つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2017年6月27日 第1,033号 発行:新社会党つくば支部

つくば市議会
文教福祉委員会が開かれる


 金子議員の所属する文教福祉員会は、放課後児童クラブ費の整備補助金の増額の内容、スクールバス賃借料の増額理由、来年開校のみどりの学園での廃棄物処理費の内容などで執行部の説明を受けた。

請願が二件審議後に採択

 文教福祉委員会には2団体から二つの請願書が提出されました。

 一件目は、◎若い人も高齢者も安心できる年金制度を求める請願で、請願者から公的年金は高齢者世帯収入の7割を占め、約6割の高齢者世帯が年金収入のみで生活しているとし、老後の生活保障の柱となっている実態、また年金支給開始年齢も68歳から70歳に引き上げることの検討していること、これらが実施されると年金支給までの無収入状態の発生など生活の心配を指摘し、年金はそのほとんどが消費に回ることから以下のことについて請願をしています。

請願事項

  1. 年金の隔月支給を毎月支給に改めること。
  2. 年金支給開始年齢の引上げは実施しないこと。

 二件目は、◎民間事業者等が障害のある人に必要な合理的配慮を提供するための環境づくりについての支援を求める請願書で、請願者は2015年に県で障害者権利条約が採択され、翌年に国で障害者差別解消法が制定されている。つくば市でも実効性を高めるために、明石市で行っている「合理的配慮の提供」として実施している暮らしやすい環境づくりを進めていただきたいと以下の項目を請願しています。

請願項目

民間事業者等が障害のある人に必要なに必要な合理的配慮を提供するための環境づくりに対する支援制度を新設する。

  1. コミュニケーションを円滑にするための支援。
  2. 社会的障壁を解消するための支援。

 二件が文教福祉委員会に請願書が提出され紹介議員、請願者から請願の趣旨を詳細に伺い、担当部局から現状認識を確認するなどして「若い人も高齢者も安心できる年金制度を求める請願」は採決の結果3対3の可否同数ため委員長採決で採択に。「民間事業者等が障害のある人に必要な合理的配慮を提供するための環境づくりについての支援を求める請願書」は全会一致で採択されました。

 しかし29日の本会議で採択か不採択かの採決が決まります。


◎都議選が告示


 任期満了に伴う都議会議員選挙は23日に公示され7月2日の投票日に向けた首都決戦が始まりました。

 新社会党は東京都本部が「野党共闘を東京でも」と庶民の立場で都政改革を訴える8名の候補者を支援しています。

新社会党は8名を支援

千代田区 定数1
須賀 かずお 新 61歳
憲法を生かす超党派と市民の会・千代田

新宿区 定数4
大山 とも子 現 61歳
日本共産党公認

世田谷区 定数8
桜井 純子  新 51歳
社会民主党公認

中野区 定数3
浦野 さとみ 新 36歳
日本共産党公認

杉並区 定数6
小松 久子  現 64歳
東京・生活者ネットワーク公認

練馬区 定数6
とや 英津子 新 53歳
日本共産党公認

北区 定数3
そね はじめ 現 65歳
日本共産党公認

小金井市 定数1
漠人 あきこ 新 57歳
チェンジ東京!小金井の会

都議選に勝利し、総選挙で共同して野党連合を実現させましょう


共謀罪が成立


 自民党、公明党の連立政権は6月15日の早朝に維新の会の賛成をへて参議院本会議で組織犯罪処罰法改正案を強行採決し、参議院の法務委員会を開催せず「中間報告」と言う奇襲を使い本会議で、いわゆる共謀罪法案を成立させた。

 この共謀罪法案は、憲法と基本的人権を真っ向から否定・踏みにじる極め付きの悪法と言えます。

 今後は、安倍政権による違憲立法=秘密保護法・戦争法制につぐ共謀罪の廃止に向けた取り組みの強化が必要となります。

 合わせて森友学園、加計学園の疑惑を徹底的に究明するために臨時国会の開催や調査のための特別委員会の開催の闘いも続きます。引き続き頑張りましょう。


難病のひろくんの移植手術が成功


 重い拡張型心筋症を患って、アメリカで心臓移植の順番待ちをしていた2歳の稲本啓君(土浦市)は、国内での臓器提供者(ドナー)がみつかり5月中ほどに、都内の病院で心臓移植の手術が成功した。

 「ひろ君を救う会」ではひろ君の心臓移植に必要な3億1000万円を街頭募金で集めようと昨年の12月からつくば駅をはじめTX沿線駅、常磐線沿線駅、イベント会場付近などで募金活動や支援要請の挨拶回りを始めたが、5月にドナーが見つかり即座に手術が行われ移植手術が成功するとともに今は土浦市の自宅に帰ってきている。

 「ひろ君を救う会」では活動を支援してきた金子議員とともに手術の成功の報告を五十嵐市長におこなった。




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