つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2014年9月2日 第904号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会の日程
9月定例会は8日から開催される


 9月のつくば市定例議会は8月29日に告示され、9月8日から25日までの予定で開催されます。

 一般質問の通告は、本日2日の午後5時までで、議案の質疑は19日の正午までとなっている。

 提案された内容は、報告6件、認定9件、議案19件となっています。

 認定は、平成25年度一般会計、国民健康保険特別会計、下水道事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険事業特別会計、水道事業会計などが主であ ります。また、決算認定は9月議会の最終日に決算特別委員会が11名構成で設置され議案が付託されて閉会中の審査となります。

 さらに議案では、道路改良費や維持管理費、予防接種費、小学校施設維持改修工事、島名小学校増築工事、特殊消防ポンプ自動車購入費などが計上されています。


筑波山ジオパークは見送り


 地形や地層、火山など、地球科学的に見て貴重な自然遺産を持つのが条件で、学識者などでつくる日本ジオパーク委員会が認定する「大地の公園」構想の認定 申請をしていた、つくば市・土浦市など6市をエリアとする「筑波山地域ジオパーク構想」などを審議する認定審査会が8月28日に開催され、今回の認定は見 送りとなった。認定後も四年ごとに再審査がある。

 茨城県では、緑あふれる山々、紅葉の渓谷、白亜紀の翼竜や魚竜、アンモナイトの化石を産出する海岸、日本最古・5億年前の地層、日本の近代化を支えた鉱 山、豊かな山の幸・海の幸などのたくさんの地質・自然・文化資源がある茨城県北地域が2011年にジオパークに指定されています。


◎まつりつくば・2014


 1981年に始まった「まつりつくば」は今年で34回目を迎えました。

 当時は桜村の地区で有志が集まりスタート「ここがふるさとつくば」と手作りの祭りを始めたのが最初であります。

 今年も「ふれあい広場」「わくわく広場」「バザー広場」「つくばセンター広場」「アートタウンつくば大道芸フェスティバル」「ステージ」「まつり大パレード」「ロボットパーク」などに分かれた会場で盛大にまつりつくばが開催された。


東電元会長ら3人 起訴相当


福島原発事故で検察審査会

 東京電力福島第1原発事故を巡り、東京第5検察審査会は31日、業務上過失致死傷の疑いなどで告発され、東京地検が不起訴とした東京電力の勝俣恒久元会長(74)ら元東京電力幹部3人について、「起訴相当」と議決したと公表した。

 審査会は「津波の発生を具体的に言い当てるのは不可能だが、原発事業者としては、津波の来襲を想定して対応を取る必要があった」と指摘した。

 議決は23日付。東京地検は再捜査した上で起訴か不起訴か改めて判断する。再び不起訴とした場合でも、検察審査会が2度目の審査で再び起訴すべきだと議決をすれば、検察官役に指定された弁護士が強制起訴することになる。

 他に起訴相当とされたのは、武藤栄・元副社長と、武黒一郎・元副社長の2人。審査会はほかに、元東電幹部2人について「不起訴相当」、1人を「不起訴不当」とした。


対策を怠った責任

 審査会は、地震の予見可能性について、東日本大震災以前の研究は科学的根拠に基づくもので、東電も研究を無視できないと認識しながら、対策費がかさむことなどから採用を避けていたとした。

 その上で、勝俣元会長は「東電の最高責任者として各部署に適切な対応策を取らせることも可能な地位にあった。従来の想定を大きく超える津波が襲来する可能性に関する報告に接していると考えられ、重要な点について知らなかったという説明は信用できない」と指摘。

 武藤、武黒の両元副社長も原子力担当として、2008年に最悪の場合に15.7mの津波が発生するとの試算の報告を受けており、適切な措置を取るべき立場にあったとした。


福島原告告訴団が申立て

 被災者や市民団体などは勝俣元会長ら当時の東電幹部や、事故対応に当たった菅直人元首相ら政府関係者を告訴、告発した。東京地検は13年9月、当時の東 電幹部10人を「容疑不十分」、菅元首相ら政府首脳を「容疑なし」とするなど計42人全員を不起訴処分とした。 これに対し、福島県の住民や避難者でつく る「福島原発告訴団」は同年10月、勝俣元会長ら6人に絞って審査会に審査を申し立てていた。
【毎日新聞などの記事から】




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