つくば市議会24日から始まる
平成27年度つくば市議会は16日に告示され、24日から来月の19日までの日程と決まりました。
24日には市原市長より新年度予算編成にあたり所信表明を行うとともに提出議案の説明を行います。
また議会は三名以上の会派から市長に対しての代表者質問を3月6日に行い、9日、10日、12日の三日間は一般質問が行われます。
金子かずお議員の一般質問は以下のとおりであります。今回の一般質問者は13名であります。
一般質問の内容
◎森林総合研究所の遺伝子組み換え実験について。
質問趣旨・・・
不適切な遺伝子組み換え実験を行っていたと森林総合研究所が記者会見し、その事実を発表したが、実験内容と同研究所による市に対する対応と市の対応について伺いたい。
◎高齢福祉政策について。
質問趣旨・・・
2025年には団塊の世代が75歳以上となり、3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳を迎えると言われています。
本年4月1日より介護保険制度が改正され、自己負担の引き上げや施設での補助対象の縮小、特養入所の資格縮小、低所得者の保険料軽減の強化、サービス付き高齢者向け住宅への住所地特例の適用、要支援サポートの市町村への移管等々が計画されています。それは「負担は重くサービスは軽く」として進められているように感じますが。
そこで伺いますが2015年より3年間の期間を決め高齢者の福祉計画の実施を進めるにあたり伺いたい。
- これまでの介護予防施策の成果について伺いたい。
- 地域包括支援システムにおける施策の成果について伺いたい。
- 介護保険制度における要支援1、要支援2の施策の成果について伺いたい。
◎総合運動公園について。
質問趣旨・・・
これまで多くの議論をしてきているが、発言の機会が無かったので改めて伺いたい。
- 土地取得に関して不動産鑑定についての疑問が質問で出ているが、内容の違う二つの鑑定書があることについて。
- 児童生徒の陸上競技会での公式記録の取れる競技場の建設を推奨していたが、この程は体育館などが先行するようでありますが、その理由を伺いたい。
つくば市議会基本条例がスタートします
昨年の12月つくば市議会で議会基本条例の制定が全会一致で決まりました。定められた条例は本年4月1日より施行されることになります。
定められた議会基本条例を922号より解説文と一緒に随時紹介をしていますがいかがでしょうか。
議会改革や議会基本条例の制定は金子さんが議長就任時の公約でしたので在任期間中に議員各位の協力で条例化ができました。
この条例では、議案等で各議員の賛否公表、市議会報告会の開催、執行部への説明要求等々これからの議会・議員活動の指針となるものであります。シリーズ⑥
つくば市議会基本条例
目次
第4章 議会と行政との関係(第13条ー第17条)
(政策の形成過程の説明)
第16条
議会は,市長等が策定又は提案する重要な政策について,政策の理解を深めるため,市長等に対し,次に掲げる事項に関し必要な情報を明らかにするよう求めることができる。
- 政策を必要とする背景
- 提案に至るまでの経緯
- 他の自治体の類似する政策の事例
- 未来構想における根拠又は位置付け
- 関係法令及び条例等
- 政策の実施に係る財源措置
- 将来にわたる政策の効果及びコスト
[第16条解説]
議会は,市長等が策定又は提案する重要な政策について,7つの条件を示すことを求めることができることとしています。
これは政策の公正性・透明性の確保をするとともに,政策の理解を深め,論点の明確化を図ることを規定したものです。
なお,策定又は提案する重要な政策とは,議案及びパブリックコメントを行う対象分野の計画のことをいいます。
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(予算及び決算における政策説明)
第17条
議会は,予算及び決算の審議に当たっては,市長等に対し,施策別又は事業別の説明資料を求めることができる。
[第17条解説]
議会は,予算や決算の審議をするに当たり,市長等に審議が深めやすいよう,前条の主旨に準じた分かりやすい説明資料を求めることができることとしています。
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