つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2016年1月12日 第969号 発行:新社会党つくば支部

2016年スタート


平和都市宣言を生かした施策を

 年が明けて早いもので半月が過ぎようとしています。
会社では仕事始め、労働組合では旗開きなどが計画され2016年の激動?の年がスタートしました。

 昨年の国会では「戦争法案」を自・公や保守系の力で採択をするなど解釈改憲で日本の平和が守られるのだろうか非常に心配な状況を迎えてきていると感じています。

 そんな中、つくば市では10日に成人式が11日には消防団出初め式がそれぞれ開催され、12日はつくば市の賀詞交歓会が予定されています。


新成人は2,489人

 つくば市の成人式は10日の午後からつくばカピオ・サイバーダインアリーナで開催され1,538人の多くの新成人が参加をしました。
金子議員も来賓参加しました。

 今年の新成人の人数は県内44の自治体で28,884人と昨年度より1,563人少なくない数となっています。

 つくば市では2,489人でそのうち男性が1,346人で女性は1,143人で、新成人は昨年より238人少ない2489人でありました。

 例年の成人式では二十歳の権利として選挙投票の権利が付与されるお祝いの言葉に変わり18歳投票の実施で選挙制度が変わることも報告されました。

 当日会場には石井国土交通大臣や県議会議員、市議会議員、恩師、保護者など大勢が祝福する中で式典が開催されました。

 この企画は各中学校から推薦された新成人がつくば市成人の集い実行委員会を組織し,主体的に企画・運営を行い,行政が補助する体制で事業を開催してきています。


筑波山での太陽光発電問題


 筑波山の中腹にある国定公園やその近隣で計画中の太陽光発電所建設に反対する地元区長や観光業者の呼びかけで「筑波山の自然、生活を守る会」が結成されました。

 会では、筑波山中腹で進められている太陽光発電施設の建設に関し、貴重な自然環境を守り、美しい景観を保全するため、また、土砂災害・浸水被害防止の観点から、計画に断固反対し、筑波山地域の自然、住民の生活を守るため、乱開発の防止・景観保全を目的とした条例の制定を市原健一つくば市長に求める行動を推進しています。

 現在、署名活動が行われていますので協力をお願いします。署名用紙は金子まで。 自治体議員・自治体関係者研修会開かれる 地域で活動する議員や自治体関係者で構成されている研修会が1月8日東京の飯田橋で開催され、全国各地から関係者が参加して開催された。

 今回の研修会では、長年にわたり目黒区役所職員(ケースワーカー)として活動してきた清水英宏さんを講師に「ケースワーカーから見た現代の貧困」の講演があり、思い出深い取り組みや事例などを取り入れたお話しがあり、参考になりました。

 この研修会には金子かずお議員も参加し、地域からの報告として、つくば市で話題となった「総合運動公園基本計画」における住民投票で白紙撤回となった取り組みと結果の報告を行なった。


戦争法廃止! 安倍内閣退陣!


 昨年の9月19日に参議院で強行採決され、成立した「平和安全保障関連法案」は、憲法9条が禁じる国際紛争解決のための武力行使を可能とするもので、憲法違反であることは明らかです。したがって、「平和安全」の名にかかわらず、その内容はまぎれもなく戦争法であります。
 また、憲法解釈を180度くつがえした閣議決定に基づいた違憲の立法は、内閣と国会による立憲主義の否定であり、断じて認めることはできません。

1・26鎌田慧 大講演会

と き1月26日 (火)午後6時
ところ土浦市民会館大ホール
前売券500円(当日600円)
大学生&高校生は無料
主 催1・26県南実行委員会

狭山事件の再審開始を求める


 金子さんも参加している狭山事件と人権を考える茨城の会は、東京高等検察庁、東京高等裁判所に対して狭山事件の第3次の再審開始を求める要請行動を行なった。

 要請行動は石川一雄さんの52 年に及ぶ「見えない手錠」への東京高裁への抗議行動の12月11日に合わせ行われ、代表団は石川一雄さんに面談し激励をした。

 同会では「東京高裁」と「東京高検」に対して次のように要望し署名簿を提出しました


再審求める要請書の内容

1 狭山事件は部落差別を利用した冤罪です。石川一雄さんは無実です。
2 証人尋問や本人尋問、鑑定などの事実調べを行ってください。
3 検察に対して、証拠開示の勧告を行ってください。
4 この第3次再審で、1日も早く再審開始の決定をしてください。

 狭山事件と人権を考える茨城の会はこれまで、土浦市内で「見えない手錠を外すまでの上映会と小室等コンサート」を350名の参加で成功させ、その後に会を結成しました。

 昨年7 月に狭山の現地調査を実施し、9月27日には「見えない手錠を外すまで」守谷上映会、10月12日茨城大学講堂で水戸上映会を265名の参加で成功させました。

 今後「見えない手錠を外すまで」の全県での上映会と石川一雄さんを茨城に呼び集会も計画しています。




(c) Kaneko Kazuo 2009