つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2017年11月14日 第1,050号 発行:新社会党つくば支部

議会質問・一般質問から


消防職員の採用について

質問・金子議員

 消防職員の採用について伺いたいと思います。

 平成29年10月1日採用の消防士と救急救命士の消防職員採用の記事が「広報つくば」で紹介されています。近年は、女性消防士の活躍、活動が伝えられ、つくば市にも6名の方が日常業務につかれています。

 過日、全国消防職員意見発表茨城大会がつくば市内で開催されました。内容は、県内24地域の消防本部から、代表が5分間にわたり弁論するもので、つくば市消防本部の女性消防士藤咲 愛さんが優秀賞に選ばれたことはご承知のことと思います。論文の内容は、外国人の妊婦を救助した際に言われた一言から発表されたものであります。救急現場に男性職員ばかりではなく、女性職員がいたらと、みずからの体験で急患の安心にかかわることから女性消防士の意義や必要性を訴えたものでありますが、今回、市が募集する消防職員の採用についての考え方を伺いたいと思います。

答弁・大山裕幸消防長

 つくば市消防職員の採用についてのご質問でございますが、消防職員の定数条例を基準として計画的に採用しております。採用試験につきましては、男女雇用機会均等法に基づくと、受験者を募集する時点において、男女別の採用予定人数を示すことは適当でないとされていることから、男性及び女性を区別することなく募集をしております。

 しかし、消防の採用試験における体力試験につきましては、女性の採用が困難にならないよう男性、女性の一般的な体力差を配慮して判定基準を設けております。

 今後につきましても、体力試験の種目、実施方法、評価方法を設定し、公平適正に実施してまいりたいと考えて おります。

質問・金子議員

 消防職員の採用についての再質問であります。

 先ほど、お話がありました1999年に男女雇用機会均等法が改正され、追い風によって、都市部においても少しずつ女性の職員がふえてきたということで、つくば市今6名の方がいるわけでありますけれども、どの自治体がどういうふうな形でやっているかというのは非常にわかりづらい部分もあるんですけれども、場所によっては、消防署の採用において女性枠を設けるとかというような自治体もあるというふうに聞きましたが、実際私は、直接それを確認しているわけでありませんので、そのようなことがあるのかどうかわかりませんけれども、全国的には女性消防士が4,200人ぐらい活動中で、これは事務の人とかいろいろな人を含めてなのかよくわかりませんけれども、前から比べるとふえてきているということでありますけれども、私としては、女性消防士の採用への道のりを何らかの形で開拓すべきではないか、それがつくば市の救急医療で市民に対する負託に応えるのではないかというふうに思いますけれども、その辺についてはお考えがありますでしょうか。

答弁・大山裕幸消防長

 女性の消防の活躍する場というようなご質問でございますが、やはり議員がご指摘のように、救急現場では患者の状態などを観察する際、直接体に触れた観察や救命処置を行いますので、女性の患者からすれば、女性の救急隊員でよかったというふうな安心感を提供できるものというふうに考えております。

 また、患者が女性や子供の場合には、女性ならでの感性で的確に対応できるものと考えております。 今後につきましては、女性消防吏員の活躍できる職域を、拡大等を今後検討して進めてまいりたいというふうに考えております。

12月議会の予定

 12月の市議会は11月28日に開会、一般質問は12月4日、5日、6日の3日間に開催されます。


青空の中で週刊「新社会」読者交流会
5日に「サツマイモ」ほりで交流



(さつま芋ほりをする金子さん)

 週刊新社会読書会の交流会が久しく晴天の日が続いた5日に農場を経営する読者の畑が昨年に続き提供されて開催された。

 当日は畑でイモほり、交流の場では仲間の作った料理で舌鼓。

 週刊「新社会」は月4回毎週火曜日(600円)で発行されています。日刊紙ではありませんので日々の出来事の報道や速報性に欠けますが、いま社会で取り上げられている政治課題、例えば総選挙総括の視点や自公による野党の質問時間を大幅削減させる表明など民主主義否定の暴走の姿を深層から報道しております。




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