つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2017年5月2日 第1,026号 発行:新社会党つくば支部

議会報告・一般質問から


 引き続き一般質問を掲載します。今回は水道料金の値上げ論議が出され、市長より議員に学習会の開催提起を行っていますが、先の議会(昨年の12月議会)で金子議員が水道事業の今後について質しました。

予算方針・事業内容の変更について
質問・金子議員

 予算方針及び事業内容の変更についてお尋ねしたいと思います。

 市民第一の市政実現に向け、市長は、さきの前任者が決めた予算方針の一部を変更すると報道されています。10月19日に発表した来年度の予算方針の変更を示唆していますが、五十嵐市長の市民第一の市政の具体的な方向をお示しいただきたいというふうに思います。

水道事業について
質問・金子議員

 水道事業やスポーツ施設などのあり方にも触れておりますが、水道事業の方向性やスポーツ施設の方向性についても伺いたいと思います。
水道事業でありますが、平成27年6月議会で、つくば市議会は、県南広域水道用水供給事業の料金見直しを求める意見書を全会一致で採択し関係機関に提出をいたしております。議会として値下げの要求を表明しているわけであります。

 市長は、上下水道審議会が答申した水道料金値上げについては、もう一度答申の精査をしてみたいと述べられておりますが、当面の市長の考え方を伺いたいと思います。

答弁・五十嵐市長

 水道事業ついてのご質問ですが、まず水道事業につきましては、これも今議会で答弁をしておりますように、水道事業の状況、経営状況、答申内容等もちろん精査をしておりますが、やはり再度県への水道料金の値下げ要望を行っていくと、そのことをもとに、今後、どういった事業経営が可能となるかどうか、下がるのか下がらないかといったことも見きわめた上で事業全体を検討していきたいと考えております。



生涯未婚率が過去最高


男性は4人に1人

 朝日新聞の4/5デジタルニュースによれば、50歳まで一度も結婚したことがない人が2015年に男性で4人に1人、女性で7人に1人いたことが、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かった。
こうした人の割合を示す「生涯未婚率」は、10年の前回調査から男女とも3ポイント以上増えて過去最高を更新した。


女性は14.6%

 研究所は5年に1回、国勢調査を分析して生涯未婚率を割り出している。今回は男性が前回調査比3・23ポイント増の23・37%、女性は同3・45ポイント増の14・06%だった。
男性は1970年まで、女性は60年まで1%台が長い間続いたが、その後、増加傾向に拍車がかかっている。

結婚希望は9割

 同研究所が昨年9月に公表した出生動向基本調査によると、「いずれは結婚したい」と考える18~34歳の未婚者の割合は男性85・7%、女 性89・3%だった。
高水準だが、「結婚資金」や「結婚のための住居」の確保が障害と考えている人が多く、研究所の担当者は「非正規労働者の増加も生涯未婚率の上昇に影響している」とみている

「結婚の壁」が障壁に

 「結婚の壁」が年収300万円と言われており、男性は300万円以下では結婚だけでなく、恋愛さえ困難であるといわれています。
そのためには、最低時給1,500円が必要です。

 毎日新聞3/6版によれば、首都圏を中心とする私立大に2016年度に入学した下宿生への仕送り月額(6月以降の平均)は、16年連続減少の8万5700円で、1986年度の集計開始以降、過去最低を更新した。東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。
仕送り平均額から家賃平均額を引いた生活費は1日当たり790円で初めて800円を割った。

アルバイトが不可欠に

 東京私大教連の担当者は「学費が年々上がっているので、保護者は仕送りを増やせない状況だ。
学生はアルバイトなしでは生活できないのではないか」と分析した。




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