つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2016年1月1日 第968号 発行:新社会党つくば支部

謹賀新年


 いつもお世話さまになります。
新しい年をいかがお迎えいたしましたか?

 昨年は統一自治体議員選挙目前に筑西市議の内田哲男さんを病で失い、土浦市議会議員選挙では次点で井坂正典さんが議席を失い残念な思いが続く中、高萩市、八千代町で仲間の当選を勝ち取ることができ、新たな気持ちで新年を迎えました。

 昨年も多くの皆様に支えられながら活動を続けることができました。
特に総事業費305億円、総面積46haの(仮称)つくば市総合運動公園基本計画の賛否を問う住民投票が8月2日に実施され、即日開票の結果、基本計画に賛成が1万5101票、基本計画に反対が6万3482票で反対票が賛成票を大きく上回る結果となりました。


 住民投票は、地方自治体の財源力を含め公共事業のあり方が問われたものでつくば市民の意思が表明されたものと思います。

 つくば市議会12月定例議会で、(仮称)つくば市総合運動公園事業の検証とスポーツ施設のあり方を調査するため、調査特別委員会の設置が賛成17、反対9の賛成多数で決まりました。

 これまで、「なぜ住民投票に至ったのか」「なぜ圧倒的多数で反対が示されたのか」「また市民ニーズとかけ離れた計画を進めてきたのか」などについて、行政の責任の声は聞けていません。一方、議会も一票差で66億円の用地取得が議決されたことに市民から批判の声があります。

 議会として、市長・行政側の事業の進め方の検証と責任、また既存のスポーツ施設を含めた市のスポーツ施設のあり方の検討は重要な課題です。

 今回、特別委員会に地方自治法98条の検査権を持たせたので、事務の管理、議決の執行及び出納を議会が検査できます。
議員26名でしっかりと調査検証し、論議を深めていくことが重要であります。

 そんな中、筑波山麓の水郷筑波国定公園区域周辺に太陽光発電施設建設計画が持ち上がり、環境にやさしいと言われている太陽光発電が国定公園内の樹を伐採して自然環境を壊し、雨による土砂災害の心配や観光地の筑波山を守りたいとする声を無視するかの様にして進められようとしています。

 筑波山地域はほぼ全区域が水郷筑波国定公園に指定されているが、現在これらの計画に反対するため地元の区長さんや観光業関係者による「筑波山の自然、生活を守る会」が立ち上がった。

 12月議会でも一般質問で「筑波山地区の景観保全について」「太陽光発電施設事業計画について」が取り上げられています。  また筑波山地域ジオパーク事業などとの関連も心配する声もあります。

 関東・東北豪雨は、台風18号から変わった低気圧に向かって南から流れ込む湿った風と、日本の東海上を北上していた台風17号の周辺から流れ込む湿った風の影響により、南北に連なるライン状の降水帯が次々と発生し、関東と東北で記録的な大雨となりました。

 つくば市内の桜川や谷田川、西谷田川などで水量が増し危険な状況が見受けられ、近隣の常総市では鬼怒川が氾濫し大きな被害となり、復旧支援についても被害者や自治体に大きな負担となってきています。
支援の立場から広域的な被害対策の組織が必要な状況を感じたが、今回の状況を振り返り広域災害時の新たな取り組みの必要性を感じ、議会で提言をしてまいりました。

 投票年齢の引き下げも大きな変革です。
選挙権を認めながら19歳18歳の新有権者に対し政治活動の規制を考える文科省の考えは????

 新有権者は全国で240万人を数えると言われています。
来年の参議院選挙から、そして3か月後の「つくば市の長・議員の選挙」も該当しますので若い人や新有権者の行動が無視されるようなことのないようにしなくてはいけません。

 景気低迷と東日本大震災の影響が引き続き重く圧し掛かり、原発事故も発生から5年目を迎える中、多くの人は住み慣れた故郷を追われ、仮設住宅や遠く離れて避難生活を送り、いまだ茨城県内にも多くの方々が避難されています。
原発再稼働へ動きが急であります。被害者の救済なくして原発事故の解決はありません。   

 私の目ざす政治は、福祉や教育、環境を中心課題に「福祉の充実と住みよい町づくりをめざして」の活動を市民の皆様と共同作業で市政の改革に全力をつくすことであります。とりわけ高齢者の介護や医療の充実は自治体の責務であります。

 今年は参議院選挙やつくば市長選挙、つくば市議会議員選挙が予定されています。 更に飛躍の年に、今年も一生懸命に努力を重ね奮闘してまいります。


つくば市議会議員   
金子かずお
   


戦争法廃止!
安倍内閣退陣!


 戦争法案に対しては、国会審議の段階で憲法の専門家も反対の声が上がり、世論調査でも8割が政府の説明は不十分と答えています。

1・26鎌田慧 大講演会

と き   1月26日 (火)午後6時
ところ   土浦市民会館大ホール
前売券   500円(当日600円)
大学生&高校生は無料
主 催   1・26県南実行委員会



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