つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2017年7月18日 第1,036号 発行:新社会党つくば支部

文教福祉委員会の研修


 保育園での入所待機待ち、高齢化率の上昇に伴う認知症者数の増加などでの支援体制の充実が求められてきています。

 文教福祉委員会では、富士宮市での相談支援体制について。大津市で実施されている、子ども発達相談センター・子育て総合支援センターでの支援の在り方、いわゆる大津方式と言われている政策について。吹田市では高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画について。を視察研修してまいりました。次号より随時に紹介してまいります。


まちづくり つくバス・つくタク
地区別懇談会


 全国的な人口減少傾向の到来は、生活サービスや地域活力が低下するおそれがあるといわれております。つくば市では、「つくばエクスプレス沿線開発」等により人口増が続いている状況ですが、2035年にはピークを迎え、人口減小に転じることが予測されています。

 将来の人口減少や高齢化社会を見据え、市民の暮らしやすい「まちづくり」を考えていくことが重要な政治課題となります。

 つくば市では、そのような状況の元、6圏域(旧町村)の22か所で7月8日から7月19日までの期間にわたり地区別懇談会を開催しています。19日が最後ですが参加して意見を述べてきましょう。

気になる福島県の
「急性心筋梗塞」死亡率全国1位 


 厚生労働省が6月14日に発表した、日本人の死因別、都道府県別の死亡率(人口10万人当たりの死亡数)に関する2015年調査の結果は、福島県が都道府県別の急性心筋梗塞で男女ともワースト1位だった。

 福島県は調査結果に対して「現状を重く受け止め、健康指標の改善に努力を続ける」としているがストレスは、気づかないうちに体内にさまざま影響を及ぼす。心筋梗塞もストレスが大きな危険因子となるとされている。このようなことからすれば原発事故により長期間の避難生活、帰還したが年寄りだけで孤立している、若者は線量が気になる、古さ里はもう元には戻らないことが明らかになってしまったことへの絶望が大きな要因ではないかと思われる。ストレスは血圧や血糖値を上げ、消化器系の動きを抑制し、血清コレステロール値を急上昇させ、血栓をつくりやすくする。つまりストレスが心筋梗塞の危険因子となる。

 ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの3カ国にある「チェルノブイリ法」では、1~5㍉Sv以上強制移住ゾーン、0,5~1㍉Svは徹底的なモニタリングをする。そして、内部被ばくも含めて「1㍉Sv以上は避難の権利」と補償があり、「5㍉Sv以上は強制移住と補償」がセットになっています。しかし日本には、そのような権利がなく、保証もほとんどない。「20ミリシーベルト以下は健康影響なし」と言っている日本は異常である。

 政府はこのまま健康被害の拡大を放置するつもりでしょうか。(双葉の会会報より)


「共謀罪」法律が施行へ


 改正組織犯罪処罰法が11日の午前0時に施行されました。この法律は従来の「共謀罪」の構成要件を改め「テロ等準備罪」を新設し、その対象犯罪は277に及び、これまでの日本の刑法体系では、犯罪実行後の処罰を原則としてきたことが大きく変わり「内心」の領域にまで警察の監視と操作が及び、表現の自由、とりわけ時の政府の政策に反対や意義を訴える表明が抑え込まれかねないと懸念を表明する人々も多い。

自民&公明が「中間報告」で強行

 法案の成立も強引であった。先の国会で自民・公明は参議院での審議を省略する「中間報告」と言う異例の策で参議院審議を強行した。なぜ公明党は法務委員会の審議を行わずに「中間報告」にしたのか疑問を持つが、時の法務委員会の委員長は公明党の議員でありました。民主主義の基本である議論や審議を無視した運営は許しがたい。

市民による監視と批判を続けよう

 同罪の適用対象はテロ集団や暴力団など「組織的犯罪集団」。犯罪を」計画した二人以上のうち少なくとも一人が現場のしたみなどの「実行準備行為」をすれば全員を処罰できることになる。特に「一般市民が処罰される恐れがあり、社会が萎縮する。しかも犯罪も広すぎる」と言われている。



8・26原発いらない茨城アクション

日時   2017年8月26日(土)
会場   東海村・阿漕ケ浦公園
13時20分~14時20分 集合
14時00分~15時00分  移動・人間の鎖

徒歩で移動し東海第二原発を包囲する

ゲストスピーカー ルポライター:鎌田 慧さん


夏の風物詩 二点


 何もかもが濁流にのみ込まれ記録的な豪雨に見舞われた九州北部では土砂崩れなどで甚大な被害が出ています。

 今回の豪雨は「線状降水帯」と呼ばれる帯状の雨雲が形成されたために起きたものと言われていますが、道路が寸断された山間の集落では高齢者ら多くの住民が孤立。何とか自宅に戻った人たちも変わり果てた古里の光景に経ち尽くすしかない姿がテレビに映し出されています。一日も早い復興を願うものであります。

 関東や東北地域でも時折豪雨の知らせも聞きますが、今年も地域では納涼祭や夏祭りが計画され暑い夏を迎えています。金子議員も地域の一員として地元下広岡の祇園祭や桜並木学園区内の夏祭りに参加をしてきました。

下広岡祇園祭

 7月15日(土)16日(日)の両日に下広岡祇園祭が鹿嶋神社脇の公園で開催され、模擬店が開催され舞台では賑やかに子どもたちの歌う声が聞こえていた。翌16日は町内を一周する神輿が繰り出された。


並木夏祭り

 並木小学区の地域では16日(日)に並木近隣公園で並木夏祭りが盛大に開催された。毎年実行委員会が結成され模擬店の出店も多く、休みなく続く生演奏も楽しいひと時を盛りあげ中に雷雨で早終わり。




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