つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2017年8月8日 第1,038号 発行:新社会党つくば支部

被ばく72周年を考える


 広島・長崎の原子爆弾による惨劇から72年が経過しようとしています。

 第二次世界大戦直後に生まれた国連憲章は、「寛容を実行し、且つ、善良な隣人としてお互いに平和に生活し、国際平和及び安全を維持するためにわれわれの力を合わせ」と述べています。

 しかし、世界各地で紛争は絶えず多くのいのちが失われ、人権が蹂躙されています。

 戦地から逃れる難民は世界各国に散らばり、そのことがまた問題を引き起こしています。
被ばくから20年目の節目に行われた原水爆禁止日本国民会議の結成大会では、「私たちは、あらゆる国の核実験に反対する立場を堅持し、原水爆の完全禁止と、完全軍縮への目的達成を追求する」と宣言しました。しかし、被ばく70年を超えたいまでも、約15000発もの核兵器が存在し、世界平和の脅威となっています。

 戦前への回帰を主張する日本会議に所属する安倍首相が、きわめて反動的政策を展開し、これまで憲法9条に違反するとされていた集団的自衛権行使を容認し、安全保障関連法いわゆる戦争法を強行成立させ、米軍と一体となった軍事行動を可能としました。
また、米軍の核の傘に依存し核の抑止力をする容認する日本政府は、これまでの被爆者の核廃絶の訴えと運動を否定し、被爆国としてあり得ない判断は、決して許されるものではありません。☆

◎◎鶴田まこみさんの集会から◎◎

 茨城県知事選挙に立候補を決意した鶴田まこみさんは8月4日に「いのち輝くいばらきの会」桜ニュータウンの主催による集会が開催されました。

 鶴田さんは、これまで係わってきた児童虐待防止の取り組みや動物保護などにおける小さな命との出会いなどからの体験を交えて、行政の対応の冷たさなど現実を変えようと訴えた。

 また、原発からいのちを守る取り組みとして県内の東海第2原発の再稼働反対を強く主張した。

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原水爆世界大会も開催される

 「核と人類は共存できない」と被爆72周年原水爆禁止世界大会が今年も7月30日には福島市で、8月4日から6日は広島市で、8月7日から9日までは長崎市で開催されてきています。

 いずれの会場でも、日本の核廃絶への深い思いが表明され、被爆者に残された時間は少なく、「国家補償」「原爆症認定」「在外被爆者」などの課題の解決は急を要します。



69回・筑波山ガマまつり


 つくば観光コンベンション協会では、69回目を迎えたガマまつりを記念して「2983=つくばさん」平成29年8月3日から「山の日」の8月11日までを「筑波山ウイーク」として筑波山ガマまつり神事が繰り広げられています。

 3日のオープニングセレモニーでは、筑波山神社境内随神門前でガマまつり神事や光誉上人慰霊祭などが執り行われ、五十嵐市長や筑波山宮司など大勢が神事を祝った。

 また、「筑波山ウイーク」を記念して3日には植樹祭、11日の「山に日」合わせて「ガマレース」の開催、3日の2983=つくばさん記念=筑波山神社の「筑波山の日」限定御朱印と御まもり、筑波山で縁結び…など記念セレモニーが行われた。
金子議員も3日のオープニングセレモニーに参加してきました。


桜ニュータウンで納涼祭が開催される


 金子議員の地元で例年開催されてきている桜ニュータウンの納涼祭が5日に広岡交流センター隣の中央公園で開催された。

 当日は、自治会員の皆さんによる模擬店やバザーの出店など、また子どもたちによる太鼓の音に合わせて盆踊りの輪が広がり、来賓の五十嵐市長からも挨拶があり、楽しいひと時を過ごしました。



東海第2原発20年運転
延長を許すな! 人間の鎖


 2018年に運転期限の40年を迎える老朽原発で、原子炉のひび割れの危険性が高く、火災に弱いケーブルが4割を占め、津波による炉心損傷確率が最も高いなど、事故が起きる危険性が他の原発と比べてもひときわ高い原発である東海第2原発。
しかも首都圏に唯一存在し、30㌔圏内に約100万人が住み、被害の大きさは全国最大級になる、東海第2原発をさらに20年間期限延長し再稼働しようとしています。

 東海第2原発の再稼働を阻止するためには、市民一人一人の声が、行動が大切です。皆さん、参加しましょう。

――― 要 項 ―――
日時:8月26日(土)13:20開始
会場:東海村・阿漕ヶ浦公園で集会
   集会後、原電前で人間の鎖行動
問合せ:金子まで(意見箱をご利用ください。)




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