つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2018年8月21日 第1,087号 発行:新社会党つくば支部

東海第2原発再稼働STOP!


茨城県大集会

 東海村にある東海第二原発が再稼働するか、廃止となるか岐路にきています。国土とふるさとの喪失を避けるために、「再稼働にNO!」の声を上げましょう。

日時:9月1日(土)13時半開演
会場:駿優教育会館8階ホール(水戸駅北口向かい)

*集会後にアピール・デモ
主催:同実行委員会
賛同:五十嵐立青(つくば市長)、今泉文彦(石岡市長)、島田穣一(小美玉市長)、原浩道(潮来市長)、海野徹(那珂市長)、染谷森雄(五霞町長)、中島栄(美浦村長)、原中勝征(元日本医師会会長)、ほか

生活保護と担当職員の悪戦苦闘テレビドラマ化され評判呼ぶ


5月末まで野田市議で勇退した友人から下記の記事が紹介されましたので、今号の新社会つくば版で紹介します。


 柏木ハルコ原作漫画、「健康で文化的な最低限度の生活」のテレビドラマ(毎週火曜日21時、フジテレビ)が評判だ。
売出し中の吉岡里帆が新人ケースワーカー、義経えみる役で、役所の空気を読まず波乱を起こしながら大奮闘。

 第4回の先週はDVで離婚した6歳の娘を育てるシングルマザーで、受給者の岩佐朋美を安達祐実が好演。一生懸命で前向きゆえに追い込まれ、娘に厳しく接し、一人の時にはぞっとするほどの表情を浮かべる落差がすごかった。

 再就職活動をしても就職できず、思わず就職できたと嘘をつく彼女の心の葛藤を知らず、義経と同期で、同じく一生懸命な七条竜一が追い込んでしまう。
岩佐が悄然としてあわや飛び降りという時に義経が駆けつける。頑張らなくていいんだと声をかけると、岩佐は初めて人前で号泣する。

 原作者の柏木ハルコが丹念に取材を重ねた漫画を元に、日本の貧困の無常さを浮き彫りにする。
もちろんこれはドラマだ。しかし、現実の政治の貧困が不安と生活苦をもたらしている中、憲法25条で国民の権利として保障されている、「健康で文化的な最低限度の生活」を担保している生活保護の抱えている問題がそこに見てとれる。

 そして保護受給者を他人の税金で暮らす厄介者と見る自己責任の社会の闇が広がる。これを転換させるきっかけになるかが課題だ。ボーっと見てるだけではすまない。


議会報告・一般質問から


図書館の未返却本について

質問・金子かずお議員

 つくば市立図書館は、開所時の22万冊体制から30万冊体制の書籍数となってきていると聞き及んでおります。なかなか住民要望の分館構想には遠い状況であります。それをカバーする方向として、交流センター図書室がありますが、今後の対策も必要かと考えられます。

 そのような中で、貸し出した本が戻ってこない、10年以上も返却がないなど、全国の公立図書館で、未返却本の対応で頭を痛めているようであります。督促事務では「はがき」を送る費用や手間もばかにならず、長期未返却本について請求権を放棄した自治体もあると聞いております。つくば市における未返却本の現況について伺いたい。



(議会で一般質問する金子かずお議員)

答弁・教育局長

 市立図書館での未返却本への対応と現状についてですが、図書の返却期限は貸し出し日から2週間としています。その返却予定日からさらに15日間経過した場合には、電話やメールにて督促を行うとともに、新たな本の貸し出しや予約等のサービスを停止しています。

 特に、早目の対応が未返却本の減少に有効であると考え、毎日電話やメールで返却をお願いしています。

 さらに、3カ月以上経過しても返却されない場合には督促状を送付しています。

 平成28年度は督促状を664通送付しており、郵送料が5万4,448円となっています。現在の未返却状況につきましては、過去5年で126人、416冊、10年になりますと686人、2,126冊となっています。


質問・金子かずお議員

 図書の購入等については十分なのか、また、つくば市の図書館の利用についてお尋ねしたいと思います。


答弁・教育局長

 次に、図書購入についてですが、つくば市立中央図書館の利用者数は県内でもトップクラスであり、入館者数約55万人、貸し出し冊数が約99万冊とたくさんの方に御利用いただいております。
蔵書数は、雑誌、視聴覚資料等を含めますと約31万点になります。中央図書館の設計上の図書収納能力は22万冊であり、現状では、これ以上の所蔵は困難な状況にあります。
図書資料につきましては、毎年約2万点購入しておりまして、今後も利用状況や市民からの要望等を踏まえまして図書資料の充実に努めていきたいと考えています。




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