。

障がい者のための施策と障がい福祉サービス

 現在つくば市では、国の基本指針「障害者総合支援法」で障害福祉サービス等の実施に関する計画が策定され、サービス等の提供体制が定められています。

 また、つくば市障害者計画「障害者基本法」では、障害者のための施策に関する基本計画が策定されて来ています。来年度には中間評価期間を迎える予定であります。

 つくば市障害者計画は平成21年度に第一期後期計画が終了し、平成22年度から平成31年度の十年間として、平成27年度に中間評価を行うものです。

 また、つくば市障害福祉計画は平成27年から平成29年までの第四期計画が策定されるものであります。次回よりサービス等の内容について紹介をしていきます。




非核平和都市宣言・政策の推進


 昨年の夏、松江市教育委員会が「はだしのゲン」を市内の全小中学校に閉架措置を求めていたことが報じられ、大きな波紋を呼びましたが、反対運動が起きて2万筆を超える署名が集まり、なんとか閉架措置を止めることができました。

 さらに、2011年の福島第一原発事故は、原発の危険性、原発事故の与える甚大性と費用の莫大さ、その後の全原発が停止しても電気供給に何の支障もないこと、などが明白になりました。非核平和の尊さを学校教育で更に教えていく事が必要であります。




男女共同参画推進の施策を


 2003年の男女共同参画都市宣言を受け、男女共同参画推進基本計画が策定され、男女共同参画室ではシリーズでセミナーを開催しながら広報を重ねた取り組みを進めてきています。

 同条例が制定され10年の歳月が過ぎ、女性の働く場は増えてきていますが、派遣労働が多い中で「男女が社会の対等な構成員」と位置付けている基本理念が揺らいではいないだろうか、啓蒙も大切だが身近な職場からの点検も重要なことであります。




子ども達は夏休みに②☆


 ☆全国的に梅雨が明け、学校は夏休みに入り、市内の児童館は早朝から元気な子ども達のお城になっています。

 桜南小学校では7月24日(木)から28日(月)まで 夏休みに入って各学年で「学びの広場」を実施しています。 これまでの学習の基本事項を確かめたり, 発展的な問題に挑戦したりの時間です。5日間にわたり実施された「学びの広場」も終わり夏休み本番です。金子さんも参加している防犯サポーターによる通学パトロールも一休みです。

 ☆2日(土)には、桜ニュータウン自治会の納涼祭が行われ、今年も金子さんが司会を担当しました。この納涼祭は、実行委員会が結成され、ヤグラの組み立てから模擬店販売や盆踊りまで地域の住民による手作りで行われ楽しいひとときが過ごされました。




今年も実施されます福島応援プロジェクト
2014年茨城の夏ゆっくらキャンプ


 福島応援プロジェクト茨城では、外遊びもままならず、プールに入ることもできない福島の子ども達に対し、保養キャンプの実施など、私たちにできる支援活動をやっていこうという趣旨で、2011年7月に結成されました。

 一回目の保養キャンプは8月16日から19名の子ども達と1名のお母さんが参加しました。その後回数を重ねこれまで4回の保養キャンプを企画し、筑波山麓の自然を楽しんで頂ける催しを実施してきました。

 今年も、2日から8日まで7日間の日程で実施され、工作体験、バーベキューパーティー、プール遊び、そば打ち体験、ハイキングが計画されているが、今回から保養キャンプ拠点の古民家を手に入れ自前の「ともいきの郷」としてスタートする。




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