つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2015年7月21日 第946号 発行:新社会党つくば支部

戦争法案が衆議院を通過


 戦争への道を開く、安全保障関連法(戦争参加法)は、7月15日の衆議院特別委員会、翌16日の衆議院本会議で民主党、共産党、維新の党、生活の党と山本太郎と仲間たち、社民党などが欠席・退席する中で自民党・公明党、次世代の党などの手によって強行採決されました。

 安倍政権は第189国会に違憲立法といえる極めて重大な各種の法案を準備してきました。低賃金と生涯派遣を固定化する「労働者派遣法」改悪、一般労働者に拡大可能な「残業代ゼロ法案」など労働法制の大改悪、さらに国民を管理・監視し、盗聴社会を生み出す通信傍受法など刑事訴訟法の改悪と、悪法が目白押しであります。

 とりわけ安全保障関連法は、解釈改憲による立法過程そのものが明らかに憲法違反であり、多くの憲法学者・研究者をはじめ、各層、各界、国民の圧倒的数の反対表明を無視し、国会の慣例をも破って強行採決をしました。

 安全保障関連法は戦争参加法そのものであり、私たちは絶対に許すことができないと確認し、その廃案をめざして闘ってきました。
全国各地で共同の闘いに参加し、街頭、駅頭、職場でその危険性を訴え、署名活動をはじめ様々な活動を重ねてきました。

 「戦争をさせない1000人委員会」や「総がかり行動実行委員会」の呼びかけに応え、「壊憲NO!96条改悪反対連絡会議」に結集する仲間、団体、労組とともに首都圏では6月15日から24日までの8日間、酷暑と風雨に耐え国会前座り込み行動を貫き、さらに14日から16日まで衆議院の強行採決阻止の闘い、また、同法の衆議院強行採決の15日16日の両日には座り込み行動と同時に、「国会周回行動」を行い共同の闘いに参加をしてきました。

 同法案は審議の場が参議院に移されましたが、参議院の審議の難航を予想した安倍政権は、国会を95日間も延長し、憲法59条2項による衆議院の3分の2以上の再議決を狙っています。 

 今や安倍政権の戦争政策を止めるには同法案の危険性、違憲性はもとより、戦争への道を拒否する世論を高め、総力で同法の廃案と同時に安倍内閣退陣へ追い込む事が最善であります。
新社会党は安倍政権の解釈改憲、違憲立法に反対する多くの人々と共同し、同法の廃案に向けて奮闘してまいります。


県内各地で戦争法案反対行動が

 6月17日と7月17日には水戸駅前で、7月18日は牛久市駅前、7月21日には土浦市内亀城公園で安全保障関連法(戦争参加法)反対の集会&パレードの抗議行動が行われた。

結成20年を迎える新社会党は、護憲の旗をさらに高く掲げ、戦争参加法の廃案で平和な社会を構築するために奮闘してまいります。


総合運動公園構想で住民投票


 総事業費305億円、総面積46haの(仮称)つくば市総合運動公園基本計画の賛否を問う住民投票が8月2日に実施されるのに伴い、これまで市主催の(仮称)つくば市総合運動公園に関する懇談会が主に中学校区を中心に開催されてきました。

 事業を推進する側のつくば市と基本計画に反対を訴えてきた、「総合運動公園建設の是非を住民投票で問うつくば市民の会」によるそれぞれの立場の説明会が筑波小学校の体育館から始まり茎崎交流センターでの開催で当初計画の20ヶ所での懇談会(説明会)が終了した。

 懇談会の開催は、これまでに各種開催されてきた事例から見ると開催場所に係らず多くの参加者と各種の意見が述べられたが、参加者による賛否の意見を述べる時間が限られており、今回のような市政の大きなテーマであったので、もう少し双方の質問時間や発言方法などに配慮するなど工夫をして開催することも必要と感じました。


近づく8月2日の投票日

 (仮称)つくば市総合運動公園に関する懇談会では、賛成の立場から、また反対の立場からと多くの参加者から意見が出されました。

 8月2日には(仮称)つくば市総合運動公園の基本計画についての賛否の投票が行われます。
県内はもとより、つくば市でも市制始まって以来の市民参加で実施される住民投票でありますので市民の声を投票で表明して行くことが重要であります。


投票は「反対」か「賛成」のどちらかを○印で選びます

 投票は、「反対」か「賛成」のどちらかを○印で選び投票をします。
「市民の会」では、見直しなども含めて現在の計画を一旦ストップしたい人には「反対」票を投じるように声をかけています。
この投票には期日前投票も実施され、市役所の他に6ヶ所の元支所等でも投票ができます。

 金子かずお議員は、住民投票に賛成の立場を表明しています。

期日前投票は27日から8月1日まで

 20歳以上で市内に住民票のある方で、投票場所は通常の選挙と同じで市内の74ヶ所で投票ができます。

 期日前投票も実施され、27日から8月1日までで、従来と同じ場所でできます。




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