つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2016年5月3日 第984号 発行:新社会党つくば支部

国指定史跡・小田城跡
「小田城跡史跡ひろば」でオープン


 ひとつの集落に、国の史跡指定と都市画法の二つの法の網がかけられたことから、様々な地域課題に併せて生活権の問題と史跡小田城跡管理基準や史跡発掘整備など、金子かずお議員は各種の課題解決に長年にわたり取り組んできました。

 史跡・小田城跡は、当時の様子がよく残っていることや、関東地方や茨城県南部の歴史を考える上で重要な城跡であることから、1935年(昭和10年)に国の史跡指定を受けたものであります。
史跡・小田城跡は、関東地方の南朝方の拠点時代に北畠親房による「神皇正統記」が随筆されたとされておりますが、北朝軍に攻められるなど戦火を幾度と無く繰り返してきていることが発掘調査の遺構面などで確認がなされています。

 史跡・小田城跡周辺の歴史的景観の魅力は地名に中世の名残をとどめたものも多くあると聞きますし、付近の石造物などを見ても中世の歴史的景観の地として復元が期待されてきていました。
また、これまで実施した発掘調査の内容についても,城跡中心の本丸・内堀跡の面的な発掘調査、堀や土塁の規模,それらが囲む曲輪と呼ぶ広場の態等の把握の目的で,本丸内堀の南外から北東にかけての調査では、曲輪の中間付近で内堀と中堀を結ぶ細い堀跡や,その曲輪と外側をつなぐ虎口と呼ばれる出入口等が発見されてきています。

 つくば市では、発掘調査の成果を元に、中世小田城跡を体験できる広場として復元整備に取り組んでいましたが、2016年4月29日から新たに「小田城跡歴史ひろば」として開放され、旧筑波鉄道常陸小田駅跡には案内所が整備されました。
常設展示では、鎌倉から戦国時代にかけての小田氏15代の主な人物の歴史絵巻での紹介。また当時の出来事や勢力関係などが解説されている。
出土品では、陶磁器や陶器、土器など時代や用途別に展示されている。

小田城跡史跡ひろば案内所

 小田城跡歴史ひろば案内所が旧筑波鉄道常陸小田駅跡に開園されました。開館時間は、午前9時から午後4時半までで月曜日は休館日となります。29日には案内所開所



茨城で初めて無実を訴える


狭山事件・石川さん無実を訴え53年

 狭山事件とは、1963年に埼玉県狭山市で起きた女子高校生誘拐殺人事件です。

 警察は身代金を取りに来た犯人を取り逃がし、世間の非難を浴びました。

 あせった警察は、市内の被差別部落に集中的な見込み捜査をおこない、差別のために学校にも行けず文字も書けなかった石川一雄さん(当時24歳)を別件逮捕。自白を強要したのです。

 石川さんは32年間の獄中生活を含めて53年間無実を叫び続けています。

 現在、第3回目の再審請求が東京高裁でたたかわれていますが、今度こそ事実調べを実現し、警察・検察・裁判所の不正をただして、完全無罪判決を勝ち取りましょう。

えん罪・差別・人権を考える講演会

○ 無実を訴えて53年:石川一雄さんのお話し
○ 狭山事件再審弁護団:指宿昭一弁護士のお話し

日時 5月7日(土)午後1時30分
場所 つくばカピオ
入場料 500円 
主催 石川一雄さんを迎えた狭山集会 茨城実行委員会
入場券は・・金子まで




事故後の福島第一原発を視察


 福島第一原子力発電所の事故が起きてから6年目に入りました。
原発事故による廃炉問題、汚染水問題、除染対策、中間貯蔵施設問題、損害賠償の課題、子供たちの甲状腺がんの問題、避難者の復興住宅の問題など原発事故の風化が問われてきている。

 茨城県内の超党派の議員で構成している「東海第2原発再稼働に反対する茨城県自治体議員連盟」では4月26日27日の両日に研修・視察を実施した。金子かずお議員も両日参加した。

 研修会では、いわき市より「いわき市防災けいかくについて」相馬・双葉魚業組合から「請戸漁港の復興と私の想い」いわき市議から「フクシマ原発労働者相談センターの現状と課題」原子力情報資料室から「フクシマ原発収束・廃炉作業の現状と課題」について。
視察は、楢葉遠隔技術開発センターの施設と東京電力福島第一原子力発電所構内の視察ルートで現状説明を受けた。

(詳細は後日のニュースにて掲載予定)




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