つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2018年1月16日 第1,058号 発行:新社会党つくば支部

議会質問・一般質問から


 議会活動や市政の報告、地域との係わりなどを中心に報告していきます。 議会の一般質問は質問・答弁を全文掲載していますので、質問者の意図を把握した答弁になっているかなど皆さんの判断でお読みください。

つくば特別支援学校の
   過密状況の解消についての取り組みは①

質問・金子かずお議員

 つくば特別支援学校の過密状況は、2007年の開校以来、入学児童の増加が続き、過密状態は深刻で、県教育委員会が2015年3月に、第2期特別支援学校整備計画を発表しましたが、開校当時の予想であります180人程度の子供たちから390人を超える児童生徒となってしまいました。
つくば特別支援学校では、毎年、教室をロッカーで仕切って2教室にして使用するなどし、また、家庭学級や調理室を普通学級に転用をして過密緩和策が講じられてきていますが、その努力にもかかわらず対応に苦慮している状況と聞きます。
平成30年度、平成31年度における新たな方針も提起され、対応は進められているようでありますが、今日のつくば特別支援学校の現況について伺いたい。


-第2期県立特別支援学校整備計画で
  伊奈特別支援学校区と石岡市に新設特別支援学校区が新設される-

答弁・門脇教育長

 今年度8月1日現在の児童生徒数は412名になっております。10年前の開校時は211名でありましたから、この10年間で約2倍になっているということでございます。
このため、先ほど議員もおっしゃっていましたけれども、不足している教室は、多目的室だとか特別教室を転用し、普通教室をパーテーションで仕切って使うといったことをしておるようでございます。

 こうした状況を踏まえて、茨城県では、第2期県立特別支援学校整備計画を進めており、平成30年度からは旧茎崎町は、現在、増築工事を行っています伊奈特別支援学校に通う。
また、旧筑波町は、平成31年度に開校する予定の石岡市の特別支援学校に通学することになっております。このような通学区域の変更によって新しい学校に移る児童生徒数ですけれども、今年度在籍している生徒から割り出しますと94名となります。
実際の移動に関しましては、現在、特別支援学校において個別相談を進めている、事情によって新しい通学区に通えないというような子供たちが出てくるということで、明確に決められない事情がありますので、最終的な移動人数はまだ把握できていないという状況であります。


-整備計画で伊奈学校区と石岡市の新設学校区で
  つくばの子供たちは分断か、部門別で児童生徒の学年別児童数は-

質問・金子かずお議員

 新しい流れの形が出てくる、今ほど教育長のほうから話がありました、石岡あるいはつくばみらい市のほうへ子供たちが通学をするというようなことは、この時点では知り得ておりますので、少し角度を変えるというか、ちょっと質問がしづらいというか、そういう状況でありますけれども、少し確認のために質問していきたいと思います。

 つくば特別支援学校における、部門別に行きますと、A部門、B部門とあるわけでありますけれども、B部門で学ぶ児童生徒の学年別の児童数をお尋ねしたいと思いますけれども、今どのくらいの子供がいるかというのは、先ほど話がありました412名、在校生がいるということはわかりましたけれども、そのうち94名が転出ということでありますが、そういう状況の中で、学年別の人数を教えていただきたい。 


A部門の生徒数(知的障害教育部門)

答弁・門脇教育長

 つくば特別支援学校に来る、A部門で学んでいる学年別の児童数でよろしいでしょうか。
小学校1年生から高校3年生まで人数の数字を申し上げます。小学校が1年生から11名、16名、17名、10名、24名、12名、中学校が1年生から35名、22名、32名、高校が1年生から33名、47名、32名、合291名ということになっております。 


-A部門での地域別生徒数は何人-

質問・金子かずお議員

 同じこの子供たち291名のA部門に学ぶ児童生徒のもともとの地域別の児童数がわかったら教えていただきたいと思います。


-地域別生徒数は下記のとおりです-

答弁・門脇教育長

 茎崎地区では29名、筑波地区では65名、大穂地区では29名、豊里地区では14名、谷田部地区が一番多くて96名、桜地区が53名というふうになっております。


-B部門では(肢体不自由教育部門)-

質問・金子かずお議員

 B部門で、先ほどと同じように学年別の児童数を教えていただきたい。


-B部門の生徒数は下記のとおりです-

答弁・門脇教育長

 これも小学1年生から順に数字を申し上げていきます。
小学校が1年生から6名、11名、14名、11名、13名、8名、中学校が1年生から10名、6名、10名、高校が1年生から10名、11名、11名、合計121名であります。


-B部門での地域別生徒数は何人-

質問・金子かずお議員

 B部門でも地区別に教えていただきたいというふうに思います。


-B部門での地域別の生徒数は下記です-

答弁・門脇教育長

 B部門での旧地区別の児童数、こちらは茎崎地区が1名、筑波地区が4名、大穂地区が8名、豊里地区が1名、谷田部地区がこちらも一番多くて18名、桜地区が10名になっております。


-今の特別支援学校に移動する生徒数は-

質問・金子かずお議員

 支援学校で、平成30年に、今の特別支援学校に移動する生徒数というのは何人なのでしょうか。
地区別か、あるいは年齢別も分けてわかりましたら教えていただきたい。


-旧茎崎町が対象地区で29名です-

答弁・門脇教育長

 今、増築中の伊奈特別支援学校に通う予定の児童生徒は旧茎崎町が対象になっておりますので、この地区の今年度の在籍数は29名となっております。
先ほども申し上げましたが、この29名が、全部伊奈特別支援学校に通うかどうかについては、まだ確定していないということは申し添えておきます。




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