つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

金子さん町を歩く 143 ウェブ版
【「金子さん町を歩く」広報委員会】
つくば市下広岡450-29 ℡029-857-1154 Fax029-857-1254


いつもお世話様になります。
金子かずお、です。

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖大震災から間もなく9ヶ月を迎えますが、この程ようやく本格復興につながる第三次補正予算が決り、本格的な支援策が期待されています。

 茨城県でも、復興緊急融資の一部利子補給や被災した文化財の復旧支援などで追加事業が検討されています。

つくば市議会
金子かずお一般質問の内容

 12月7日、8日、9日に開催予定の一般質問には17名の議員が市政全般にわたり質問をしますが、金子かずお議員は、以下の一般質問を予定しています。

◎放射線量対策について
質問主旨・・・
市内の調整池で放射線量の高い数値が測定されたが、対応とその後の市の対策について。


◎東海第二原発について
質問主旨・・・
東海村の村上達也村長は東海第二原発の廃炉を国に求めているが、国の原子力安全委員会では緊急防護措置区域を30キロに拡大してきています。原発を取り巻く状況に変化がありますが、東海第二原発の廃炉について市長の考え方は。


◎文化財について
質問主旨・・・
-①-
国指定文化財である小田城跡の進捗状況と来期の取り組みを伺いたい。
-②-
東北地方太平洋沖大震災で破損した国・県・市指定の文化財の修復や国登録、個人所有等々の文化財の復旧について。
-③-
開発や調査などの遺跡で発掘された出土遺物について。


◎電力自由化と電気の入札について
質問主旨・・・
先の議会で電力自由化制度の導入を検討するとしたが、予算編成期を迎えどのような取組みが進められているのか。


◎特別支援学校を震災時に避難場所とすることについて
質問主旨・・・
東日本大震災発生を受け、避難施設となった特別支援学校もあると聞きますが、障がい児・者など特別な配慮を必要とする災害弱者への支えとなります。市内の特別支援学校を避難施設として関係機関に要望してはいかがか。


◎農業・食品産業技術総合研究所機構作物研究所の不適切実験について
質問主旨・・・
作物研究所において、拡散防止対策が不十分のまま遺伝子組み換え実験が行なわれていたことが判明しました。しかも問題発生から二ヶ月も過ぎての市への報告と聞きますが、その実験内容と市への報告、今後の対応について。


◎産業技術総合研究所における核燃料物質の保管について
質問主旨・・・
つくばセンター第三事業所内で無届けの核燃料物質が長く保管されていたことについて市に報告がアットと聞きますが、その内容と対応について。

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東海第二原発を廃炉に
署名51,435筆を県に提出

 現在、定期検査中の東海第二原発(原電)の再稼動の中止と廃炉を求める署名が11月8日に茨城県に提出された。

 今回提出された署名は、7月10日から始まり、11月4日までの第一次集約分の51,435筆で、今後も第二次集約の提出を来年1月に、三次提出を4月に予定をし、引き続き署名行動を実施していくことになっています。

 東海第二原発は原電が1978年11月に東海村で営業運転が開始されたもので、沸騰水型軽水炉、出力110万キロワットです。

 3・11の地震と津波で外部電源が全て停止して非常用電源や冷却機能の一部が失われるなどし、津波があと70センチ高かったら東京電力の福島第一原発と同じ事故が起きた危険性が極めて高いと指摘をする声があります。

 東海村の村上村長は原発事故担当大臣に東海第二原発の廃炉を求める要望書を提出し、脱原発を提起してきています。

 国の原子力安全委員会では、原発事故に備えて防災対策を重点的に実施する地域を施設から30キロ圏内に拡大することを発表しているが、この緊急防護措置区域とされる30キロ圏内には約100万人の人口を抱えています。

 今回、参加した団体では、10万人を最終目標に来年の4月まで署名活動に取組む。




[緊急お知らせ]
12・11
「子どもとエネルギー・環境の未来を語る集い」とパレード

 3・11の東北地方太平洋沖大震災から9ヶ月を迎える12月11日に、12・11「子どもとエネルギー・環境の未来を語る集い」とパレードが計画されています。

 計画では当日、センター広場のモニュメントプラザを使用して、元筑波大学農林学系教授の生井兵冶先生から「放射能の内部被爆について=農と食と子どもを守ろう」の講演。歌手のチグリハーブさんの演奏。

 父母によるお話などの後、「エネルギー問題の前進についての意見表明と対話を求めつつ、中心地区を歩く」パレードが開催されます。大勢の皆さんの参加をお待ちしています。




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