つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2018年6月12日 第1,078号 発行:新社会党つくば支部

議会報告・一般質問から


引き続き景観や環境に十分配慮した地域づくりについて。

盛り土・資材置き場などの環景観に関することについて②

質問・金子かずお議員

 これも行為は法律に基づいた行為でありますので、進められているわけでありますけれども、そういうことを踏まえた上で、近隣住民が事業行為に不安や懸念を抱いているということについてあるわけでありますけれども、市としては、心配が持たれないようにするためのことについて、どのようにその不安を解消していくのか。

 また、先ほど事業者の中の話として、違法行為をして県から許可を取り消しされているというような形になっていますけれども、そういうことでできなくなる期間とかが定められているわけでありますけれども、他の自治体などでも同様のことがあるということで、その欠格条例をきちっとした形にしているのか、そういう話も聞いておりますけれども、その辺の考え方としてはいかがなのでしょうか。


答弁・生活環境部長

 近隣にお住まいの皆様が不安や懸念を抱いていることは十分理解しております。

 つくば市の土砂等の埋め立て等の規制に関する条例では、事業者の責務として事業の施行に当たり、良好な生活環境の確保並びに災害の防止に関し、必要な措置を講じるよう努めること。 

 また、周辺住民の理解を得るよう努めなければならないと定めていることから、事業者に対して住民の不安を払拭するよう強く指導してまいりたいと考えております。

 さらに、埋め立て事業者の要件につきましては、県の埋め立て事業などの許可停止期間は申請できないような条件を付する条例の改正を進めてまいりたいと考えております。


質問・金子かずお議員 

 今ほど部長の答弁で、条例などを新しく策定していくという話でありますから、それらに期待をしている方も多く出るんではないかなというふうに思います。先ほども話をしましたけれども、法律に基づいた行為でありますし、これから本申請という形になるまでの期間が、動きが早い。たくさんあるわけですから。そういう点で、表面に出ていることがいっぱいあるかというふうに思います。そういう点で、市民が不安になってくる部分があろうかというふうに思います。

 そこで、市長に改めてまたお尋ねしたいと思いますけれども、市長は常々市民に寄り添う政治を表明しておりますが、近隣住民からのこれらの要望に対する、市として、法律に基づいた行為の中でありますけれども、市長としての考えというのは、この件に関してお持ちいただけるのかどうかということをお尋ねしたいと思います。


答弁・五十嵐市長 

 既に議論で出ていますけれども、つくば市の条例には欠格事項が定められていないわけですね。県や、ほかの自治体にあるような、例えば違法行為を行っていたら、5年間許可がおりないといったようなことがつくば市ではない中で、結果として、そういう業者にとっても一つのターゲットになってしまっているのだという認識を持っておりますので、これについては本当に急ぎ、条例の整備をしていかなくてはいけないと考えておりまして、担当課に指示を出しているところであります。

 そういった中で、当然、条例の整備とあわせて、違法行為を行うような業者あるいは当初の協議と違うことをしているような事業者に対しては、やはり厳しく指導をしていくということ。

 適正に運用しながら、毅然とした態度で臨んでいくということが必要だと思っておりますし、やはり地域の住民からすれば、非常に不安が大きいところだと思うのです。自分の近隣の土地が、何が埋められてしまうかわからないような状況、あるいは、今まで落ちついていた環境だったものが激変をしてしまう可能性、あるいは通学等での大型工事の心配、さまざまある中で、やはり市民に寄り添う姿勢というものを考えれば、地域住民の立場に立って、その不安をどうすれば解消できるか。

 そして、根本的な問題をどう解決できるかというのをやはりこれは行政の総力を結集して考えて、かつ、取り組んでいく問題だという強い思いを持っております。


質問・金子かずお議員

 たまたま今議論している地域は、つくば駅からそう遠くない地域であります。そういう環境のところはたくさんあるかというふうに思いますね。

 ですので、それをどうしていくかということになれば、定めをきちっとつくって、それに対応していくということになるものでありますから、それらを速やかにつくり上げていっていただきたいということをお願いして終わりにしたいと思います。




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