つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2018年6月26日 第1,080号 発行:新社会党つくば支部

金子かずお議員の一般質問の内容


 6月12日から始まった、6月つくば市議会定例議会も19日、20日、21日の一般質問が終了し、昨日は総務委員会と文教福祉委員会が開催され、本日26日は市民経済委員会、都市建設委員会が開催されます。

 6月議会での一般質問通告議員は17名でした。金子かずお議員の一般質問は21日に終了していますが、以下の内容で質問を行っていますので紹介します。


◎小田城跡について


(発掘調査と整備が進む小田城跡)

質問趣旨・・・小田城跡は鎌倉時代初期の築城で、この時代の代表的な平城であり、小田氏の居城として何度もの攻城戦を経験してきた城であります。
関ヶ原の合戦後佐竹氏の秋田国替えによって廃城となり、江戸時代には堀や土塁は壊され耕地や屋敷となり、城跡区域は集落化したと聞きます。ここでは、北畠親房が「神皇正統記」を書いたところとして有名であり、昭和10年6月7日に国史跡に指定をされました。

 国史跡の小田城跡の発掘調査並びに復元整備も落ち着き、現在では小田城跡歴史ひろば案内所で、これまでの発掘調査による成果を元に本丸跡とその周辺を中心にした歴史の営みなどについて来所者への対応を行っています。
また、市の主催や民間の主催、地元の方々によるイベントなども盛んに行われてきていると聞きますが、歴史ひろば案内所以来の取り組みについて伺いたい。


◎農業政策について

質問趣旨・・・政府は半世紀近くにわたって続けてきた米の生産調整、いわゆる減反政策を今年から廃止しました。これからは農家が、自らの判断で米の作付けを行うことが出来るようになります。しかし減反廃止に当たり、政府は別の形での、米作りへの関与を深めています。

 減反廃止後の米価格や米作りなど日本の農業に係わる大きな変化であるとともに、つくば市の農業政策についても大きな岐路に立つものであります。そこで何点か伺いますが、①米の生産規制を外すメリットとしてはどのようなものがあるのか伺いたい。②メリットがあればデメリットもあるかと思いますが、デメリットについてはどのようなことが懸念されるのでしょうか伺いたい。③これまでに減反政策で出されていた補助金対象の農業政策はどのくらいあるのか伺いたい。④この減反廃止の政策で農家に与える減収、また増収はどのくらいになるのか伺いたい。以上、どのように農政が変わるのか伺います。



(一般質問をする金子かずお議員)

◎ふるさと納税について

質問趣旨・・・ネットを通じて寄付ができる事や返礼品が注目されることもあり、ネットショッピングのイメージから納税者から「返礼品の発送が遅い」などと文句を言われるケースもあると聞きます。国民には納税の義務が定められ、税金は、都道府県や市区町村が公的サービスを行うのに必要な費用をまかなうために使われます。
日本は民主主義国家なので、税金に関する法律は、国民の代表者が集まる国会で決められます。同じように地方公共団体の税金である地方税についても、その地域住民の代表者が集まる地方議会で決められています。

 昨年6月議会でふるさと納税について質問をしました。返礼品の制度などについてはいささか疑問を持ちますが、課題と成果についての答弁があ りましたが、部長は昨年の答弁で、寄付を集めるだけではなくつくばを知ってもらう、来てもらうことが重要であると述べていますが、つくば市は納税実績を伸ばした内容についてお知らせください。


◎原子力災害時の広域避難について

質問趣旨・・・東海第二原発は東京から110㎞、事故が起きれば東京も被ばくを免れない、まさに首都圏の原発であり、東海第二原発は福島第一原発と同じ沸騰水型で、3・11大震災で損傷した危険な老巧原発であります。

 東海第2原発の再稼働と運転延長を巡っては規制基準の適合性などが審査会で審議中であります。再稼働には避難計画の策定が必要であります。つくば市における原子力災害時の対応について5点について伺いたい。

①茨城県広域避難計画について。
②避難者の受け入れ計画の全容について。
③つくば市も被災地となった場合の対応について。
④東海第二原発以外の原子力施設の安全性について市の考えを伺いたい。
⑤原子力災害時における広域避難に関する協定書について。

以上の4項目について一般質問を行いました。質問内容は、つくば市議会のホームページで紹介されています。




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