つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2015年4月7日 第932号 発行:新社会党つくば支部

総合運動公園の建設は


住民投票で市民の声を反映させよう

 一般会計の総合運動公園整備費で修正案が可決されたことにより、進められようとしている住民投票の実現が重要なカギを握ります。

 今後の予定では臨時市議会が開催され、選挙管理委員会で有効署名数が確定し、住民投票条例案が議会で可決されると、8月頃までに住民投票が実施されることになります。


統自治体議員選挙目前


地域からの改革を広めよう・統一選挙を考える

 先の総選挙で安倍政権が国会で多数は維持したが、前回の総選挙と比べ比例区では得票率を下げ、有権者全体の6人に1人からの支持にすぎないのであります。

 国民の声を排除する小選挙区制と主権者である国民の無力感と諦めを誘い、労働者の保護を取り払う労働法制の改悪法案、集団的自衛権を行使できる法整備など、その先は成立した国民の知る権利を侵害する特定秘密保護法の成立を梃にファスズムと戦争の出来る道に進むことが想定されます。
これらに対する抵抗とその組織化をひとり一人が強めなくてはなりません。

 皆の力を結集すれば滋賀県知事選挙や沖縄県知事選挙、佐賀県知事選挙のように新たな結果を創出し政治参加の実感とその効果を認識した市民は政治変革への道を諦めないでしょう。

 そのような中、統一自治体議員選挙は目前であり、その体験の場である自治体議員選挙に関わることから日頃取り組んできている活動と一つひとつの運動を大切に地方から国政の指針を取り戻すことに努力をしていくことが必要で重要であります。


地方議会を活性化させよう


 道府県知事選、5政令市長選、41道府県議選、17政令市議選の統一自治体議員選挙前半戦は12日の投票日、後半戦は4月19日告示26日投票で取り組みが進められています。
身近では土浦市議会で井坂正典議員、牛久市議会議員は杉森弘之議員の取り組みとなっているが、皆様方の負託に応える取り組みを展開中です。
支援の輪を広げて下さい。

土浦市の井坂正典議員の活動報告と支援を

 しかしそんな現状であるが、議会活動・地域活動は全力で取り組んできている。
例えば井坂正典議員は商工会議所勤務時代に労働組合の組織化を実現させ、土浦市内の高齢者を対象に,健康や生きがいづくりのための各種講座,趣味活動等のサービスを提供する場の「生きがい対応型デイサービス」を市の独自事業としてスタートさせ、多くの高齢者に喜ばれてきています。
議会改革も先頭に立ち議会改革推進に関する調査特別委員会委員長として議会基本条例制定に向けリーダシップを発揮し今年5月から「土浦市議会基本条例」がスタートします。

牛久市の杉森弘之議員の活動報告と支援を

 また杉森弘之議員は、牛久市内で人口増加に伴う地区の住民から要望がだされている中学校の新設を推進するために地元説明会の開催を求めるとともに議会改革に取り組み、議会改革特別委員会では特別課題分科会に所属し一般質問で分かりやすい一問一答方式を実現させるなど目覚ましい活躍をしてきている。
現在は、市長親族による史跡の土地購入における不正疑惑解明に向けて、地方自治法第100条による調査特別委員会の設置を提案し調査特別委員会の副委員長に就任して不正疑惑の解明に力を注いでいる。

ご支援の輪を広げて下さい

 このように私たちは地域でも職場でも仲間と共に力を出し切って頑張ってきていると思います。
しかし現実は常に少数であります。
先にも記載をしましたが、滋賀県知事選挙・沖縄県知事選挙・佐賀県知事選挙を同じように見ることはできないかもしれません。
しかし、小さな力でも大勢がつながれば巨木は倒れます。
労働・医療・農協など規制改革が続くと予想されるが、政府与党による政治体制を崩す原動力となる統一地方選挙に全力で取り組み、市民が主役、国民が主人公になるため安倍首相の暴走に歯止めをかける地方・住民自治を築きましょう。


若狭の原発、そして茨城の原発
中島哲演さんの講演会から


福島第一原発事故から4年・・
    ・・・福井県若狭からの緊急報告・・・

 高浜・東海第2原発の再稼働を問う!と題して福井県小浜市の真言宗明通寺の住職で、原発現地で反原発市民運動を続ける中島哲演さんを迎えての講演会が土浦市内で開催されました。

 当日は県内各地よりの参加者で関心の高さが示され、講師の中島哲演さんは、若狭の15基の原発集中化のプロセスや立地地元・被害地元・消費地元の連携を強く主張した。




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